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表題作身勝手な純愛

菊理鷹邦、老舗百貨店の創業家の次期後継者
仁礼永紀、鷹邦の幼馴染で菊理家の顧問弁護士

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

菊理家の顧問弁護士である永紀は現当主が病に倒れた事により、絶縁中の彼の孫である鷹邦と和解をさせようとする。そんな永紀に鷹邦は「家に戻る代償を、おまえの体で払え」と要求し!?

作品情報

作品名
身勝手な純愛
著者
柊平ハルモ 
イラスト
駒城ミチヲ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403524035
3.1

(11)

(0)

萌々

(4)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
33
評価数
11
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

7割ヤってる結局デロ甘な結末に大満足★

この本を読んでいてページが半分あたりに差し掛かった時、「あれ?まだこの2人、再会してヤってるだけだよね?」と、一旦考え直すほどに最初から最後までたくさんのエロが詰まったお話を読んだのは初めてでした笑。

ざっくりあらすじとしてまとめると、
受けさんの永紀は、恩人でもある鷹邦の祖父の為にと不承不承ながらに鷹邦との再会を果たし、あれよあれよという間に身体との取り引きで祖父の会社を継がせることを交渉成立させ、愛人立場として鷹邦のパートナーとなり鷹邦を新たに社長に据えて会社を立て直す話なのですが。

攻めさんの鷹邦は本当に最初から分かりやすくアピールしてるんです。
いや、むしろ、小さい頃から子どもながらのアピールをしていたんです。
だからこちらとしては、健気な一途俺様攻めってどんだけ萌え要素もった攻めなのー!と、大好きなキャラクターでした。
ただ、永紀が…!
本当に鈍いというか恋愛という概念が根本からないというか…。
鷹邦の祖父の為に生きてきたような実直すぎる受けで、だからこそ、祖父から離れた鷹邦に対していい感情もなく、それが余計に両想いに至るまでに長くかかったんだろうなあ…と。
ページ数的に最後の数ページまでは鷹邦の片想い奮闘劇だったので、実った瞬間心底
「鷹邦良かったね!!!!」
と、伝えたくなりました笑。
その後のお話が最後にチラッとあるのですが、なんだかんだと甘々な2人に落ち着いていてほんの数ページにもかかわらず、ニマニマが止まりませんでした(*´罒`*)
この2人、好きです( *´︶`*)

5

受け視点なのに攻めの感情ダダ漏れに萌えた

読んでて感じたことを全て潤潤★様が書いて下さってるので
被る点があるレビューで失礼しますm(__)m

そうなんですよ、
冒頭からやりとりが延々と続くなぁとページ数を確認したら既に1冊のうちの半分消化。
進みが遅くないか???(困惑)

その間、受けはほぼプリプリ怒ってるだけ。
これが個人的に非常~~~~~~~に疲れた。
自分勝手な願望をひたすら押しつけグダグダグダグダ(;´Д`)
弁護士の肩書きで頑張ってきたのはわかるけど賢い人には思えない。
(攻めの前だと平静を取り繕えないほど荒ぶってるだけなんですが)

正直、序盤の受けの性格は中立~趣味じゃないです。

でもですね。
攻めの一途な片想いっぷりがめちゃくちゃ萌えた。
子供時代は受けが好きすぎて気を惹こうとイジメちゃってたんですが、
好きでちょっかいかけてるんだなーって描写がわかりやすいんですw
受けは恩人である攻めの祖父しか目に入っておらず、攻めの完全一方通行の想いが切なキュン。
拗らせ拗らせた結果 少し意地悪な態度を取るけれど、ポロポロ零れる本音が萌える!!!

そんなこんなで長年片想いしてた受けと棚ボタでベッドインできたもんだから
噛みしめるようにキスをするのが甘くてニヤニヤが止まらなかった////

がしかし。
めいっぱいの愛情がこもったキスの雨なのに受けは鈍感すぎて気付かないというw
oh…攻めの一途さが不憫になってくる(´・ω・`)
でも一緒に仕事をしているうちに攻めの魅力に気付けて良かった良かった。

最後の最後まで鈍感な受けに対し、
攻めが長年の想いを吐露するのがガキ大将の告白みたいですごく可愛かったです!
スルッと素直に切り替われない幼馴染み関係は萌えしかない(^///^)

受けの性格は最初は読んでて疲れを感じましたが
後半は少しずつ怒りっぽさがなくなって楽しく読めて良かったです。

1

純愛…純愛?

老舗百貨店の俺様御曹司鷹邦と、ツンデレ童貞処女弁護士永紀の王道ラブストーリーです。

総資産1千億越えの菊理家のお坊ちゃんでありながら、やや放蕩気味な鷹邦は実家を飛び出し独自で企業を立ち上げていた。そんな中、幼馴染の永紀が彼の元を訪れる。
現当主であり鷹邦の祖父である鷹逸郎の頼みで、鷹邦を実家に連れ戻すため。永紀にとっては天敵でしかない鷹邦の所へ行くのは本意ではなかったが、恩人に報いる為、やむなく頭を下げに行ったのだった。(正確には下げてないが)そこで鷹邦は交換条件として永紀の身体を要求する。


んー、永紀のツンデレっぷりはとても可愛いです。
が、先の展開がわりと序盤から読めてしまったので、少し退屈かなぁ、と思いました。
それと、大企業の社長とその顧問弁護士という関係上、恋人同士というよりビジネスパートナーとしての面の方が強く出てた気がします。



0

気づいてないのは求められた本人だけ

 菊理鷹邦は、とある百貨店経営者の御曹司。
 けれど、彼はその仕事をヨシとせず、自身で会社を立ち上げ、地元企業を支援していた。
 鷹邦の祖父に恩がある永紀は、なんとか鷹邦に会社を継がせようとするが、その代償として、鷹邦から求められたのは、永紀自身だった。

 物語はテンポもよく。
 どれだけ鷹邦が永紀のことが昔から好きだったのか。
 鷹邦が永紀のことが好きでやった行動が、どれだけ誤解を招く迷惑行為だったのか。
 そして、気持ちが伝わらなくても、鷹邦が永紀をどれだけ大切に思っているのか。
 というのがわかりやすく描かれています。

 なので、間延びもしてないのでよみやすいと思います。
「気づいてないのは求められた本人だけ」という王道なお話が好きな方にはオススメします。

0

恋敵はじいちゃん、なんだけどなー

2016年刊。
身寄りのない弁護士・永紀は老舗・喜久栄(きくえい)百貨店の創業者であり資産家の菊理鷹逸郎(くくりよういちろう)氏を恩人として慕っている。
病に伏せっている鷹逸郎の為にと、絶縁した実孫・鷹邦(たかくに)を説得して跡を継がせようと試みるが、幼い頃からウマの合わない彼から身体の関係を強いる交換条件を持ち出されて…

幼い頃から鷹邦が何かとちょっかいを出すのは、間違いなく好きな子に相手にしてもらいたいフラグだというのにてんで気付かない永紀。
条件ではいくら鷹邦が優勢でも永紀の鈍感力は相当なものだ。

それはともかく、読んでいる途中の文庫本の厚みを確認してみると、身体の関係を了解してからベッドシーンへって展開が話の前半を占めていたのにはちょっと驚いた。
おかげで今回読み進めるのに難儀したぞ…
個人的に読みたかったのは、お仕事BLの部分、鷹邦が喜久栄百貨店の社長に就任してからの切り込みぶりだったのにな。
後半では無難にまとまっていたものの、あっさりと終わってしまってもの足りない。

実の祖父や顔見知りの弁護士事務所所長(永紀の上司)といった鷹邦を昔から知る人達が期待を寄せるのは伝わるが、彼自身の手腕とか周囲を惹き付ける魅力ってのを堪能したかった。
永紀が鷹邦にほだされていく過程も、彼と繋がりのあるこの二人からの評判を通してのものって印象が強く、本人がはっきりと自覚するような決定的なきっかけってのが掴めていないような気がする。

ラブシーンをメインで打ち出している訳でもないし、お仕事BLとしても幼馴染みの拗れとしても中途半端さがあって残念だ。

0

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