ココロニイツモ

kokoro ni itsumo

ココロニイツモ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
46
評価数
11件
平均
4.2 / 5
神率
36.4%
著者
 
媒体
コミック
出版社
新書館
シリーズ
Dear+コミックス(コミック・新書館)
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784403665271

あらすじ

商店街の片隅に建つ中古レコード店・きつね屋。そこには店長の東海林と、彼に拾われた青年・タイが暮らしている。タイには拾われる前の記憶が一切ないかわりに、一度聴いた旋律は忘れないという能力があった。生活力が低くあぶなっかしいタイの世話を東海林はマメに見ているが、二人の関係は店長と店員、それ以上でも以下でもない。だが近頃タイは、東海林に触れていると胸がくすぐったいような気持ちになる自分に気づき……?

表題作ココロニイツモ

東海林唯 中古レコード店店長兼便利屋
タイ (律果)

その他の収録作品

  • bonus track(描き下ろし)
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数4

このままがよかったな。

お店ものが好きなので、特に期待しないで(すみません)購入。
作家さんも初めての方だし……と思ったら、以前「恋と罪悪」読んでました。ああ、あの方か。
中古レコード店を営む東海林と記憶喪失のタイ。加えて、上の雑貨屋のサトコさん。
この三人の関係が、とても好きでした。
最後はタイの過去絡みで色々ある訳ですが、ここらへんがちょっと微妙だったような。
とんでも設定がいきなり出てきます。まあ、それでタイの能力の説明も付きますが、ここまでなくてもよかったような。
加えて、最後のエロも個人的にはなかった方がいい気がします。

独特な雰囲気で、次回作も楽しみになりました。


 

2

好きの種類を考える大人たち

※ネタバレ含みます。

数えきれないほどの曲を知っていても
「好きな曲は?」と問われたら答えは「ない」
なぜなら「好き」を知らないから
…なんて悲しいのだろう。

舞台は札幌ですね。よくあるパターンの、記憶喪失が登場する話じゃないだろうと思ってはいましたが、後半の展開にはちょっと驚きました。その部分で好みが分かれる作品かもしれません。後半にかけシリアスが目立っていきますが、ゆるふわキャラなタイという子に関わる人たちがいつでも温かくて愉しげで、ほのぼのとした雰囲気が漂っているのがいいです。そしてどのキャラクターも印象的。「好き」を知っているつもりの人も知らない人も、何歳になっても...登場人物たちが「好き」について考える…そんな一冊だったような気がします。

しかしなぁ...bonus trackはやはり、ないとダメだったのだろうか。このふたりなら急にそうはならないほうが自然かなと思ってしまう自分は、ここでがくんときてしまった。もしエッチするならそこまでの過程がもう少し大切に描かれていてほしかったです。個人的には本番はなくてよいから、息ができないようなキスを追加の一曲と続きしてほしかったですね。ふたりのキスが、あんなにも素敵だったので。

久しぶりにロッカー・ヒロシがお店にやってきて、3人でレコードを聴いているシーンがとても印象的でした。たうみ作品の中だけで出会えるような、音楽やファッションの表現、やっぱりいいなぁ。タイが着ていたケーブル編みカーデやダッフルコートも、すごく似合ってて可愛かったです。サイズ感までぴったりで。

8

意欲的で魅力的だが、今ひとつまとまり切らず?

札幌のちょっと中心から外れた商店街の片隅の中古レコード屋。
その「きつね屋」の店長・東海林に拾われた、記憶のない青年タイ。
一度聞いた旋律は忘れない、音楽の生き字引のような彼だが
好きな音楽はないという……


たうみまゆさんは好きな……というか、とても気になる作家さん。
この新作も、そのひと味違う独特の味わいは健在。
CD屋じゃなくてレコード屋というところもいいし、
商店街の彼らに関わる人たちもとても味わい深い、
人の感情や記憶と分かちがたく結びつく音楽というモチーフも、
一話ごとに一つの曲が当てられている構成も秀逸……

だったのだけれど、テーマが結構大きかった為か
今ひとつまとめきていない感じが残念だったかと思う。

  浮き世離れした子どものようなタイ。
  無垢な彼が「好き」という感情を知る。


後半、え?そういう背景でしたか?という
少々トーンの変わった感じについていけなかったこともあり
すごく感動的なテーマと結末に
個人的には浸りきることができなかったのが残念だか、
登場人物達も暖かく魅力的で、テーマや構成も意欲的な作品。続き
今後もますます楽しみな作家さんだなぁと思った。

4

音楽の天才

中古レコード店を営む東海林(攻め)は、ある日ゲイバーのママから記憶喪失の青年(受け)を預かる。1年前にひどい様子で行き倒れていたというその青年にタイと名を付け、共に暮らすようになるが、タイには記憶がない代わり、一度聴いた音楽をすべて記憶するという能力があった。


記憶喪失の受けと、中古レコード店店長の攻めの話です。
受けには聴いた音楽をすべて記憶する能力があり、その能力を使ってレコード店の客の「こんな曲を探している」という要望に応えています。
攻めはレコード店とともに便利屋もしています。やや無愛想ながらも、音楽以外には圧倒的に知識が足りない感じの受けの面倒もよく見ています。
夜には店舗兼住居でくっついて眠っています。

一般常識もなく、言葉も知らず、「好き」という感情も理解できなかった受けが、周囲の人々との交流や、音楽を聴いたりして、攻めに対する気持ちが他の人に対する気持ちと違うことに気づいていきます。
そんな穏やかな日々が、受けを探していた人物によって壊されます。

じんわりする、いい話でした。でもちょっとわからなかった点がいくつかありました。
なぜ受けは、続き自分から元の居場所に戻ろうと思ったの? とか。探されていることがわかったとは言っても、自分から逃げ出した場所に自分から戻る意味がわからない。攻めの安全を盾に脅された、とかならわかるんですが。
あと、攻めがいつ受けを好きになったのかもよくわからなかった。
それから、悪役というか受けの元保護者の設定がよくわからなかった。出てきたのも突然すぎたし、受けに執着していた割にあっさり手放すし、そもそもなぜ攻めと会ったのか。受けを取り戻そうとしている攻めとわざわざ会うなんて、危機意識が足りないと思う。

受け攻めのレコード店の上で雑貨屋を開いているサトコさんというキャラがすごく好きでした。三十路なのに受け攻めのお母さんみたいでした。
サトコさんはじめ、いろんな人に可愛がられてる受けは微笑ましかったな。

7

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