黄金のひとふれ

ougon no hitohure

黄金のひとふれ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
18
評価数
8件
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784344837515

あらすじ

傷ついた指先を真っ新なハンカチで包んでくれたその人は、呆れるような千晶の言い間違いに怒ったりせず、ただ深く静かな瞳で見つめた―。千晶はある事情から、生きて呼吸をすることすら困難に感じている。バイト先のオーナー・神野からそっと触れてもらった出来事だけ大切にしようと決めるが、そんな千晶に神野は「きみが欲しい」と告げて…?

表題作黄金のひとふれ

神野長利,社長・バイト先のオーナー
柏山千晶,ダイニングレストランの新入りバイト

その他の収録作品

  • フローレス
  • その日までの
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数3

ヘビーでいてふわっとした話

幼い頃の病気が原因で、自分の存在が許されないもののように感じている受けと、受けがバイトするレストランのオーナーであり実業家の攻めのお話です。
攻めが推定三十代、受けが19歳という年の差カプ。

受けのキャラクターがかなり特異です。電車の椅子に座れないのですが、それは自分なんかが座っていい椅子ではないと思っている、卑屈とは少し違った自己否定型のキャラです。強迫観念と作中では書かれていましたが、ADHDや、そんな感じの症状もあるように思います。
対する攻めは、寡黙で表情筋が皆無の実業家。経営するレストランの視察に来た時に受けと出会い、受けの怪我の手当てをしたことから縁が生まれます。

もう、とにかく受けに対して「もっとしっかりせぇよ」的な気持ちになる作品でした。攻めと出会った時点で同居している彼氏(?)がいるのですが、アパートに置いてもらっていて、彼女のいる攻めの性のはけ口になっていて、セックス中に首絞められても文句も言わない。アホ男の言いなりになっていることにも、その状況に不満を抱いて改善させようとしないことにもイライラ。
これは前記の「自分なんかが生きててすみません」的な続き性格ゆえのものなのですが、この性格の受けの視点の話だったもので、始終「何でそうなる!」と突っ込みながら読んでしまいました。そしてその受けを救うには、攻めの厭世的なキャラクターでは難しく、なかなかスパッと気持ちよく解決しないので、モダモダしてしまいました。

とは言え攻めはなかなか好きなタイプのキャラではありました。厳格な家庭で育ったために表情筋皆無で、人の気持ちを察するのが上手くない感じ。受けに「殺し屋みたい」と思われているような強面なのに、外見フワフワ中身ボヤボヤの受けを「可愛い」と思っているのが微笑ましかった。

何となく、昔の可南さらささんとか月村奎さんみたいな作風だなぁ、と思ったりしました。薄幸な子供受け、寡黙な大人攻め。
そういうタイプのカップリングや、年齢差、体格差お好きな方に良いかもです。

1

でもその人生には千晶がいない

(デロ甘印象を与えたところあり、すんません訂正・・)
なんでこの本をGETしたのか理由を思い出せず。
とりあえず積み本の中にあったので読了。初読みの先生でした。
タイトルは、攻めさんが受けさんに言うセリフ。
この本の中で一番好きな箇所。わりと半泣き。

受けさん:
 小さなころの病気のせいで ずっと自分は男性として不完全だ 
 と思っていたのが
 主な理由となって、生きてていいのか自分 とぐるぐるしている子。
 ちょっと理由が弱いなあ と思いつつ、受けさんの切羽詰まっている
 ぐるぐる描写を読んでると ついシンクロ。
 (電車の空いてる椅子にも座ってはいけない気がして
 座れないと感じてる)
攻めさん:
 厳しい財閥一家に生まれ、テレビもあまり見ずに成長したっぽい。
 表情筋なし。受けさん曰く「ロボット」
 お金を殖やす才能はばっちり。

そんな受けさんに攻めさんが一目ぼれしたらしい。
惚れたと自分で言ってるが、表情筋等ないため、読者にはそこに至るまで全く分からず。

でもどうしたらいいかわからないから、秘書にどうしたらいいか聞いた と
続きけさんにカミングアウトする攻めさん。

告白するにあたり、薔薇の花を買い、それでもだめなら○○○○
(≠なまもの です。)を見せるんだ と秘書さんに指導され、
(指導するんだよ、クールな秘書(女子)が)
忠実に実行しようとする攻めさん(笑)
いったいどんだけ入ってたんだろう とちょっと興味津々なんだけどな。

それから受けさんを保護する前から、これ着せたら可愛いかも 的に
着せるものをひそかに備蓄してたりする攻めさん。
毎日違うパジャマを着せたり(白い ふわふわ系 笑)
どんなにまずい料理であろうとも残さず食べたり
でも頑張ってるという様子なんかも一切みせず。

読んでる私は、めっちゃ健気じゃん!ときゅんきゅん。

わりと寡黙だし、受けさんにメロメロ
(としか思えない。本人も惚れてると言ってる)だし 
と私的なドツボだったので、こっちも陥落。
いやメロメロという言葉が悪いのか。
こいつだ! という直感のもと、絶対手放さないって思ってるらしい。

書きっぷりに強引だなあと思う箇所もありますが、
寡黙な攻めさんにノックアウト。故に萌2.
寡黙な攻めが好きな方にはオススメかも。

2

あーちゃん2016

手間なんて、そんなん全然ですー
正しく伝わらないとね!
いつもお姉さま方のレビューに助けてもらってますもん!

自分で書いときながら デロ甘でない高○健さん って結構笑えますね・・・

読みたい本が届くのを待ってる時って楽しくないですか?
私は今月円陣先生の本もみずかね先生の本も出るので、
もううきうきうっきん です!
予算の都合上、円陣先生しかすぐ手がでないのが無念ー

はるぽん

お手数おかけしてしまってすみません。
デロ甘ではない高○健さん的攻めですね。(笑) 了解です。
ネットで注文したんですが、取り寄せで1〜2週間かかるそうなんで、ちょっとお預け状態。
評価が割れる作品を読むのもまた楽しいですよね。自分はどっちだろう、と気 ワクワクします。

あーちゃん2016

はるぽんさま コメントありがとうございますー
おおっと誤解を招いてしまったかもしれないです。あとでちと修正しよ。
なんだろ、甘い印象は薄いんです。
いや惚れてるんですけど、寡黙で表情筋ないんで
いわゆるデロ甘とは ちょっと違う気がします、ごめんなさいー
(勝手な印象ですが、高○健さんみたいな印象(笑))

そう、他の皆様の評価がよくないんで、
私ずれてるのかも とちょっと心配です(TT)
今朝 ふと読み返してみましたが
やっぱり好きだわこれ と思ったので、評価は変えないですけどね(^^)
是非感想教えてください~自分がどんだけずれてんだか 知りたい(笑)

はるぽん

わー、寡黙デロ甘の金持ち攻めなのですね。
発売当初から気になってた本だったのですが、あまり評価が良くなくて買っていなかったのです。
メロメロ攻め読みたいので買ってみます〜。

暗いシンデレラストーリー

あらすじ:
ダイニングレストランでバイトする千晶(受け)は、オーナーの神野(攻め)に気に入られ度々会うように。
自分を卑下しがちな千晶だが、神野に優しくされることで少しずつ変わっていき…

トラウマ持ちの受けがスーパー攻め様に愛され幸せになるという展開ですが、
実は攻めは攻めで孤独を抱えており、受けの無垢な言動に救われていた…という内容。
受けのトラウマ内容やその処理の仕方が中途半端なのと、
攻めが受けを好きになる理由に説得力が弱いのとで、
今ひとつ感動物として成立していない印象です。

千晶は非常に自己評価が低く、人との会話も苦手な青年。
初対面の神野に「(綺麗すぎて)人間じゃないみたい」「ロボット」と思わず言ってしまう等、天然というよりちょっと足りない感じのキャラクターです。

なぜこんな性格になったのかというと、幼い頃髄膜炎にかかり、子どもができない身体になるかも…と親が話しているのを聞いてしまったのが原因。
しかしこんな誤解、その後の親との会話等ですぐ解けるのでは?
病気後、親が千晶に遠慮がちに接するようになった理由もよく分からず(ラストの会話では続き普通に良い親のようだったので)、ちょっと無理を感じる設定でした。

千晶のもう一つの不幸な境遇として、学生時代の同級生・晴人の存在がありますが、こちらも描写が中途半端。
彼女がいるのに千晶とも関係を持ち、行為中に千晶の首を絞めるような男ですが、千晶に依存しているのかと思いきや…?
千晶に別れを告げられた途端あっさり退場してしまいます。

千晶も千晶で、晴人が彼女を孕ませてしまったと知ったときの反応がちょっと異常。
晴人に赤ちゃんができることに喜び、育児関係の本を買って来たり、
晴人と別れた後も子どもに一目会わせてほしいと頼んだりと、
子どもに憧れがあるとは言えやや常軌を逸した執着ぶり。
晴人の子どもは自分の子どもも同然とのことですが、そこまで晴人との絆や付き合いの長さが感じられるエピソードがないため、全く理解できませんでした。
 
そんな千晶に何かと優しくしてくれる神野は、ギリシャ神話のミダス王にちなんで「ミダス」と呼ばれる辣腕経営者。
金儲けに明け暮れる日々の中、千晶に出会い、彼の「人間じゃないみたい」「ロボット」と言う言葉に目を開かされた…らしいですが、
育ちも生活も何もかも違いすぎる青年に恋愛感情を抱くには、それだけでは説得力に欠ける気が。
千晶の件の言動が非常識すぎて美談に思えないこともあり、納得し難いエピソードでした。

シンデレラストーリーの割には設定が重いため甘さが足りず、
トラウマや低所得者の生活を描いている割には描写が中途半端で、
どっちつかずの印象を受けてしまう作品でした。

7

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