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前から知ってる君のこと

mae kara shitteru kimi no koto

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表題作前から知ってる君のこと

三善啓斗,動物病院で働く獣医,26歳
維田路留,人材派遣会社で働くサラリーマン,30歳

同時収録作品屋根裏ルール / 13年目の楽屋裏(描き下ろし)

藤野,お笑い芸人の養成学校の学生~中堅芸人
坂下,お笑い芸人の養成学校の学生~中堅芸人

その他の収録作品

  • もっと知りたい君のこと
  • 知れば知るほど君のこと(描き下ろし)
  • カバー下:漫画「三十路男性 頑張る」

あらすじ

人材派遣会社営業の維田は、ハードワークでお疲れ気味。
担当している派遣社員が次々と問題を起こす上に、ケガした子猫まで拾ってしまう。
しかも、偶然見つけた動物病院の獣医(♂)が、初対面にも関わらず
「毎晩あなたの夢を見ます。ずっとあなたが好きでした」と電波な告白!!
だが、仕事柄、電波さんの取り扱いには慣れている。
子猫が治るまでと割り切って獣医の元へ通うことにしたが、
なんと相手は料理上手で甘やかし上手…いかん、このままでは落とされてしまう―――!!?

作品情報

作品名
前から知ってる君のこと
著者
セキモリ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796408806
3.7

(43)

(10)

萌々

(13)

(18)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
158
評価数
43
平均
3.7 / 5
神率
23.3%

レビュー投稿数4

待ってました!!

セキモリ先生の新刊を今か今かと楽しみに待っていました。期待を裏切らず安定の面白さです。


攻めである獣医の啓人は電波さんと電波さんとあらすじで言われておりますが、そんなに電波ではないです。常識はあります。
啓人が見た夢の中で啓人はマフィアとして維田さん(ボス)の直属の部下として働いており、それを前世だと言い切って維田さんに告白するのは確かに電波的ではありますが…。
それを信じてしまう維田さん、とても可愛いです。

啓人は料理ができたり維田さんの好みを知り尽くしていたりするので、維田さんが徐々に絆されていきます。
啓人が維田さんの色んなことを知っているのには訳があるのですが、真相が明らかになってしまうので黙っておきます。

表題作のほか、なんと!サエズリルール(前作)に出てきていた主人公達(芸人)の先輩芸人であるヤネスケ(コンビ名)2人のお話です。この2人のお話が読めるとは思ってもみなかったので本当に嬉しかったです。

どちらの話も適度に甘く、くすっと笑える優しいお話で大変良かったです。次回作が待ち遠しい…。

5

1冊ずつで読みたかったなぁ!

2冊目のオリジナルコミックスです☆
デビュー作の「サエズリルール」から約2年半ぶり。
その間に、二次の方で結構楽しませてもらっていましたが、
やっぱりオリジナルが読みたかった…念願叶って嬉しい1冊です♪
(嬉しくて、なかなかレビューできませんでした…汗)

相変わらず、安定して見やすいキレイな絵。
今回は2作品が収録されていますが、
どちらも受けの目つきが悪いというのも、かなりツボです☆


■表題作「前から知ってる君のこと」3話+描き下ろし
人材派遣会社で働く、かなーーりお疲れの受け(表紙下)が、
ケガした子猫を拾って動物病院に連れて行ったら、
その年下の獣医(攻め・表紙上)に告白され、
前世で上司と部下だったと電波な発言をされて、
でも、攻めに甘やかされて過ごす時間はとても居心地がよくて……

前世ということで、ファンタジー要素があるのかな?と思ったけれど、
真相が分かってみると、なーーんだ♪という感じ。
もうちょっと、攻めが前世と言い出した必然性が描かれていると、
よかったのになぁと思ったり。
でも受けが、攻めの電波発言にも動じないのも納得~なほど、
人材派遣会社のアレコレが描かれていたのは、楽しくてよかったです♪
ありゃ、疲れるわw
そんなんで仕事で疲れているのに、雨の中、
自分では面倒をみきれないと分かっていながら怪我した猫を拾う、
そんな受けの優しさも、自分にできることを…ということで、
面倒な相手だと思いながらも攻めのところに通う真面目さも、いいな。

このお話は、お疲れ顔のオジサンって感じだった受けが、
どんどん可愛くなっていくところが、見所かな (*´ω`*)
攻めの前世の話に影響されて、夢まで見ちゃったり、
ぐずぐずに甘やかされて、言葉責めが好きとかまで言っちゃったりw
そんな自分が恥ずかしくて後で堪らなくなってジタバタしたり~と、
ほんとに可愛い三十路受けでした☆

■「屋根裏ルール」2話+描き下ろし
「サエズリルール」の 高哉×旭 の先輩芸人のお話で、
ふたりがコンビを組む前の、お笑い養成学校時代からが描かれています。

ちょこちょことした会話が芸人らしくて面白いところとか、
攻めだけが無表情な受けの表情の違いを分かってるところとか、好き。
年月の経過でふたりの見た目が変わっていくのも、よかったな。
でもできれば、今の30代?になったふたりの様子も、もっと見たかった~

どちらのお話も面白かったのですが、
もっと長く読ませてくれたら、もっと萌えただろうになぁ!
というのが一番の感想です、来月発売の新刊は長編だといいなーー

9

年下獣医×リーマンと、お笑い芸人カプ

派遣会社で働く維田(受け)は、ある晩怪我をした子猫を拾う。近所の獣医に連れて行くと、そこにいた童顔の獣医・啓斗(攻め)は、「うちで面倒を見るかわりに毎日顔を出してください。ずっとあなたが好きでした」と言いだした。聞けば前世で自分たちは知り合いで、毎晩のように維田の夢を見ると言う。電波か! と思いつつも仕方なくOKしたのだが、面倒見が良く料理のうまい啓斗と過ごす時間は思いがけず楽しくて…。


電波な攻めと、仕事に日々疲れている受けの、年下攻めものです。
攻めは「毎日あなたの夢を見るんです!」と言い張る電波で、でも受けは派遣業務で電波な人の相手は慣れているのでスルースキルがあります。スルーしながら、猫の世話をしてもらう代償に、攻めの家に行ったりデートしたり。
自分で拾った猫の面倒を見させて、その代わりに攻めと仲良くするってのが、なんか身売りというか援助交際というか、そんなイメージで萌えられませんでした…。そもそも拾った限りは自分で面倒を見てほしい。面倒を見れないなら見れないなりに、獣医に丸投げじゃなく、自分でももらってくれる人を探すとか、そういうことくらいしてほしいなと思います。BLに現実的なツッコミばかりするのもどうかと思うのですが、受けはあまり好きになれなかったな。
攻めも、電波なことを言ってたけど、実は嘘でした〜とかいうオチで、不快ってほどではないけれど萌えられなかった。


もう1本入っていた作品は、既刊『サエズリルール』のスピンオフで、お笑い芸人カップルの話でした。サエズリルールの受けと攻めもちょろっと出てきます。
養成所時代、組んでた相方がやめちゃった受けと、その受けのネタが好きで「俺と組んでコントやろう」って言ってきた攻め。どちらも相手を好きだったのだけど、チューされたのを受けがとっさに嫌がってしまって以来、9年間の両片想い状態に突入。
9年間はさすがにすれ違いすぎだろう、とは思いましたが、こちらはなかなか可愛くて楽しめました。受けのことが好きすぎる攻めと、攻めのことが好きすぎる受けがコンビを組んでるなんて、萌えずにはいられません。

評価はこちらの話が萌×2、表題作が中立といったところです。

3

電波系と思いきや…

二カップルのお話が収録されています。

【前から知ってる君のこと】
雨の日に怪我をした子猫を拾い、見捨てるわけにもいかず近所の動物病院を訪れた攻め。
そこで初対面にも関わらず「毎晩あなたの夢をみます。ずっとあなたが好きでした。」「前世では上司と部下でした。」と獣医に言われてしまった維田。
仕事柄妙なことを言い出す電波系の扱いには慣れているので、下手に刺激はしないでおこうと当たり障りのない会話でしのぎつつ、子猫が治るまで面倒を見てくれることになった獣医の自宅へ通うことになります。

どんな電波でとんでもないやつかとビビっていたけど、前世のことを時々持ち出す以外は常識的で料理上手だし、自分の好みは知り尽くしてやたら居心地がいいし…でノンケ男がコロコロ~っとご陥落。いくら仕事で疲れて心が弱ってたからとは言え、ちょろいな…と思ってしまったのも事実。
だけど、前世の話は受けが昔から見ていたやたらリアルの夢がベースだったんだけど、維田も同じ夢を見たし…ということで、もしかしたら本当に…それなら前世からの縁ということならなるべくしてなった二人なのかも…と思わせるオチが良かったです。

【屋根裏ルール】
お笑い芸人目指してコンビを組んだ二人のお話で表題作よりこっちのほうが好きでした。
部活の先輩後輩ネタでぎゅっと抱き合ったあと、台本にはないキスをする相方の藤野に動揺した坂下は、俺はっ そういうんじゃない…!と返事しちゃうんです。もう二度と言わないから忘れて…と藤野に言われて9年。
久しぶりに例のネタをやる機会があってドキッと坂下はするんだけど、「しないよ そういうんじゃないんだろ。」と自分が9年前に言った言葉をそのまま藤野に言われてしまい…。

9年も思い秘めたままずっと相方やってるってすごいわー、と。まずは攻めの忍耐力に拍手。そして書き下ろしの坂下の可愛らしさにも拍手。なにあれ、冒頭の坂下からはあんな可愛らしさが潜んでいるとは気づかなかったわ。
駆け出しの頃の硬い表情から、売れて来てだいぶこなれた感が出てきた坂下のキャラの変換などもあり、長い月日を経てもずっと一緒にいる二人っていうのが実感できて良かったです。

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