• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作グランネリエ 2

あらすじ

特殊な力を持つ“植物の種”が存在している世界。中でも希少な“種”の研究・栽培を認められた者は『グランネリエ』という国家資格を与えられ、資格を持たない者の研究・栽培は厳しく取り締まられていた――とある田舎村に父と暮らす少年・リュカ。彼は違法に栽培した希少な“種”を売ることで生計を立てる日々を送っていた。一方、父は妻の死をきっかけに謎の“種”の研究にのめり込んでしまう。父の様子に不安をつのらせるリュカだったが、ある夜、グランネリエ研究機関の治安部隊が現れたことで、その運命は大きく動き出していく…。

気鋭作家・宝井理人が描く本格ファンタジーストーリー、ここに開幕!!

作品情報

作品名
グランネリエ 2
著者
宝井理人 
媒体
漫画(コミック)
出版社
スクウェア・エニックス
レーベル
Gファンタジーコミックス【非BL】
シリーズ
グランネリエ
発売日
ISBN
9784757549692
4.3

(3)

(2)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
13
評価数
3
平均
4.3 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数1

謎が少しずつ明らかに

首を長くして待ってました、『グランネリエ』の2巻。いやもう、どうしよう!っていう位面白いです。はい。

さて、内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。



1巻の終わりで、『種の保有者(種を飲み込み体内に種を持つ者)』を炙り出すために集められたリュカやアベルの近隣の村の若者たち。
十分警戒していたリュカたちですが、結局見つかりリュカは拘束されてしまうことに。そんなリュカを助けるためにアベルは…。

というお話でした。

さすが宝井さんというべきか、話の作り込みが非常にお上手で読んでいてあっという間にストーリーに引き込まれます。

ニコルを筆頭とした『グランネリエ』の正体。
『種の保有者』たちの持つ力は、そしてリュカの飲み込んだ種の力とは。
グランネリエを倒そうとする反グランネリエ勢力の『アンセクト』の存在。

1巻からの伏線を上手に回収しながらのストーリー展開に、いったいどうなってしまうのかとページを捲る手が止められませんでした。1巻では謎だらけだった点が、2巻で徐々に明らかに。

リュカやアベルといった主人公たちももちろんカッコいいのですが、グランネリエの一人であるニコル(表紙の金髪の彼)がこれまた超絶に素敵です。
飄々としていて天然な感じもありつつ、グランネリエとしては非常に優秀で、一見非情な人物に見えてその実優しいんじゃないかなと思える一面を持ち合わせていてとても気になるキャラでした。
2巻は表紙にも彼が描かれているように、ニコルの巻だったように思います。

少しずつ明らかになっていく謎。
緻密なストーリー展開。
相変わらず美しい絵柄。
どれをとっても素晴らしかった。

文句なく、神評価です。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP