「俺の彼女になってください!!」

その好きの行方

sonosuki no yukue

その好きの行方
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神8
  • 萌×26
  • 萌4
  • 中立5
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
81
評価数
25件
平均
3.5 / 5
神率
32%
著者
 
媒体
コミック
出版社
日本文芸社
シリーズ
KAREN COMICS(カレンコミックス・日本文芸社)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784537134599

あらすじ

高校で社会科の非常勤講師をしている出雲は、女子人気の高い美形物理教師・室戸に片思いをしていた。
室戸に彼女ができれば、諦められると思っていたのに…。
卒業式が近づいたある日、女子を撒きたい室戸から「彼女」になって欲しいとお願いされて引き受けてしまった出雲。
でも近所に住む生徒の友ヶ島はどうやら出雲の事が好きみたいで…?
恋のジンクスがある灯台を舞台に繰り広げられる三角関係の結末は!?

表題作その好きの行方

室戸光,高校教諭,女性恐怖症
出雲晃,高校の非常勤講師,灯台オタク

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レビュー投稿数4

しなかった事に後悔した方がいい事もある

「灯台のふもとの海に一緒に写った写真を流すとずっと一緒にいられる」そんなジンクスがある海の街。
地味な高校教師・出雲は自分を偽るのに疲れすべてを捨ててこの街にきて、同僚のイケメン教師・室戸に憧れのような想いを抱いている。室戸は女性恐怖症なのに女子生徒につきまとわれるのにウンザリして、室戸に彼女のフリを頼む。でも室戸には、出雲に想いを寄せる担任生徒・友ヶ島に出雲を諦めさせ東京へ進学させたいというもう一つの思惑もあり。

出雲はゲイだとカミングアウトしてきた友ヶ島に初めて出来た仲間意識を感じ、室戸への気持ちを伝えていた。室戸と友ヶ島の会話から友ヶ島が好きなのは室戸と勘違いして「想いは伝えた方が良い」とアドバイスする。
友ヶ島は出雲の孤独を理解し、東京へ行った後のことを心配して、室戸に出雲を託そうとしたけれど、女装させる室戸より自分の方が出雲を幸せにできると主張しだす。

出雲はいざ気持ちを向けられると、保身から友ヶ島を遠ざけようとすることしかできない。
室戸は出雲との性的な行為をバラし「出雲先生は男に抱かれたい男だ。お前の気持ちは同情でしかない。」と友ヶ島の本心を指摘し「しな続きくていい後悔をする位なら、しなかった事に後悔した方がいい事もある」と諭す。
友ヶ島も出雲のことはとても大切に想っているけれど恋愛じゃないことに気付く。

室戸は、友ヶ島には出雲を好きだと言ってたようだけど、女装も彼女役も打算的だし、手を出しても愛情感じないし、すごく勝手に思える。でも室戸の過去が明らかになっていくと、友ヶ島の本心を指摘できたのは過去の自分と同じで同じ過ちを犯して欲しくなかったからで、友ヶ島を諭した「しなくていい後悔をする位なら、しなかった事に後悔した方がいい事もある」って言葉が重く重くのしかかってくる…
孤独への同情を愛情と勘違いして相手を追い詰めたのは罪かもしれない。でも灯台のジンクスの起源には純粋に一緒にいたいって祈りに近い想いがこもっているように感じられるから「罪」だと思わなくても良いのに…
出雲を彼女にした理由も、ある意味、過去の人が残した想いに誠実であろうとしたから。勝手に見える室戸が抱えてきた後悔の重さに泣けてきます。

ラストに向けて、出雲の行動力が男前でかっこよくて、それにどれだけ室戸が救われたか…ごうごう泣きました。

地味教師、イケメン教師、高校生の三角関係。
出雲は憧れのような恋心に見えて実は肉欲をすごく求めていた、友ヶ島は一途に想ってるようで肉欲をつきつけられると逃げ腰になる。利己的に見えた室戸が罪の意識を抱えてきたこと。
純粋に見えたものにエゴが隠され、利己的に見えたものに純粋な気持ちが隠れている、そんなパラドックスも詰まってる深い作品だと思います。

2

ちょっと辛口ですみません。

女装から始まる恋は嫌いじゃない。
でも最後まで共感できない。
特に室戸が高校の当て馬に同情で好きになるなっとようなこと言ったとこる、まあ、同情で好きになるのは私にとって悪いと思わないが、いいとも言えない、だが室戸が言った理由の理屈がおかしい、全然同情と関係ないじゃん?
なんか無理矢理当て馬を引き離したいだけじゃないか?
なんなら最初から当て馬登場させないでほしい。作者が三角関係好きだからってこんなじゃ気分が悪くなるだけです。

1

受けが振り回されただけ

うーんなんだろ‥絵柄は綺麗で見やすく 話も悪く無いんだけど‥
受けは健気なんだけど、攻めが若干勝手がいいのが嫌だなぁ 結局受けを振り回しただけって気がする
生徒の友ヶ島君の方が愛情の方向を勘違いしてたみたいだけど、大人だなぁ

4

美しくまとめようとして、失敗した感じの話

ポツンと立つ古い灯台。
灯台から好きな人と写った写真を流すと
その人と結ばれるという言い伝え。
病気で亡くなった最後の灯台守。

……美しい話が散りばめられていて、
その作り手が三月さんというからには、
期待せずにはおられようか……!!

≪あらすじ≫
同じ高校に教諭として通う出雲(受け)と室戸(攻め)。
もうすぐ卒業を控え、モテモテでフリーの室戸は
生徒たちからのアタックに困っていました。
そこで思いついたのが、出雲を女装させて室戸の
彼女として振る舞わせること。
室戸の事がひそかに好きだった出雲は、彼女役を引き受けてしまいます。
そして、伝説の灯台前で写真を撮る2人。
しかし、その後、男子生徒の友ケ島が室戸の事が
好きだということを、出雲は立ち聞きしてしまい…?

----------

うーん、とまずうなってしまうのは、
出雲(受け)は一回きりと言いながら、何故流されて
何度も何度も女装してしまうのか。
室戸(攻め)の事が好きだとはいえ、言いなりになりすぎだろ!
特に、「美人!」と言うわけでもなかった出雲が
女装が似合わなかっ続きたら、どうする気だったんだろう。

頑なに女装した出雲を「女性」として扱う室戸。
そのうち室戸が女性恐怖症のゲイだということが、判明していきます。
そのことを何故出雲に素直に打ち明けなかったのか、
というのが謎になってきますが、それが判明したとき、
釈然としなかったです。

実は、灯台の最後の灯台守の孫が、室戸と言うことが分かり、
一気に興奮する灯台オタクの出雲。
しかし、実際は孫ではなく、灯台守の恋人だったということが
判明します。
孫にも見えるほどの年の差……!
しかも相手(室戸)は中学生(くらい)…!
ベッドシーンも出てきます(致しているところは出てきません)
うおお、ものっそい犯罪。
というより、年の差にビックリです。
そこは突っ込まない方がいいんだろうなー。


病魔に侵され、余命いくばくもない最後の灯台守が
恋人の室戸に残した言葉は、「女性を愛しなさい」。
若い室戸はそれを拒み、灯台守と一緒に写った写真を
灯台から投げ、そして願掛けします。
そしてそれが、言い伝えとして高校の学生たちに伝わり、
伝説となったのでした。

ゲイの室戸が一生懸命、出雲を「女性」として扱ったのは、
灯台守の言葉を守ったことによるもの。
それを知った出雲の心境はどんなものだったのでしょう…?
女装(パンティーまで!)させて、一度目は手コキ合い。
二回目は、挿入まで。
しかし、出雲は女装し、局部を触らせもせず、
「女性と思って抱いて」と室戸に言います。
出雲の室戸を思う気持ちが一途で辛かったです。
好きな相手に、女性扱いなんてして欲しくなかっただろうに…

しかし、挿入後、室戸(攻め)は涙を流します。
それを優しく抱きしめる出雲(受け)。
「辛かったね、良く頑張ったね」と…。
なんて、心が広いんだ、出雲!
でも、あまりにも出雲が報われなさすぎる!
可哀想すぎるよ……。
釈然としません。
これじゃあ、室戸は救われたかもしれないが、
出雲は何も救われてないじゃないか…。


出雲と室戸は、どちらともゲイ。
両片想いだったわけです。
最後の女装の時、メイク落としで出雲のメイクを全て落とし、
ウィッグも外し、男として出雲を抱こうとした室戸には、歓喜しました。
出雲が、灯台で、男としての自分を好きになってくれと
言ったのが報われた瞬間だと思いました。

しかし、男同士でエッチするシーンはでてきません。
折角、「男としての君が好き」と言われたようなものだったのに、
朝チュンだけなんて、そりゃないよー。
男 × 女装エッチだけーー??
むむむ。
室戸 × 男出雲 のエッチも、見てみたかったぞー!



物語は美しかったです。
でもなんというか、いろいろと紐解かれていく謎が
あまりに美しすぎて、現代に生きる人をがんじがらめに
しているような気がして、モヤモヤしてしまいます。

誰もが傷を抱えて、なんやかんやと報われなかったりして。
当て馬だった友ケ島も結局、救われたかどうだか
うやむやのまま終わってますし。

全体的に暗いかな……?

三月さんの美しい話は、一度はまると「感動の嵐!」って
感じなのですが、今回はたくさんエピソードを作りすぎて
失敗しちゃったかなぁ…?って感じです。

残念。

9

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