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表題作 ロマンティック上等

堤次継 → 佐藤拓也

時枝計 → 松岡禎丞

あて馬
千賀駅人 → 杉山紀彰
その他キャラ
講師[中村太亮]/ 社員[森史絵]/ 計の子供時代[飯田友子]/ 次継の子供時代[小堀幸]/ 友人[中村温姫]/ 社員[鳴海和希]/ 社員[伊達忠智]/ 常務[佐々健太]/ 子供[大野柚布子]

あらすじ

Ω(オメガ)である計は、最高のα(アルファ)と番になって幸せになる日を夢見ながら、派遣社員として日々自分磨きに励んでいる。
運命の相手の条件は、高収入、高学歴、超美形のα。
しかし月に一度、計に訪れる発情期は、幼なじみであるβ(ベータ)の次継とセックスに溺れる。
いつか番を見つけ、やめなければと思いながらも次継の優しさに甘えてしまう。
そんなある日、合コンで理想通りの超絶エリートのα・駅人と出会う。
けれど、駅人はたくさんのΩを囲い、ハーレムを作るようなゲス野郎だった……!

求めるのはΩとしての地位か、唯一の愛か――。

社会の頂点に君臨する特権階級α、人口の70%を占める一般階級β、発情期がある故、忌み嫌われる被差別階級Ω。

Ω、α、βの3種の人間が繰り広げる恋愛ドラマが満を持して音声化!

作品情報

作品名
ロマンティック上等
著者
森世 
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
スタジオマウス
脚本
狐山真夜子
原画・イラスト
森世
オリジナル媒体
コミック
メーカー
Ginger Records
収録時間
75 分
枚数
1 枚
ふろく
アニメイト:スペシャルミニドラマ&フリートークCD/コミコミスタジオ:描き下ろしぺーパー/とらのあな:オリジナルA4クリアファイル
発売日
JANコード
4571453600193
4.7

(115)

(100)

萌々

(9)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
547
評価数
115
平均
4.7 / 5
神率
87%

レビュー投稿数6

真に迫るエッチシーンが素晴らしい

今まで読んだオメガバースものの中では、ダントツで好きな作品です。
すごく好きだからこそ、
イメージと違う…とガッカリしないかなぁと心配だったのですが、
キャストが皆がピッタリすぎるくらいハマっていて、
それぞれの素晴らしい演技で、より切なさと愛おしさが増して、
胸に響く1枚に仕上がっていました、すごくすごく、よかったです。

ただ、原作を知らない人、
特にオメガバースをよく知らない人には、オススメできないかな。
ぜひ、原作をしっかり読んで、
オメガバースの仕組みをちゃんと理解してからCDを聴いてほしいです。
番になった(発情期中にαにうなじを噛まれた)Ωがどうなるのか、
そこが理解できていないと、後半の2人の想いの切実さが伝わらないので、
感動が半減してしまうと思われます。

キャストについて☆

攻め(β)次継:佐藤拓さん
CDを聴く前は、地味な役どころなのに佐藤拓さんって…どうだろう?
なんて思っていたのですが、格好よくなりすぎず、ちゃんと地味でした。
その地味で飾らない普通っぽさが、すごくよかった。
受けのために最高にムカつく相手に、土下座するシーンや、
クライマックスのエッチシーンでの優しい言葉は本当に素晴らしくて、
何度聴いても涙が出そうです。

あて馬攻め(α)駅人:杉山さん
軽さとセレブ感と性格の悪いゲスさ加減が、
うまーーく合わさって、最低なんだけどすごくリアルなだけに、
嫌悪感というより清々しさ?を感じたりもして、正に駅人!でした。
発情期の受けを前にした時のがっつきは怖いくらいで、
展開を知っているのに(知ってるから?)手に汗握って聴きました。

受け(Ω)計:松岡さん
強気で二面性があって、性格が悪そう~という感じの最初の頃も、
薬が合わずにΩの発情期に苦しむ切実さも、
ずっと夢見てきた安定した幸せと攻めへの想いとで葛藤する様子も、
どれもこれもよかったけれど、1番はやはりエッチシーン。
アニメイトの特典も合わせると、7回かな?
そのうち半部以上は発情期で、
内から性欲が込み上げて我慢できなくて、苦しくて、気持ちよくて…
という、その迫力がとにかくすごい。

なかでも、あて馬の駅人とのエッチで、
「やめて」「やめないで」「しないで」「もっと」
そんな真反対の言葉を口から零しながら半ばムリヤリ犯られるシーンは、
“圧巻” 以外の言葉が思い浮かばない、真に迫る演技でした。
その他の、
攻めとの初めて同士の困惑しながらの、初発情期エッチや、
クライマックスの吐きながら辛そうに、だけど幸せな…というエッチも、
甲乙つけがたいくらい素晴らしかったです。
他のエッチもそれぞれの良さがあって…なので、
とにかくエッチシーンの聴きごたえがパンパないです。
松岡さん、本当にお疲れ様です、ありがとうございます m(__)m
と何度も感謝したくなりました。


途中はかなり切なかったですが、
最後にはコミックス描き下ろしの「楽しい2年後」も音声化されていて、
アニメイト特典では新しい書き下ろしの「もっと楽しい3年後」も聴けて、
ラストはあたたかさと甘さで満ちていて、とっても満足です(*^_^*)

36

松岡さんが素晴らしい♡♡最初から最後まで最高♡♡

情に厚いお人好し×腹黒ビッチ。
でも色っぽい×切ないから佐藤さんも松岡さんも素晴らしい。
このトーンの松岡さんが好き。なんでこんなにチャーミングなんだろう。

原作を読んだときは男の子が「そろそろアレなんだあ」と言うのがエロすぎたが
CDは「ほんとにそろそろきそう」が…そんな熱っぽい吐息で言わないで(言って)
「発情期楽しまないと損でしょ」でトドメ。エロすぎるがな…。
これに抗える人がいるならそれは人ではなく石です。

「じっとしろっつってんだろ」と言われて指を挿れられながら上げる声が扇情的すぎる…。
なにこの兵器。
「我慢できない」の上擦った声とかさあ…この臨場感。
ただアンアン言っているのではなく、ちゃんと抱かれている感じがする。なにこれ…。
もちろん挿入されてからの掠れた声も素晴らしいですよね。

自在だなあ…。松岡さんって死ぬほど上手いっていうか、
確実にこちらを殺しにくるね。アッパレ。

まだ開始10分、トラック1の途中。幸せだなあ…。

駅人と計のぶっちゃけたやり取りも好きです。
駅人には共感できないけど、人でなしとして立つキャラ。
計はリアリストだけど、やっぱり夢見がちなのがいじらしい。

回想シーンの若い二人、発情期でしんどいときの演じ分けも細かい。

「おしりさみしくて死んじゃう」がキラーワードかもしれないけど、
そこに至るまでの切羽詰まって言い募る様にグッときた。
緊迫感のある切ないBGMに「これで最後だから」と告げて始まる濡れ場は甘くなくて、
硬質な態度の佐藤さんの変わりっぷりが雄っぽくてイイ。

「僕より美人で料理が上手くて床上手なの?」
正直だなあ。こういうところに好感が持てる。

初めてのαとの発情期セックスに戸惑いながら乱れる計ちゃんは最オブ高でしたね…。
拒まなければと頭では思うのに挿れられちゃって
「やめないで、やめて」の破壊力よ…。
その前の「でも、でも、でも…!」が効いているし、
ここまでガンギマリ状態の受けちゃんの演技って初めて聴いた。
マーヴェラス…。

酩酊状態で呂律の回っていない感じ、鋭く上がる嬌声、
否定の言葉を吐きながら身体は翻弄されまくりなのね…。
はあ…。松岡さん最高かな…。
ここで「あかちゃんできちゃう」「たすけて」まで入り、
オメガバースと森羅万象に感謝することしかできない…。この世界は美しい…。

「生意気なビッチのくせに一途ぶってて可愛い」
禿同。
駅人おまえ計ちゃんの理解度高いな。

このαとの発情期セックスよりクライマックスに相応しいシーンを
次継と計ちゃんで見せなければ物語が成立しないので大丈夫か?と心配したが、
合鍵で入ってきた次継が計ちゃんを詰める
→「僕だっておまえのものになりたかったよ」でもう満足。

佐藤さんの怒気&涙声で怒鳴り返す松岡さんの迫力よ…。
緊張感が心地好くて、濡れ場だけが見せ場ではないと証明する演技。

いやあもう充分なんですけど「ギュッてして」と繰り返すのがハチャメチャ可愛いし、
「次継の子供つくらせて」だし、
「妊娠するかわかんねーぞ」「するまでして」「あのなあ」だし、
まあ期待は高まるわけですが、前戯がないのはいいとして、
挿入されて吐くところに変なSEは要らないのでは…。
松岡さんの演技だけでわかるし、ドプッという音が合っていない。

BLの濡れ場で
「子供ほしい。そしたら一人でも頑張れる」
「俺をどんな無責任なやつだと思ってんだ。籍入れよう」
という会話がオメガバースならでは。
私は一体何を聴いているんだ…と多少面喰らうが…。

「子供を作るってことは家庭を作るってことだろ」と道徳的な話をされるが、
この人たちは今おせっせの真っ最中…。

「籍入れたから」「まじかよ」
「長い人生一緒にいれる人を探せば?」「計ちゃんたちが特別なんだよ」は胸のすく思い。
「次継のこと幸せにする」はBLならでは。
「僕のことお嫁さんにしたこと絶対後悔させない」は何とも言えないがww

トラック7の絡みが甘くなかった件は、アフターストーリーできっちり回収。
松岡さんの咥え喋りは拝むしかない…。上手すぎるだろ…。
安心しきった幸せなおせっせで、
感じ入った涙声で「よかった…。次継のおちん○ん気持ちよくてうれしい…。
好き…全部好き…」は反則。爆発する。

最初から最後まで最高です♡♡

30

切ないストーリー、エロをお求めならこれ。

原作既読。オメガバースには精通していませんが、とても好きな作品だったのでCDも購入しました。

お話の流れは商品説明文に書かれているので省略します。
このレビューでは声優さんの演技について書いていきます。

個人的に思っていた計、次継、駅人のイメージと松岡さん、佐藤さん、杉山さんのお声がぴったりはまって、原作にリアリティがプラスされたような感覚でした。

松岡さんの、発情期の余裕のない感じの演技が素晴らしかったです。
喘ぎもナチュラルでわざとらしくないのに、計のあざとさ、いやらしさが伝わり原作以上でした。
次継に「最後だ」と言われてセックスした時の演技と、
駅人がヒートして襲われた時と、その後次継とセックスした時の、身体と気持ちが相違している時の演技から、切なさがひしひしと伝わってきて泣けました…。
後者の行為の最中に計が吐くシーンがありますが、リアル過ぎずファンタジー過ぎずで丁度良かったです。そういうシーンが苦手な方でも大丈夫だと思います。

次継は原作でも「どんだけいい男なんだよ…」って感じですが、佐藤さんのお声が合わさるとさらにいい男になってました。
一言一言が男らしく、かつ優しさを含んでいて、次継らしいと感じました。こんなん惚れる。

杉山さんの駅人、憎ったらしさが増してました 笑(いい意味で)
でもやっぱりたらしだな、と感じるような上手さ。駅人がテクニシャンなのがもう声だけでも伝わりました。
ヒートの時の演技も凄くて、聴いていてハラハラしました。

全体的に、お声がキャラのイメージに合いすぎてとても感情移入してしまいます。泣けます。とにかく切なさが伝わってくる…。
ハッピーエンドなので聴き終えた時、謎の達成感が心の中にありました。笑
何度でも聴き返したくなる、素晴らしい作品だと思います。

15

彼が抱えているものとは

 原作既読です。音声化どうするのだろうかというシーンがあるので不安でしたが、杞憂に終わりました。松岡さん素晴らしい!!計は魂の番に憧れるところもあるなどかわいらしい部分もありますが、どちらかと言えばより条件の良いアルファと結婚したいという乾いた恋愛観もあります。外向きの声と次継や駅人に見せる表情の違いも声から伝わってきます。計にとっての唯一の人はアルファじゃなく自分を苦しみから救ってくれないし、相手も幸せにできない。この悲しみがところどころ感じられてせつなくなっているところに「おまえのものにしてほしかったよ」でやられました。言っていることはわがままで無茶苦茶なのにそこに一途さがあるアンバランスさを完璧に演じてくださいました。


次継も原作だと表情で語るタイプなので不安でしたが、佐藤さんはほんの少しの会話でもあせりや苛立ちなどが感じとれて、より感情移入できるキャラクターになりました。杉山さんの駅人はほんとにそのまんまでした。クズなのに底抜けに明るくてイヤなやつで哀れでした。この人なしでは作品は成り立たないです。

その後のお話もあったのでせつない、苦しいばかりじゃなくて良かったです。とても素晴らしい作品をありがとうございました。

12

とてもよかった

原作が好きな作品だったので、
今更ながら聴きました。
幼馴染の2人、運命の番になれないβとΩの組み合わせ。αとΩの運命の番のドラマチックさもいいけど、どうしようもない2人がどうなるのかのお話って好きなんですよね。

松岡くんの最初に聴いたBLCDがはらだ先生原作の[よるとあさの歌](ちょうど今作と受け攻めが逆のキャスティング!)でその時のクズ攻め役があまりにもハマり役だったので、健気受けの名手と言われてもピンときませんでした。
今回やっとわかりました。
めちゃくちゃ可愛いし、キュンとしましたし、滾りました!これは何度もリピしたくなるやつだわ。
長さも程よいしお話も重すぎず軽すぎず。

計がヒート中にαの駅人に番にされるシーンの乱れっぷりが凄かったです。心では拒否してるのに、カラダは喜んじゃってる感じで支離滅裂、こんなに激しくなっちゃうのかと。
それに引き換え、番持ちになった後の発情期、
次継に抱かれようとするとこれまた心は求めてるのにカラダが拒否反応してしまって何度も嘔吐しながらのSEX。
どちらの演技も圧巻でした。

お相手のβ次継役のサトタクさんは困った時いつでも駆け付けるセコム彼氏で慈しみ深い。
家柄もルックスもスペック申し分ないα駅人役の杉山さんは、ゲスだけどサッパリした感じがピッタリだった。

でも何といっても松岡くんの可愛さにノックアウトされる一枚でした。[アフターストーリー 楽しい2年後]内での喋りながらのお口ご奉仕が堪りませんでした。(基本的にこれ私の性癖かもしれない)

3

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