未熟な楽園、或いは

mijuku na rakuen aruiwa

未熟な楽園、或いは
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
48
評価数
11件
平均
4.4 / 5
神率
45.5%
著者
 
媒体
コミック
出版社
一迅社
シリーズ
GATEAU ガトーコミックス(コミックス・一迅社)
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784758075657

あらすじ

夢があった、今はない。

夜10時からのコンビニバイト。
そんな廃棄を食うだけのくすんだ毎日。
安藤(あんどう)は、コンビニのゴミ箱に並んで座り込んでいた高校生の中田(なかた)と出会う。
ある懐かしさから「家に帰りたくない」と言う中田を部屋に招き入れたら、いつかの傷がじくじくと疼きはじめて――

表題作未熟な楽園、或いは

安藤海 コンビニのアルバイト 20代後半
中田智也 男子校の高校生

同時収録作品communication/home(描き下ろし)

みのる 書店員
圭吾 コンビニのアルバイト

同時収録作品草叢に隠れた

大学の先輩(名前未記載)
大学の後輩(名前未記載)

評価・レビューする

レビュー投稿数2

評価は萌え萌えですが気持ちは星4つ

なんていうか……いいと思います。
一本目は切れ目なしの100p弱、長い短編です。
自分の感想は描き切った!すごい!
人間のキラッとした部分ドロッとした部分をストーリーに組み込む力、その瞬間を切り取るセンス、そしてそれを丁寧に描写する画力もあります。

ただ萌えるかというと、、、
ストーリーとリアリティに全振りした結果か、BLと青年誌の中間みたいなテイストです。
良さをいかしたイイオトコを描いて欲しい。
次に期待してます。

1

長編を読んでみたくなる。

あくまでこの一冊を読んだ感触ですが、登場人物のある一時期だけを切り取りとって、印象的に描写する短編向きの作風だなと思いました。三作品が収録されています。シリアスでダークなお話は苦手じゃないので、どれも好きな感じでした。

「旅すること」。映画業界に入ったものの、肉体的にも精神的にも限界を迎え、夢半ばで挫折した安藤と、家出してきた高校生・中田の奇妙な同居生活を描いた物語。

安藤は、子供の頃に世話になった人のことを思い出し、自分がしてもらったように中田に手を差し伸べたいのに、うまくできずにいる己の未熟さに苛立ち、葛藤する。親の期待にそえず、特にやりたいことがなかった中田は、後先も考えず、ただただプレッシャーから、家から、現状から逃げ出してきただけだった。

見ず知らずの他人と生活していくことで中田は少しずつ生きることを肌で感じていきます。それまで孤独に過ごしてきた安藤は、中田と接していく中で、人との触れ合い、心動かされる会話、見失いかけた大切な諸々を取り戻していくのです。この作品が、もっともタイトルに近いテーマだったと思います。

ハイライトはちるちるさんのインタビュー記続き事にも掲載されていたエッチシーンでしょうか。中田の複雑な心情を重ねたセリフにきゅいーん、でした。さすがちるちるさん、そのセリフをちゃんと見えないように編集して載せていらっしゃっていましたね。

「communication」「home」は、十代の頃やんちゃだったみのると、彼にゾッコンな圭吾のお話。いつもクールなみのるにも、誰にも言わずに恐れていたことがあった。今まで知らなかった相手の一面を知って、より親密に、心を許しあえる段階に進む…。短い中にも、ストーリーに起伏があって惹きつけられました。

最後に収録された作品は個人的に好物なタイプの短編。大学の先輩後輩同士、身体だけの関係でノンケの攻めにヤリ捨てされるっていうのはBLではよくあるお話。繰り返し読んでいくうちに、オープニングのコマや、二人にしかわからないように互いに視線を交わし合うシーンの中に、先輩の後輩への本当の思いが汲み取れるようで、妄想が広がります。忘れたくないから、あえて酷い仕打ちをするかのような…。

全体的にシリアスなトーンではありますが、チョコッと笑わせてくれるシーンもあって、あんまり暗すぎません。どのお話も二人のその後にまで想像が膨らみます。絵柄やセリフ、コマ運びの相性も良かったですし、エッチシーンも好みだったので、次回作も読んでみたくなりました。全ての物語をまとめたテーマを表すタイトルが、なんといっても秀逸です。

7

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