馬鹿と嘘と恋

baka to uso to koi

馬鹿と嘘と恋
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
1
得点
10
評価数
7件
平均
2 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
心交社
シリーズ
ショコラ文庫(小説・心交社)
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784778120399

あらすじ

事故で過去の記憶を失った瀬川彰。病院で目覚めた時傍らにいた上杉啓太は、自分達は大学の学生で恋人だったと言う。冷静な性分らしい自分と賑やかな啓太が恋仲だったことを疑問に思いつつも、啓太のサポートを受け日常に戻った彰は、ある日かつて恋人とキスした時の光景とその時の愛しさを思い出す。それにより啓太への愛を実感し、彼を改めて愛するようになるが、なぜか啓太は嬉しそうな半面時折沈み込むような姿を見せ…。

表題作馬鹿と嘘と恋

瀬川彰,事故で記憶を失った大学2年生
上杉啓太,同じ大学の学生で恋人?

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

評価に困る記憶喪失モノ

第8回小説ショコラ新人賞で奨励賞を受賞した作品。
記憶喪失を題材とした大学生モノです。
※ややネタバレあるので、未読の方は閲覧にご注意下さい。

交通事故で記憶喪失になってしまった大学生・彰(攻め)。
同じ2年生で、彼の恋人を名乗る啓太(受け)という男に日々のサポートをしてもらうことに。
明るく懐っこい啓太だが、彰の記憶が戻ることを恐れている様子で……
と、いうような話。

記憶がないまま啓太に惹かれていく彰。
事故に遭うまでの彰と啓太の関係は?
というのが本書の大きな謎。
別の学部の満瑠という友人や、後輩の女生徒など絡んできますが、彰は記憶がないことを啓太以外に打ち明けていないため、なかなか真実が分かりません。

彰と啓太の本当の関係、啓太の気持ちなど、かなり予想のつく、記憶喪失モノとしてはオーソドックスな展開。

しかし、啓太の健気さは丁寧に描写されており、しおりのエピソードなど伏線の張り方も上手いと思います。
記憶を失った彰が、先入観のない状態で啓太と付き合ううち、彼の素直さや可愛さに惹かれていくという流れも納得できるものでした。

ただ、客続き観的に見ると啓太のやったことはなかなか酷く、ハッピーエンドを手放しで喜べない難点も。
嘘をついて彰を恋人から遠ざけ、その恋人から彰を略奪する形になったわけで、恋人からしたら理不尽すぎる話かと思います。
彰の気持ちが恋人から啓太に移ってしまった以上仕方ないことですが、人生やったもん勝ちみたいな結論に落ち着いてしまったのは残念。

その恋人も恋人で、彰に啓太が接触するのを黙ってみているだけで、自分はほとんど彰に近づかないのはちょっとおかしい気が。
啓太と彰を接近させるため意図的に出番を少なくされているようで、強引さを感じるストーリー展開でした。

腑に落ちないところは色々とありますが、啓太の気持ちを思うと彼の行動に共感できる点もあり、なかなか考えさせられる一冊でした。

8

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