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表題作同じ声を待っている

谷原柾樹,ベンチャー企業の専務
木島和沙,博物館学芸員を目指す大学院生,22歳

その他の収録作品

  • 甘いスパイス
  • ここにだって愛はある
  • あとがき

あらすじ

学芸員を目指す大学院生の木島和沙は、兄の親友でベンチャー企業の副社長である谷原柾樹と付き合っていた。しかし、ある件により谷原に裏切られ和沙は別れを切り出すが、「簡単に手放すつもりはない」と執拗に迫られ「三年の間で考える」と約束をしてしまう。一度は別れを決意したはずなのに、和沙の胸の奥にはまだ揺れ動く想いが眠っていて…?

作品情報

作品名
同じ声を待っている
著者
きたざわ尋子 
イラスト
佐々成美 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫L
シリーズ
同じ声を待っている
発売日
ISBN
9784344837713
2.6

(6)

(0)

萌々

(0)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
15
評価数
6
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

冷却期間を設けた割に…

あらすじ:
博物館の学芸員を目指す大学院生・和沙(受け)と、兄の親友でベンチャー企業専務の谷原(攻め)は、元恋人同士。
3年の猶予期間を経て、和沙は再び谷原に惹かれていき…

俺様男前攻め×ツンデレ受けの再会モノ。
攻めが受けを幼少期から知っており、受けも攻めを兄のように慕っていた(しかし今はツン気味)というところが萌ポイントです。

両親の死後、会社を継いだ和沙の兄ですが、和沙が高校生のとき会社の不正を内部告発し、海外へ。
谷原が和沙を引き取り、同居生活を続けるうちに恋人同士に。
しかしある日、和沙は谷原が兄に内部告発するよう仕向けた張本人であることを知ってしまいます。

嘘をつかれていたこと、谷原が会社解体のきっかけを作ったことを許せない和沙は、谷原に別れを切り出し…という展開ですが、
会社の不正自体は決して看過できるものではないのに、なぜそこまで怒るのか?という疑問が。
谷原も谷原で、傷ついた様子の和沙に対してフォローの一つもせず、
別れを切り出されても「猶予期間ということにしよう」と提案する等、全く必死さが感じられません(その提案を呑む和沙も和沙ですが)。

そして3年後再会し、元サヤに戻る二人ですが、そんなに簡単に谷原を受け入れられるのなら3年も必要なかったんじゃないかなと思えてなりませんでした。

和沙の兄のしたたかさや、彼のお相手(男)が判明するエピソードはそれなりに楽しかったですが、
それよりメイン二人の関係性やヨリを戻してからのイチャイチャをもっと見たかったです。
また、和沙が学芸員を目指す院生であるという設定もストーリーにあまり生かされておらず、彼の進路に対する考え方や夢などいまいち伝わってこないのも残念でした。

萌評価ですが、中立寄りです。

5

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