ドラッグ・チェイス1 還流

drag chase

ドラッグ・チェイス1 還流
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
23
評価数
6件
平均
3.8 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
モノクローム・ロマンス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥900(税抜)  ¥972(税込)
ISBN
9784403560279

あらすじ

薬物捜査局にスカウトされた元犯罪者のラッキーと元海兵隊で薬剤師のボー。
二人は薬物横流しの疑惑を解明するため、あるクリニックに近づくが……。

表題作ドラッグ・チェイス1 還流

ラッキー,南東部薬物捜査局エージェント,35歳
ボー,新人エージェント(元海兵で薬剤師),31歳

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レビュー投稿数4

おくすりは相棒

シナリオ的なレビューはもう必要なさそうなので
いわゆるバディ物のM&MなのですがM&Mのお約束に漏れず、互いが互いの心の傷を埋め合うお話
日本の大多数のBLと比べてM&Mは主役の年齢層が高く、明確な攻め,受けというものはありません。
序盤を読んだ人は恋に臆病な年上男のラッキーの方を内面的に受けっぽいと思う人もいるのではないかと思う。
ラッキーにしてもボーにしてもそれぞれ三十路を越えている分人を好きになることに分別をわきまえてるし、それと同時に彼らそれぞれが歩んだ過去から他人を好きになることに非常に臆病
そんな二人が心ならずも上司にバディを組まされ、今だけの仕事だけの関係と言い聞かせながらも二人が恋に落ちていく様子が描かれています。
今作で思いも結ばれ、(恐らく)次作から正式にバディを組んで事件を解決していくことになるかと思いますが職場にラッキーに好意的な人はボーを含めて3人しかいないようだし、作品の性質上命の危険とは常に隣り合わせ。
過保護気味なラッキーが今後どうボーに接していくことになるか注目していきたいです

2

紙上アクション大作2時間見込み

色々読んでおりますとメンズロマンス(ゲイロマンス)にも
ある程度の傾向分岐があると言う事が読み取れます。
それは一般小説の傾向に結構寄せてあるもので…作品によっては
ロマンスの方が虫食い部分の穴埋め要素になっているのでは
ないかとお節介ながらも冷や冷やする事もございます。
じゃあこの本はどうなのかと申しますと…冒頭から読み進めて
退屈を感じたなら敢えて後ろから読み進めてみる事をお勧めします。
挿絵も後押ししているようにスリル&アクション要素の強い作品です。
そう言う映画の最初が結構淡々とした導入部分である様なものと
思い切った上で読み方を変えてみれば、結構満足出来るかも知れません。

…そう、あなたがコーヒーをお嫌いでなければ。

1

曲者揃いのSNB

自分の中で今もっともアツい海外モノ。
新しいシリーズ!と飛び付きました。

薬物の違法を取り締まる南東部薬物捜査局『SNB』に所属するラッキー。
彼、なかなかに曲者で、飽きさせてくれません。
下品だし適当だし不真面目だし。でもきめるところはきめる。

過去罪を犯したラッキーは、交換条件つきでSNBに所属していた。
過去の罪をキレイサッパリ白にして、新たな人生を歩むこと。
あと少しで組織から抜け自由になれる。そのことを渇望し続けていたラッキーの前に現れた新入り、ボー。
堅物すぎるボーをラッキーは毛嫌いしていたはずなのに、なんとまぁそそる尻に意識は奪われ…。

ボーもまた曲者で、堅物、モラルの塊、神経質。
けれどラッキーと張り合う舌戦は見事なもので、二人の掛け合いが素敵。

ラッキーもボーもドラッグ関連で傷を持っていて、その事で一歩踏み出すことを怖がっているように感じ切なくなりました。
ラッキーが何度も『誰にも心を許さない』と言うその意味。最初は裏切られ捨てられた痛みからだと思っていたけど、徐々にまさか…と思い、そして真実を知ったとき、鳥肌がたちました。
続き裏切られたのではなく、ラッキーが裏切ってしまったのか、と。

ヴィクターの真意を知ったラッキーの絶望を考えると、胸が潰れそう。
悪徳でろくでなしだとしても、ヴィクターをかっこいいと思ってしまう。

だからこそ、ラッキーは頑なに心を許さないと律していたのでしょうか。
裏切った自分が、誰かをまた愛する資格なんかない、と。

主役二人の他、出てくる登場人物がみんな曲者揃いで、突き抜けた人物設定がまた海外モノの面白いところ。
オブラートに包む日本人文化とは違い、明け透けに語るとこが読んでいて飽きない。

最後はまとまってコンビ復活!
まだシリーズはあるようで、楽しみです。

2

製薬業界の裏を描くシリーズ第1巻

モノクローム文庫からまたまた面白そうなシリーズ邦訳が刊行されました。
本書の原題は"Diversion"で、シリーズとしては"Diversion Book"というシリーズ名で現在5巻まで出ているようです。

舞台は米国フロリダ州。
南東部薬物捜査局(SNB)のエージェント・ラッキー(攻め:35歳、167cm)は、新人エージェント・ボー(受け:31歳、183cm)の面倒を見ることに。
堅物エリート風のボーが気に食わなかったラッキーですが、彼の見事なケツ(!)にノックアウトされ、彼を口説くことに。
更に、相棒として生活を共にするうち彼の辛い過去や内面の優しさを知り、本気で恋に落ちていく…というような展開。

ラッキーは、小柄な体格に似合わず武闘派でタチ(リバありますが)だったり、
仕事では切れ者なのにモノローグでは下ネタやジョークばかり吹かしていたり…と、なかなか愉快な人物。
若い頃はドラッグ組織のボスの愛人(受け)をやっており、彼を裏切り生き延びた過去や、周囲に前科者扱いされる現状に人知れず苦しんでいる繊細な面も。

ボーは、元海兵隊員で薬剤師の資格を持つ男。
続き戦地でのトラウマから抗不安薬依存となった過去があり、今も薬の誘惑と戦っています。
少年期に虐待を受けていたトラウマも抱えていますが、そうした過去に負けないタフで優しい心の持ち主です。

辛い過去を持つ二人が互いに支え合い、心を通わせていく…という展開自体は非常に王道ですが、二人のテンポの良い掛け合いが面白く飽きさせません。
ボーの食の好みや運動習慣等が後々明かされる彼のバックグラウンドの伏線となっている点も上手いと思いました。

二人とも薬物関係で後ろ暗い過去があり、強さと弱さを併せ持つ人物として描かれているため、ワンシーンだけあるリバの場面も自然に感じられました。
ちなみにベッドシーンは(一つ一つは短いものの)それなりに多く、ラブ度高めです。

ストーリーとしては、製薬業界の裏側を暴くような描写が興味深く、今までにあまり読んだことのないテーマの作品として楽しめました。
製薬会社への査察、悪徳クリニックへの潜入捜査など、一つ一つの任務の過程が丁寧に描かれており、激撮!密着SNB24時とでも命名したくなるようなリアル感があります。

楽しく読めたものの、この1巻でラッキーとボーはラブラブになり、ラッキーの心配事もあらかた片付いてしまったので、続編がすごく待ち遠しい!という感じではないかも。
しかし、面白いテーマの作品であることは間違いないので、2巻以降の邦訳も楽しみです。

4

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