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表題作グリーン・コントラスト 1

ノーバート 製薬会社の社長
ウィリアム・グレイ 製薬会社の研究員元貴族

その他の収録作品

  • vs.black
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あらすじ

とある目的のため、仲間たちと諜報活動を繰り返すオズ。
次のターゲットへと侵入した場所で上司として出会ったのは、
貴族層出身のエリート研究者・ウィリアムだった。
やりづらさを感じながらも、
その緑色の瞳に懐かしさを覚えて惹かれるオズ。
けれどそこに隠されていたのは、2人の過去を繋ぐ秘密で――?

「大丈夫。俺はいつも通り、やるだけだ」

作品情報

作品名
グリーン・コントラスト 1
著者
西尾メシ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
グリーン・コントラスト
発売日
ISBN
9784040684093
3.4

(15)

(1)

萌々

(5)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
52
評価数
15
平均
3.4 / 5
神率
6.7%

レビュー投稿数4

面白いストーリー、今後の展開が楽しみです

面白かった!正直表紙を見たときは購入を迷ったけどストーリーは面白かったです。私的には表紙よりも口絵の方が好みです。
オズ‥仲間とスパイ活動して得たお金を施設に寄付しつつ生活している
ウィリアム・グレイ‥貴族出身の製薬会社の研究員、何かを探っている謎の人物 何故か片目だけ緑色の瞳。
この2人のお話です。オズが潜入した製薬会社で上司と部下として出会います。1巻では恋人は勿論、友達にもなっていません、ウィリアムの緑の瞳(表紙を見ると緑です)は実は幼少期に失明をして移植されたものらしく、提供者はオズの死別したお兄さんだったということが分かったくらいで終わってます。提供者の身内と患者、複雑な心境だろうね、今後の展開が楽しみです。そうそう、オズとウィリアムのHはありませんがノーバート先生(2人の上司)とウィリアムのHがあります。一コマ一コマが大きい感じのがするので見やすかったですね。カバー下の漫画も面白かったです。

6

​ 連載中より良くなっている!!

​ フルールのサイトで読んでいて購入を迷っていたのですが、​個性的な絵柄が映える表紙に思わずポチってしまいました。本格スパイサスペンスです。
 仲間とある目的の為にスパイ活動をしているオズと、新人研究員のアランとして潜入した製薬会社で出会ったウィリアム。自分と同じ緑色の左目を持つウィリアムは…。
 このお話、連載中に読んでいたときはお話もキャラの気持ちもわかりづらく、ストーリーとしては面白いのに描き切れていないなぁとちょっと残念に感じていたのですが、加筆修正がされているのかな?連載されていたものはすでに非公開なので確認できませんが、薄っぺらだったスパイ活動も、ウィルとオズのキャラにも深みが増して、とてもよくなっていると思います。
 ケラブ(貧困地区)で育ったオズの過去。貴族出身のウィリアムの過去。製薬会社社長のノーバートの裏の顔。搾取する側とされる側。奪われるものは臓器。同じ色の瞳の秘密。テーマはとても重いです。その中で二人の関係がどう進むのか2巻が楽しみです。
 個性的な絵柄ですが、私は好きなタイプの絵でした。そして背景までとても綺麗に描かれていて異国の雰囲気が良く出ています。登場人物が多いし子供時代のシーンも沢山あるのですが、キャラの描き分けもお上手です!
 オズとウィルの情報を総合することでかなりの謎が明かされた感はあるのですが、折角のサスペンスなので2巻でその上をいく展開があったら良いなと期待します。

6

謎解きにまんまとハマります

食べ物BL大好きなので「ミルクと黒砂糖」で気に入った西尾メシさんのこちらも購入しました。
だけど食べ物出てこない…。なぜ有機野菜を育てる話だと思ってしまったのか。
スパイが主人公の話でした。

マレアンテという国の暴動が絶えないケラブという地域に、敬愛する兄と2人で暮らしていたオズ。
あるとき攻撃によって損壊した建物の下敷きになってしまったオズは兄とはぐれ、そのまま兄は行方知れずに。
数年後、オズは同じケラブ出身の2人と組んで企業に入り込み情報を奪って売るスパイになっていた。
次のターゲットとなったフィリーナ製薬に潜入したオズは、そこで兄の目を持つウィリアム・グレイと出会って…。

こういう謎を暴いていくストーリーはネタバレしてしまうのが怖いですね。
とりあえず思ったのは、ノーバート教授(39)。39歳!?と何度も見直してしまいました。59歳と言われても、さらに69歳と言われても違和感のない風貌のノーバート教授…。39歳。
まんがで年齢を表現しようとすると、どうしても過剰な老けメイクみたいになってしまいがちですが、何度見ても、どのコマでも39歳はサバ読みすぎるノーバート教授(39)。

そんなノーバート教授に心酔している風で肉体関係まであるウィリアム・グレイと、ノーバート教授の裏仕事を一手に引き受けているようなカリダ。

こういうストーリーは「解明したい!」と思える謎じゃないとなかなか引き込まれないものですが、中盤くらいから早く結末が知りたくてうずうずしてしまいました。読み始めは「しまった…。スパイものか」と思っていたのに、まんまとハマる。展開の適度なスピード感と情報の見せ方が上手い!

ウィリアムがオズに対してビッチな行動を取ったところで2巻へ!

0

罪のない子供同士だからこそ切ない

 まだメインの2人での絡みが少ないし殺伐としていたので萌評価にしましたが、ストーリーは洋画のような雰囲気でしっかり練られていて、とても読み応えがあり引き込まれるものでした。西尾先生のタッチ自体が、海外の舞台によく合っていますよね。

 メインであるウィルとオズについては、2人を繋ぐ過去の事実が悲惨で、オズがウィルに対して複雑な気持ちを抱くのも分かる、痛ましい関係性となっています。ウィル自身が悪いことをしたわけではなく、彼にとっては純粋な希望を叶えた結果が、オズにとっては絶望だった。一方を犠牲にして、もう一方が救われたという関係性が切ないですよね。でも、人間の世界では非常によくあること。この関係性を乗り越えて、2人がどんな新しい関係を築けるのか、2巻が楽しみです。

0

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