他人の空似で面倒くさい男にロックオン!?

HYPER BLACK

hyper black

HYPER BLACK
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×210
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

123

レビュー数
7
得点
71
評価数
22件
平均
3.4 / 5
神率
13.6%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
シリーズ
B-PRINCE文庫(小説・アスキー・メディアワークス)
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784048923439

あらすじ

卒倒してしまうくらい死体を見るのが苦手なのに、なぜか誰も気付かない些細な手がかりを見つけて犯人逮捕に貢献してしまう飯島。現場で昏倒必至ながらも目鼻が利くと捜査一課にまで配属され、悪戦苦闘の日々を送っていた。だが、ある事件をきっかけに、強面の偏屈者で有名な検視官の仁科に目をつけられてしまう。仁科は「お前のその目が欲しい」と、嫌がる飯島に言い放ち!?
白黒決められない大人の恋愛事情は未解決!?

表題作HYPER BLACK

仁科清人,警視庁の検視官,39歳
飯島一哉,捜査一課刑事から検視補助官へ

その他の収録作品

  • 黒の章
  • 白の章

評価・レビューする

レビュー投稿数7

シェパードx豆柴

んん〜ん。面白かったですよ。でも、突っ込み所満載なんだよなぁ。
『血と死体には耐性の無い』飯島と、『遺体を視る目は警視庁随一』の仁科のカップリングはgoodです!
仁科の若き日の恋人、殉職してしまった磯崎と飯島がよく似ている、という設定もgoodです!
だけど…現場では冷静沈着な仁科が飯島を無理やり、な展開はやはり唐突かなぁと。
そんな仁科は飯島に磯崎を重ねていた事を自覚していたにもかかわらず、検死補助官に異動を打診した飯島に『代用品になんかしない』と言いながらキスしてきたり。
こういう矛盾は人間臭いけど、この作品は人間ドラマを描いているわけではないですしね。
「オトメ野郎」の柏木をフッて、選んだのが飯島〜?的な微妙感もありますし。
飯島の方もレイプ(挿入は無くたって合意なき行為はレイプですからね!)された仁科に恐怖感を抱きつつも、同時に惹かれる気持ちがあるという流れが描ききれてないような…
作者様はHシーンが凄く上手なので全てそこで相殺されちゃいますね。
Hシーンが上手いというのはBL市場ですごいアドバンテージだと思います。『どこかぷっと笑える話を書いていきたい』と続きのこと、そこはそのまま生かしつつ、より一層深くアツい男達の物語を期待しております。
最後に。小山田あみさんの挿絵、最高です。

6

キャラが好きになれなかった

井上さんの新刊。『デンパ男とオトメ野郎』のスピンオフという事で楽しみにしていました。

鑑識モノ、中でも検視モノは個人的にとても好きなジャンル。ストーリー自体はとても面白かった。

過去に同僚であり恋人だった男を加害者に殺されてしまったという過去を持つ仁科(攻め)。
現場を見たときに重要なものを見つける「目」を持つものの、血や遺体がからっきし苦手という刑事としては致命的な欠陥を持つ飯島(受け)。
この二人のバックボーンや関係はとてもツボでした。

のだけれど、仁科×飯島の「ラブ」という点ではいまいちだったなあ…、という感じ。

泥酔した飯島を解放するために自宅に連れてきた仁科が、いきなり飯島に対して強姦未遂を働くのもよくわからなかったし、殉職した恋人・磯崎を心から愛しているのにもかかわらず、飯島に対してあっさり恋心を抱くようになるのも全く分からなかった。
飯島が磯崎に似てるから、という理由があるのなら、そこをもっと前面に出すべきだと思ったし、どこで、どうやって飯島に惹かれていったのか、という過程がさっぱりわからない。

対する飯島のほうも。
仁科に襲われて怖続きかった、という事と、仕事で仁科と関わる、ということがごちゃ混ぜになっていて、社会人としてどうなのかな、と。
あれだけ仁科を拒んでおきながら、終盤あっさり仁科を受け入れるのも拍子抜け。そこに至るまでの仁科への気持ちの変遷がよくわからなかった。
職場の面々から「ポチ」と呼ばれてしまう可愛さと、仁科への反抗心。これが飯島の魅力なのかもしれないのだけれど、個人的には自分の感情が優先してしまうバランスの悪い「お子さま」にしか感じられなかったのも、魅力を感じなかった要因の一つかも。

あと、読んでいくうちに仁科が『デンパ男~』の柏木の元カレ(というか元セフレかな?)という事が分かるのですが、柏木大好きな私は柏木をあっさり捨てた元カレにあまりいい感情を抱いていなかったのもあって、ちょっと複雑な気持ちになりました。

ストーリー自体は面白いのに、BL的な「萌え」という点ではいまいち。1冊にまとめず続き物にして、徐々に二人の気持ちが近づいていく、という展開だったら感想はまた違っていたかもしれないな、と思いました。

小山田さんの挿絵は相変わらず神でした。何しろ美しい!
表紙も素敵でした。
磯崎との思い出の上に、シェパードと「ポチ」の姿。
何とも印象的な表紙です。

5

「け…検視官っ…」呼び萌え。(//∇//)キャー

「デンパ男~」シリーズのスピンオフ。
度々柏木の回想等で登場する元彼仁科のお話ということで。

装丁はシリーズ通して同じblueさんで、やっぱり表紙の二人に笑顔無し!笑
ムスっとしてるのにちゃんと飯島(受)は仁科(攻)にきっちり
抱きしめられてますけどね。(゚∀゚ )アハ
甘々にならない本編をいい塩梅に表現している表紙です。

で。

本編なんですが。
うーーーーーーん。
ムズカシイデス…。
西村×柏木と違ってすっごく分かりにくいんですよね、この二人。
互いがかみ合わなくて分かり合えないのは全然構わないのですが、
読者も分かり合えないんですけど。苦笑

すっごい曲解かもしれないのですが。
仁科に強姦(未遂)されたことでPTSD発症してるのに
仁科のことが気になって仕方ない飯島は、ある種ストックホルム症候群なのかな、と。
強姦(未遂)された後、検視補助官として仁科の近くにいることで
元々検視官として尊敬しているところに自身の検視としての力を認められた上、
相手の秘めたる澱に触れ、ほだされてしまったのかな。

前半の仁科は台詞、表情ともに鉄仮続き面がごとく人間味を感じられませんが
全く同じ台詞、態度であっても、飯島がその軽微な表情の違いに気づいてからは
萌え要素がぐーーーんって上がるんですよ。
あぁ、実は飯島に拒否られて悲しかったのね、なんて。( ̄w ̄)プッ
実はすっごい我儘なお子様だったという事実は萌え要素抜群でした。笑
あと、意外と飯島が漢らしいという事実も。
甘々展開に発展しても、仁科の言葉尻を捉えてムードをぶち壊す飯島の天然っぷりも
大変おいしゅうございました。( ´艸`)ムフフ
いや、これ絶対飯島の尻に敷かれるワ。笑

でも実は、本編の二人よりも柏木との絡みが実は一番ぐっときたです。
ちゃんと仁科は柏木の弱いのに強がってみせる姿を理解していたと。
幸せそうに微笑む柏木がちゃんと西村に愛されてるんだなーと実感できるシーンでした。
二人の別れのシーンの回想が井上さんのサイトで「鍵の在処」というタイトルで
公開されているので合わせて読むのがオススメです♪
仁科の気持ちがより深く理解できるかと思います。あと飯島の焼きもちも見れますvv
更に。同人誌「もう一度。」のペーパーに同じ別れのシーンの柏木視点があって
サイトのSSと対になってて個人的に切なくてオススメです。

あとこれは絶対個人的好みすぎるのですが。
エチシーンで攻めが職位呼びされると萌えるっっっ(*´д`*)ハァハァ
息も絶え絶えに「検視…官っ」って言うだけで萌え評価つけちゃうかも。爆

前半がちょっと唐突すぎて理解しがたかったのですが、後半で少し持ち直したって感じでしょうか。
その後の甘々は同人誌でしか見れないようなので、そこで補充ですかね。

2

読みごたえはあるけど…

グロい死体が卒倒するほど苦手なのに、なぜか事件につながる手がかりをよく見つける刑事・飯島(受け)。そんな彼は、現状で卒倒しかけたところを検視官の仁科(攻め)に抱きとめられる。以来、手がかりを見つける能力を買われ、検視官としてスカウトされることになってしまい…。


『デンパ男とオトメ野郎』と同じ世界観のスピンオフ作です。前作受けの元セフレが今回の攻め。
受けは、攻めと一緒になった現場で事件につながる手がかりを見つけたことにより、自分の補助になれと攻めにせっつかれるようになります。死体が苦手な受けは必死に断るものの、人の都合など考えていないような傲岸不遜な攻めはしつこくスカウトしてきます。
攻めには12年前に、恋人だった同僚を事件で亡くした過去があり、受けはその同僚に瓜二つだという設定。
打ち上げで酔いつぶれた受けは、攻めのマンションにお持ち帰りされ、無理やり押し倒されてしまいます。

一応未遂には終わったものの、尻を弄り回されてそれがトラウマになった受け。確かに自分の意思に反して尻に指を突っ込まれたら衝撃的だとは思いますが、強姦されたわけでもないのに以来攻めを見るたびに続きブルブル震えるようになったり、他の同僚に後ろに立たれて突き飛ばしたり、マンションの近くの景色を見ただけで気持ちが不安定になるのはちょっと大げさなような気がしてしまいました。しかもそんな大げさなPTSDが発症してるのに、食事に誘われたら悩んだ挙句ついていく、部屋で雨宿りしていけと言われても悩んだ挙句ついていく。なんかちょっと理解しがたかったです。

結局、攻めの過去の出来事を知って、同情で抱かれる。「同情か」「同情かもしれないけどよくわからない」的なやり取りがありましたが、よくわからないのはこっちだと思いました。あんなにキーキー「あなたのしたことが許せない」「いまだに怖くて震える」みたいなこと言ってるのに、なんで抱かれてもいいと思えるのか。個人的にはまったく理解できなかった。

仕事の描写はすごい…と思います。でも腐乱死体の描写が延々続くのはさすがに気分良くなかったです。
あと攻めの視点と受けの視点が1つの文章の中で入り混じってる文体なのがすごく読みにくかった。下手したら脇役の視点まで混じってくるし…。

5

白+黒=グレー

デンパ男と同じ世界観かぁ、と思いながら、仁科…仁科~…ハッ仁科って!柏木の!と数ページ読んで気がついたわたし。

死体が苦手な刑事、飯島。けれど彼は妙に鼻が利くのか些細な証拠を見つけ犯人逮捕に多々貢献。
そんな飯島は鬼検視官の仁科にロックオンされてしまい──。

いやいや無理矢理はダメよ、仁科さん。
と思わず突っ込んでしまったのは、飯島のあまりの怯えっぷりに可哀想になってしまったから。
いや、仁科も可哀想なんだけど。子犬にプルプル震えられて(笑)自業自得です、うん。

二人の掛け合いがおもしろく、またシェパードに唸られる豆芝がツボ。

仁科が意外にも繊細で、そこに飯島はやられてしまったのか…。
白黒が好きな仁科だけど、手に入るなら、とグレーゾーン大好きな飯島に乗っかったのかな?飯島の言葉にも、身体にも(笑)

ちょこっと柏木が出てきて、そうか元気にやってるのかとニンマリしたのと、柏木の笑顔に隠した悲しみを仁科はちゃんと感じ取っていたことをなんだか嬉しく思いました。

結局二人はグレーゾーンのまま終わってしまいました。
これは続きがあるな、と思ってしまう続き
グレーゾーンのまま放置は嫌です!
是非とも飯島に「好きです、検視官」と言って欲しい…。

2

会話に萌える(^^)

「デンパ男」も面白かったですがそれ程ツボに入らず、今回どうするか迷いましたが、レビューを読んで購入しました。ありがとうございます!!

最初はサスペンス調なので入り込みにくいかと思いましたが、面白くてページをめくる手が止まりませんでした。
攻めの仁科、受けの飯島の両視点から話が進むので、何を考えているのか分からなくてイライラする事が無く、お互いへの気持ちが分かりニヤニヤしてしまいます。相手の気持ちが分からなくて主人公と一緒にヤキモキするのもいいですが、こうやって両視点で書いてあるのもまた大好きです。

仁科、飯島がともに最初の印象が話が進むとともに変わります。
頼りなさそうな飯島が意外と強気で男前だったり、自信満々で心臓に毛が生えてそうな仁科が過去にとらわれ弱い部分を持っていたり…。こうゆう意外性に萌えます!

後書きに「どれだけ辛くてもどこかプッと笑える話を書いていきたい」とありますが、所々にコミカルな部分があり深刻になりすぎないのが辛いのが苦手な私にはありがたいです(^^)
このコミカルな部分が随所に生かされていて二人の会話がとても面白いです。
最初のうちは飯島続きが、その場の勢いで言い返すんですが、恐々とです。
後半にいくにしたがってどんどん飯島の男前な部分が前面に出てきて、ポンポン会話をするようになります。仁科は後半にいくにしたがって弱かったり繊細な所が出てきて、会話をしていても押され気味になったり慌てている部分が出て来たりとカワイイです。
この対等にポンポン言い合ったりする所が非常に萌えるので、ぜひご注目下さい。

脇役の上司や先輩等も非常に魅力的で特に仁科の元上司の青柳は出番が少ないのにいい味を出していて、こちらでまたスピンオフが出るといいなあと期待してます。
もちろん本編の方も続きがあるといいなあと期待をしつつ。

5

『デンパ男』とはまた違った魅力の名コンビ

『デンパ男』シリーズと同じ世界観の作品で、
柏木の元セフレで検視官の仁科(攻め)と、彼の部下・飯島(受け)との馴れ初めを描いた物語。
同人誌の方は気になりつつも読めていなかったので、こうして商業で読めるようになって嬉しいです。

あらすじ:
捜査一課の飯島(受け)は、卒倒するほど死体が苦手なのに何故かグロい遺体にばかり出くわしてしまう名物刑事。
一見頼りないですが、鋭い観察眼で毎回事件を解決に導くことから、一目置かれています。
ある日、偏屈で知られる検視官・仁科(攻め)と知り合い、なりゆきで彼の部屋に泊めてもらうことに。
仁科は飯島を襲いかけた挙句(未遂)、後日、飯島に検察補助官になるよう勧めてきて…?

何でも白黒つけたがる仁科と、優柔不断な飯島との凸凹コンビぶりが楽しいお話。
強面で荒っぽい仁科が意外と繊細だったり、
ヘタレっぽい飯島が意外と図太くて度胸あったり…と、
読み進めるにつれ明らかになる人物の意外な一面が面白かったです。

仁科は、飯島に12年前に殉職した恋人の面影を見て思わず飯島を襲ってしまう、ちょっと危ない人物。
普段は冷静沈着ですが、続き恋人のことを今も引きずっていたり、彼を殺した犯人(死刑囚)を今も憎んでいたりと、どこか放っておけない雰囲気があります。

そんな仁科に絆されていく飯島は、一見トロいですが、鋭い洞察力を持つ人物。
仁科に強姦されかけたことから彼を警戒していますが、その一方で、仁科のちょっとした表情や言動から彼の脆さや孤独を読み取ってしまい、どうにも気になってしまう…
飯島の『細かいことによく気がつく』性質が、仕事だけでなく恋愛面でも活かされており、仁科に惹かれていく描写に説得力を感じました。

二人のHはラスト付近までお預けですが、ここでも二人の凸凹コンビぶりが活かされており、甘いだけではなくコミカルさもあるのがポイント。
仁科が口説いているのに、空気を読まず言葉の揚げ足を取りまくる飯島の天然ぶりが可笑しく、
そんな飯島に焦らされキレながらもガンガン攻める仁科もチャーミングでした。

ストーリー全体の核となる事件はないですが、様々な事件のエピソードから検察官の仕事や現行の司法制度について掘り下げられており、読み応えは充分。
硬派かつとっつきやすい事件捜査モノとしてオススメです。

9

この作品が収納されている本棚

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