無垢な華は、伯爵の指で淫らに色づく

伯爵と囚われの華

hakushaku to torawareno hana

伯爵と囚われの華
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×28
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

182

レビュー数
2
得点
53
評価数
14件
平均
3.9 / 5
神率
21.4%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
シリーズ
B-PRINCE文庫(小説・アスキー・メディアワークス)
発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784048922678

あらすじ

貧民街で死にかけていたユーリスは、美貌の伯爵アルトゥールに拾われた。実はレテ公爵家の最後の血族だと素性を知らされ、ユーリスは貴族としての教養と知識を身に着けるよう強要されるのだった。
生きるために始めたユーリスの努力は、やがてアルトゥールを失望させたくない、彼の愛を得たいという狂おしい思慕へと変わっていく。しかし彼が想うのはユーリスの亡き父で…?
美しく冷徹な伯爵と養い子との、禁断の愛。

表題作伯爵と囚われの華

アルトゥール・クラウゼヴィト,受を引き取った美貌の伯爵,38歳
ユーリス,レテ侯爵家の最後の血族,18歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

健気な受けが頑張ります

健気受けなら小中先生と(勝手に)思ってるんですが、今回も本当に一途で健気です。
そして自分で道を切り拓いていく強さがあり、とても好感の持てるキャラクターです。

受けのユーリス視点で話が進みますが、前半は18才になった彼の回顧という形で語られます。
これがなかなか切なくて、貧民街で死にそうになっていた所をアルトゥールに拾われるも、最初は使用人達からろくに面倒をみてもらえず、これまた死にかける。その後、3年程は無邪気に幸せな時を過ごしますが、自分のアルトゥールへの恋心に気付いた頃から複雑な事情も絡んできて切ないすれ違いが続きます。
とにかくひたすら一途に想い続けるユーリスが切ないんです。
そしてアルトゥールが感情をあまり出さないクールな性格なので、イライラくるんですね。
こんなに一途に想われているのに、アルトゥールめ!!となります。(笑)

ところが、後半になると一気に事態が動き甘々になります。
アルトゥールも義務や立場等、色々なものに縛られていただけで本当は不器用な人だと分かって来ます。
この後半からの甘々感がすごくて、最後の方はほとんどバカップルです。
前半の続き切なさがあるから、この甘々がめちゃくちゃ生きるんですよ〰。( ´艸`)
開き直ったアルトゥールは素直に愛情を囁きまくるし、もともとやんちゃな所があるユーリスも、自分の気持ちに素直にしたい事をしちゃいます。
後半の甘々が長く続くので、二人の幸せを堪能できますよ。
そして最後の余韻がすごいです。こういう終わり方って、ちょっとだけ寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか?

一つだけ、名前が覚えにくいのが大変で〰伯爵だの〰公爵だのとなると、こいつ誰だっけ?と混乱しました。カタカナ名って、何でこんなに覚えにくいんだろう…。(>_<)ゞ

2

萌の宝庫

貴族・年の差・養父・長髪攻め…と、萌設定の宝庫でかなり楽しめた一冊。
やんちゃな少年から美青年に成長を遂げる受けの変化も萌ポイントの一つで、よしながふみさんの『ジェラールとジャック』を少し思い出しました。

あらすじ:
貧民街で死にかけていたユーリス(受け・10歳→18歳)は、亡き父の友人を名乗る美貌の伯爵・アルトゥール(攻め・30歳→38歳)に拾われる。
実は、ユーリスはレテ公爵家の最後の生き残り。
アルトゥールの屋敷に引き取られ教育を受けるうち、彼に惹かれていくユーリス。
しかしアルトゥールの心は、ユーリスの亡き父にあり…。

冒頭の現在の二人のやり取りから、冷淡な養父×健気な美青年の切ない片想いモノか…と思いきや、その後の展開は思いのほか甘々。
良い意味で第一印象とのギャップに驚かされました。

ユーリスは、引き取られてきた当初はオドオド→慣れてからはアルトゥールにべったり→大人になってからは敬語で礼儀正しく…と、全部で三段階の進化を遂げる美青年。
アルトゥールの屋敷を出、公爵家を継いでからも密かに彼を想い続ける姿が切ないです。
しかし、貧民街時代の名続き残か?思い余ってアルトゥールを誘惑したり、怒るとアルトゥールに蹴りを入れたり、敬語を忘れたり…と、ちょいちょい素の荒っぽい気質が見えるのが面白いところ。
多少ワガママで無鉄砲でも、根っこにはアルトゥールへの揺るぎない愛があるため、何だかんだ可愛く思えてしまいます。

アルトゥールは一見冷たく気難しそうですが、本当は優しく愛情深い人物。
ユーリス(少年期)と打ち解けてからのイチャイチャ親子ぶりには思わずニヤけてしまいます。
ユーリスに誘惑され、冷淡な態度で彼の誘いに乗りますが、酷い抱き方はしないところにも彼の優しさやスマートさが出ていました。

アルトゥールがユーリスを好きになる流れに決め手らしい決め手はありませんが、時の流れが順を追って描かれているため、説得力に欠けるということはありません。
養父としてユーリスを育てたアルトゥールですが、一途に自分を慕ってくるユーリスの存在はアルトゥールにとっても大きかったのだろうと思います

ユーリスがアルトゥールと幸せになるまでを描いた比較的平和なお話ですが、ラストの数行には少しホロリとさせられます。
芯の強い女性キャラが登場したり、子どもへの教育の重要さが説かれていたりと、サイドエピソードもなかなか丁寧に描かれており、ただ甘々なだけではないところも好印象でした。

個人的にかなり好みの一冊です☆

7

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