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表題作純愛カリカチュア

螢田七歩,マンガ家志望の青年
栢山至,成年向けエロ漫画の編集者(変態)

その他の収録作品

  • 偏愛カリカチュア(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下:変態いろはかるた(描き下ろし)

あらすじ

マンガ家志望の螢田 七歩は、出版社数社に持ち込みに行くも惨敗。
そこで成年向けのエロ漫画の編集部を紹介され行ってみると、いい人そうな編集に当たって喜んでいたのもつかの間、気づいたらフ●ラされ乗っかられ、あれよあれよという間に喰われてしまい! ! ?

〝コレ〟さえなければ完璧、病気レベルな真性ド変態の編集者・栢山に風変わりな洗礼を受け螢田青年の前途多難なマンガ家への道、(と恋??)が始まる―――! ?

「つーかむしろこの状況がエロ漫画じゃねーか! ! 」

作品情報

作品名
純愛カリカチュア
著者
茶渡ロメ男 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801956292
3.7

(112)

(34)

萌々

(40)

(23)

中立

(5)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
10
得点
404
評価数
112
平均
3.7 / 5
神率
30.4%

レビュー投稿数10

最高に面白い!

初コミックスとの事ですが、完成度が高く最高に面白かったです!!

基本はコメディですが、シリアスあり、切ない展開あり、エロエロありと話にメリハリがあり、あきる事なく一気に読めちゃいました。絵も多少クセがありますが、とてもキレイで見やすく、大変色っぽいです。
受けが攻め以外との女の子や同僚との絡みが多少あるので、苦手な方はご注意下さい。

まず受けの栢山ですが、びっくりする程ド変態です。若くてかっこいい男の子に軽蔑されたり罵倒されるのが大好きで、足をなめたり踏みつけられて喜んで興奮してます。基本は仕事の出来る落ち着いた大人の男性なので、変態スイッチが入った時のギャップには大変笑えます。

そして攻めの蛍田は、今時の小綺麗な男の子です。漫画家志望で、締め切りが近くなると小汚くなります。
漫画を持ち込んだ出版社の編集者である受けに、好みだということで食われちゃいます。受けがド変態であるのに対してこちらはごくごくまともなので、変態ぶりに引いたり気持ち悪がったりするんですね。そして、攻めのそんな態度に受けはまた興奮するという。(笑)

前半のコメディ調から一転、受けが自身の性癖に悩み、攻めを幸せには出来ないので離れようとするシリアス展開もありますが、二人の心情が丁寧に描かれていて、このあたりはすれ違いがとても切ないです。

そしてエロは濃厚です。襲い受けなので童貞の攻めはいいように転がされちゃって、受けなみに可愛く喘いでくれます。そして受けは百戦錬磨という感じで非常に色っぽい!! 最初の方の受け主導のエッチも萌えますが、後半の気持ちを通わせ始めた二人の、受けに教わりながら頑張る攻めが可愛くて悶えます。素直に言うことを聞く年下の男の子ってキュンキュン来ます(//∇//)

とても面白かったので、次回作も絶対購入しようと思います!!

*カバー下の変態いろはかるたも必見です!

13

ジェットコースターみたいに話がころがってきます!

新人漫画家が紹介されたのは、男なのにきれいなエロ漫画の編集。
最初は的確なアドバイスをしてくれてたのに、童貞を指摘され、フェラされ、乗っかられ、あげくに「蔑すむ目がたまらない踏んでくれ」って…
なんなの?この変態は!
物語の最初から、がっつり掴まれました。

そして、漫画家の部屋に忍び込んでオナニーのお手伝いをしたり、あいかわらず変態ぶりを発揮しつつ、自社と関係無い一般漫画もチェックしてくれ、こっそり一般紙に紹介までしてくれてる親切ぶり。
あれ、この編集ふざけてるけど、漫画家のためを思って動いてるし、実は一途で良い人?と思わせておいて、、、

漫画家の好きな女の子だと知りながら誘われるまま寝て、問い詰められるとアッサリ認め、そこで怒った漫画家に滅茶苦茶にされる流れに見せかけ、漫画家からの「そういうのはいいです。たぶん好きです」告白でラブ展開か?と期待させたところで、「僕は何とも思ってない」と突き落とす…
この編集が何を考えているのかサッパリわからないし、作者さんがどう話をもっていこうとしてるのか先がまったく見えない。

ここまで漫画家視点だったのが、編集視点に切り替わり、彼の過去や考えてることがだんだんとわかっていきます。
エロくてどうしようもないけど、彼なりに純真なところもあって、でもやっぱり変態で…

キャラが何考えてるのかわからず、こうと予想している展開をひっくり返されながらジェットコースターみたいにストーリーが転がっていき、最後まで翻弄されました!読みながら百面相してたと思います、私。
でもね、こんなすごい話を書いた茶渡ロメ男先生は新人さん!
しかも、これがデビューコミックスなんですよ。
この先が末恐ろしいです。

10

年上変態メガネ受けが素敵

表紙の眼鏡の男性が受け。
年上襲い受けは数あれど、攻めより長身で、いかにもデキる男風なイケメンがプライベートではド変態…というパターンはなかなか珍しいのではないかと思います。

攻めとなる七歩(しちほ)は、漫画家志望の青年。
青年誌に原稿を持ち込み、採用こそ逃しますが、そこの編集者のツテで他社を紹介してもらうことに。
紹介されたのは成年向けエロ漫画の出版社。
担当編集の栢山(かやま)は、初対面で七歩が童貞だと見抜きフェラしてきて…というような展開。

栢山は仕事熱心で面倒見のよいイケメン編集ですが、性癖はM寄りの変態。
栢山に跨りながら、
「初対面の男に童貞を奪われる気分はどう?」
と尋ねるあたり、精神的にはSも入っていそうですが、七歩に引かれたり呆れられたりすることに興奮する姿はやはりMっぽくも見えますw

栢山を警戒する七歩ですが、彼の編集としての優秀さは認めており、彼に片想いする若手編集者の存在も気になり…と、何だかんだ彼のことを好きになっていきます。

しかし栢山は七歩とセックスはしても恋人として付き合う気はなく、七歩の告白を拒絶。
後半は、そんな栢山の過去に迫るシリアス寄りな展開です。

担当作家との痴情のもつれで大手出版社を退職した栢山。
罵倒されて興奮する性癖を持つ栢山は、相手を故意に怒らせ悦ぶような悪癖があり、それが原因で担当作家とも破局した模様。
そんな自分に恋愛する資格はない、と恋人を作ることを諦めています。

しかし、七歩が過労で倒れたことを機に彼への気持ちに気づき、彼のまっすぐな告白にも心打たれ、ラストはラブラブに。
それまで余裕たっぷりだった栢山が初々しく七歩に身を任せる姿に萌えました。

七歩の歪みない性格がまた絶妙に可愛く、世慣れた栢山とキャラ的にバランスが取れています。
描き下ろしの尿道プレイ(尿道リングプラグが出てきます)も、このいまいちSになりきれない七歩のキャラクターのおかげで大変ほのぼの可愛い内容となっていました。

ただ、栢山が七歩を好きになる流れはややご都合主義的かも?
七歩の意中の女性とHしたり、自分に想いを寄せる職場の後輩とも本番寸前までやっちゃったりする節操なしなのに、
そんな人が七歩のことをコロッと好きになってしまうのは都合が良すぎるように思えました。

しかし全体としては、エロくて綺麗な絵と個性的なキャラを楽しめました。
初読み作家さんでしたが、次回作も楽しみです。

14

“セルフ言葉責め”という高度な変態感

Qpaって編集部内に萌える変態キャラを日々模索・開拓する専門チームでもあるのかな?ってくらいに次から次へとグッとくる変態キャラを生み出してくれますね。
ちょっとヘンなキャラを求める読者にはやたらヒットして仕方ないレーベルなんですが。
明らかにヤバイ性癖じゃなくて「ちょっとヘン」でいいの。その辺の匙加減がQpaさんは毎度絶妙なんだよなぁ。
BL界の秋○康/小○哲哉的編集者がきっといるに違いない。

ということで本作は、受けキャラ栢山さんが最高です!
もうねー色々アレなんだけど、特にわたし的にヒットだったのは蔑まれて興奮するドMな栢山さんの“セルフ言葉責め”w
自分で自分を言葉責めして昂らせつつ、それが脱童貞したばかりのウブい螢田くんへの間接的な言葉責めになってるという、なんと高度なテクニック!
SMプレイとおねショタプレイの新たな可能性を見せられた気がしますね。笑
数ヶ月もすれば螢田くんはきっと素敵なご奉仕系Sに成長していることでしょう( ´艸`)

〜こぼれ話的な追記〜
作中に登場する螢田くんの一般漫画のタイトル「SUCK OF LIFE」ってこれイエモンだよね?(栢山のいる編集部は「SPARK編集部」だし)
栢山さんの行動が結構歌詞にリンクしていますし、ニヤリとできるんではないでしょうか。

【電子】レンタ版:修正○、カバー下○、裏表紙○、電子限定特典(4p)付き

4

年上の人

なかなか良い変態でした。
年上受け、それも、この栢山みたいな変態入っている年上の襲い受けは好み。
初対面でいきなり乗っかられちゃって涙ぐんでいる年下の攻めっていうのも好み。
栢山のちょいちょい漏れ出てくるドMな言動に、いちいち律義に反応してツッコミいれる七歩くんのノリもいい。
七歩くんが今時風のシュッとしたイケメンなのに、ちゃんとすね毛があったり,修羅場でボロくなると無精ひげになったり、栢山が素足に革靴だったり、ちゃんと爪の手入れしてあったりっていう細部も好み。

4

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