「「おねがい、けっこんして!!」」

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表題作サムライ花嫁

カイル,キング ハリウッドスター
水白亘輝,大学生

あらすじ

趣味は剣道と節約の亘輝が時代劇のエキストラのバイト先で偶然出会ったのは、来日中のハリウッドスターのカイル。
極上のスターオーラで強引に頼まれ、彼の年の離れた異母弟・シオンとリオンの期間限定シッターをすることに。
天使のような双子は少々訳ありのようだが、亘輝を本物のサムライだと信じて純粋に慕ってくれる。
初の子守りをなんとかこなしながら二人と仲良くなっていくうちに、カイルまで熱烈に口説いてきて!?
カワイイがいっぱいの、シンデレラ・ラブロマンス♪

作品情報

作品名
サムライ花嫁
著者
真船るのあ 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773088342
3.2

(15)

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萌々

(6)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
48
評価数
15
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

とにかく双子が可愛すぎる

苦学生の亘輝(受け)は時代劇のエキストラで可愛らしい双子と友達になります。
その子達はハリウッドスターのカイル(攻め)の異母弟たちで、亘輝が2人の大好きな侍の格好をしていたのと、契約違反をしたシッターから助けてあげたのもあって、とても懐いたので、シッターとして1か月雇われることになります。
双子たちは忙しいカイルに構って欲しくて、しょっちゅう脱走を図っていたのですが、亘輝がシッターになってからは、亘輝が3人の仲をとりもつ形で間に入ったので、脱走もなりを潜め4人の絆が深まります。
その中で、亘輝はカイルにアバンチュールにちょうど良いと口説かれますが、遊びでそういうことはしないと断ります。
カイルは人間不信気味で初めは亘輝のことも良く思っていませんでした。が、亘輝の人柄の良さにどんどん惹かれていったようです。

シッターと言っても兄のように面倒を見るという感じで、観光に行ったり、遊園地に行ったり、京都旅行にいったり、毎日が本当に楽しそうで、双子はとてもとても可愛いかったです。何かあると2人会議をはじめるところは微笑ましいです。

カイルの口説きは続いていたので、亘輝は絆されそうになるのですが、本気になってしまったカイルが本気故に手が出せなくなり、ギクシャクしてしまいます。
ひと月はあっという間に経ってしまい、3人と別れる時がきます。双子はお別れしたくなくて、2人共が好き合ってることにも気づいたため「カイルとけっこんしてかぞくになって」と頼みます。カイルにも「コウキにプロポーズして」と。そのため一悶着あるのですが、無事解決し、カイルは真摯に告白します。でも亘輝は住む世界が違うとうなずけません。
それでも忘れられない亘輝を、いろんな誘惑を振り切ってちゃんと迎えに来たカイルは偉いです。

ただ、2人共が惹かれあった経緯がわ分かりづらかったように思います。亘輝がシッターのバイトだったのと、カイルが忙しかったのとで2人でいるより、双子と3人でいるところのほうが多かったかもしれません。その代わり、双子の可愛らしさが全開でした。
後双子が、生まれてから3年間育ててくれたお祖母さんと暮らすことと、一年間暮らしたカイルと暮らすこととを天秤にかけた時に即座にカイルを選んだ理由はよくわからなかったです。どちらを選んでも片方はひとりぼっちなので、カイルがひとりぼっちだからというのでは理由として弱いと思いました。結局、2人の絆を深くするためだけのイベントだったのかなあという気がします。

花嫁シリーズで花嫁姿どころか女装がなかったのは初めてだったかも?今回は結婚式まであるけど、タキシードでした。
相手が外国人だったこともあり、周りからの反対もなくて周りへのカミングアウトはスムーズだったし、男同士という葛藤もほぼなくて、日本人同士では無いというのはこういうことかとちょっと新鮮でした。

4

双子が天使だった

みずかねりょうさんの絵に惹かれて。真船さんの作品は初めてでした。

先輩の紹介で、時代劇のエキストラをすることになった亘輝。撮影現場に現れた双子のシオンとリオンになつかれた亘輝は、半ば強引に彼らのシッターを任される。
そして、亘輝は双子の兄であり百戦錬磨のカイルに口説かれるが、それを頑なに拒む。ハリウッドスターであるカイルにとって自分は、弄ばれているだけだと自覚していた為だった。

とにかくみずかねさんの描く双子ちゃんが可愛いのなんの!!
表紙の忍者衣装でポーズをとるところとか、二人会議をしているところとか、亘輝の靴を片方ずつ持って初めてのおつかいにいくところとか…天使過ぎました!

金髪碧眼のセレブに口説かれる日本人の初心な青年が主人公のストーリーで、王道のあまあま。
ただラブシーンよりも、双子ちゃんの可愛さに目がいってしまったので、BLとしての評価は“萌”です。

3

双子の忍者に会いに行きたい!

花嫁ものが急に読みたくなり、タイトルとイラストに惹かれ購入しました。
『サムライ花嫁』ってどういう事だろう?とあらすじも読まずに読み始めたのですが、受けさんが剣道が趣味でそれをきっかけにお侍役の仕事(かなりの端役)をした事からきたタイトルだったのかなあ?と。
それ以降受けさんに“サムライ”感があまりないので、ハリウッドスターとの身分差花嫁ものというありがちな設定ではあったな…というのが、読後の感想です(タイトルに引っ張られ過ぎただけかもですが(^^;)。

主要人物は皆、嫌味もなく好きになれるキャラ設定でした。
受けさんの亘輝は、シッター物にありがちな「子供の世話もそこそこに攻めに夢中になり、健気に密かに思ってる感を出す」タイプではなく、物語終盤まで自分の気持ちに気付かず、双子を一生懸命お世話する責任感の強いかっこいい性格で。
最後まで可愛さを前面に出すような受けではなかったので、花嫁ものでもしっかり男の子として存在感があった事が、読んでいて気持ち良かったです(^^)
攻めさんのカイルは、あまり記憶に残るほどのキャラ設定でもなかったような気がするのですが、最後のプロポーズのシーンだけは、かっこよく決まってました。
ただ、カイルは嫁の尻に敷かれるタイプでカイル自身その事を喜んで受け入れてそうなのが、本編後の書き下ろしで伝わってきて、それはそれでニヤニヤが止まりませんでした(^^)笑
やっぱりこのお話でこの主人公2人を差し置いて目立っていたのが双子のシオンとリオン。
天使でした。可愛すぎました。
年齢詐称してるんじゃないかって時々思うほど賢い2人に癒されました。

あとは、缶しるこがそこまでキーワードになる事もなかったので、最初にあんなに出す必要あったのかだけが謎ではありますが。

大きな事件もなく、ハリウッドスターとの恋愛ものの割にストーリー自体は単調に進んでいきますが、お話として綺麗にまとまっているので読み終わりもスッキリ出来ると思います( *´︶`*)

2

青い目のちみっこ襲来!

みずかね先生の挿絵狙いでgetしたものの
表紙が 「ほれっちみっこだっ可愛いだろっ?」的に
ちみっこ前面に押し出されたのが
ちょっとなあ と思って、すべての挿絵をあまり見ないで本文読了。

ハリウッドスターに惚れられた苦学生(母子家庭育ち)が
双子の後押しを得て、最終的にはバージンロードを歩いちゃう 
というお話でした。
王道、ひねりなし だと思います。評価は萌。

で、挿絵をもろもろしっかり見ると
1.裏表紙=カラー口絵で、ちみっこ二人がこしょこしょ作戦会議している
  絵があり、超可愛い・・・・・表紙よりこっちがいい。
2.モノクロの方で、受けさんをまじまじ見上げている
  ちみっこ二人の図があり、これも激可愛い。
  目おちるで というぐらい目を見開いてる(笑)
その他、キスシーン、(みずかね先生の描くキスシーンに弱い私・・・)
受けさんのサムライ姿、二人の白タキシード立ち姿などなど
とっても素敵でした。
受けさんがあっさりした性格で、ちゃんと男子に見えたのも良かったです!
(あっさりしてるから、残りにくい ということにもなっちゃう・・・)

これ1冊だけなので、みずかね先生のちみっこを一度見てみたい 
という方にはよいのでは?と思いました。
どはまりしてしまった場合は、
他の作品に手を伸ばしていただくということで(笑)

0

主役は双子?

ちびっ子が可愛すぎて、お話の半分はちびっ子達だったんじゃないかな?
大人達が霞むくらい可愛かったです。

受けがさっぱりきっぱり男前で、ウジウジしたり卑屈じゃなくていいな!と思っていたら…。やはり最後の方は身を引こうとして。

超人気ハリウッドスターとちびっ子シッターと。家族愛とスターの苦悩と。
あんまり目新しいことはなかったかな?
受けが攻めの口説きをきっぱりかわしてきたのに、やはりスター。受けはおとされてしまうんですね。ちびっ子達の言う通りで。
ちびっ子達の大冒険も良かったです。

受けがもっとサムライらしいところの描写やエピソードがあれば、より良かったな。

何気に顎クイとか壁ドンとかやりがちですよね。

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