ひきこもりの俺が男前な君に引きずり出されて

hikikomori no ore ga otokomae na kimi ni hikizuridasarete

ひきこもりの俺が男前な君に引きずり出されて
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レビュー数
1
得点
8
評価数
2件
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
シリーズ
プラチナ文庫(小説・プランタン出版)
発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784829626184

あらすじ

ひきこもる元検事の英輔を引きずり出したのは、初恋の相手である悠真。鋭い目つきで乱暴だけど、その手は温かくて……。

表題作ひきこもりの俺が男前な君に引きずり出されて

船橋英輔,ひきこもりの元検事,33歳
佐藤悠真,ひきこもり更生の仕事をしている初恋相手,33歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

男前受けがひきこもり攻めを更生

タイトル通り、ひきこもりの攻めを男前受けが引きずり出す話。
後半のシリアス展開に意外性があり楽しめます。

あらすじ:
ひきこもりの元検事・英輔(攻め・33歳)の自宅のドアを蹴破り乗り込んできたのは、小学校時代の同級生・悠真(受け)。
ひきこもりを更生させる仕事をしており、英輔の母に頼まれ訪ねてきた悠真。
初恋相手の悠真に逆らえない英輔は、彼にどやされるがまま、規則正しい生活を送ることに…

二人称「てめえ」のガラッパチ系男子・悠真が非常に良いキャラ。
ツナギ姿にドスのきいた声で英輔を起こしにやって来る彼はどう見てもカタギじゃないですが、
英輔を立ち直らせようとする姿に優しさがあり、根は情に厚く良い人であることが伝わってきます。

英輔は、昔は優等生で正義感の強い人物でしたが、検事時代のトラウマからひきこもりに。
そのトラウマとは、先輩検事の不正を暴こうとして、逆に罪をなすりつけられ勾留されたというもの。
無理やり自白させられ検事の職を追われた敗北体験から、闘うことや考えることを恐れる性質の人間になってしまいます。

そんな英輔ですが、悠真のおかげで外に続き出られるようになり、再就職を目指すように。
過去にケリをつけるため、悠真の提案で上司の不正を再度告発すべく動き始めますが…
自分を陥れた先輩検事と悠真がデキているものと誤解した英輔は、悠真に酷い言葉を投げつけ(ここから悠真視点)、半ば無理やり彼を抱いてしまいます。

悠真視点になったことで、彼も英輔のことを好きだったことが判明。
英輔が立ち直りつつあることを心から喜んでいたのに、尻軽扱いされ、それでも英輔のため一人で先輩検事の不正を暴こうとする姿にグッときます。

悠真視点が盛り込まれたことで、子供の頃の二人の思い出や友情を示すエピソードが出てくるところもポイント。
それらのエピソードが先輩検事の不正を暴く展開の伏線となるところも面白く、当時の悠真にとって英輔の存在がいかに大きかったか分かります。
裕福でない家庭に育ち、父親に暴力を振るわれていた悠真。
子どもの頃から心身共にタフだった悠真ですが、優しくしてくれた英輔とその母親にはとても感謝しており、その気持ちを今も忘れていないところに彼の義理堅さが出ています。

最後には誤解が解けラブラブに。
バーバラさんらしくH描写もそれなり濃厚で、乳首責め中心に楽しめます(最初の絡みでも、乳首責めに約6ページ割かれています)。

面白く読めましたが、悠真が実は童貞でウブだった…というベタなギャップ設定は(個人的に)マイナス。
一線を越える前の、英輔をからかってる風な大人っぽいキャラが好きだったので、その路線を貫いてほしかったです。
恋人になって両想いH→そのまま物語終了、という流れも尻切れトンボ感があり、ちょっと惜しい感じです。

しかし、全体としてはコミカルとシリアスのバランスが良く気に入りました。
男前受け好きな方にオススメの一冊です。

5

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