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運命の巨根(コイビト) 見つけました
tnkの大きさは心の大きさ、と亡き父に言い聞かせられて育った受けは、運命の巨チンを探してゲイ向けのデリヘルで働いている。そんなある日、隣に理想の巨根の持ち主の大学生攻めが引っ越して来た。ノンケの男はなかなか手ごわく、誘ってもスルーされるばかりだったが、攻めが巨根を理由に女子に振られたところを目撃し、慰めがてら乗っかってしまい…。
大きなち○こを追い求めているゲイ受けと、ち○こが大きすぎるせいでいまだ童貞のノンケ攻めという、相性ピッタリなんだか最悪なんだかよくわからないカップルのお話です。
素直で単純でち○こち○こばっかり言ってる受けが面白かったですが、ち○こさえ大きければいいの? という気がしないでもなかったです。案の定攻めにもそう思われてしまい、心が通い合うのはかなり時が経ってから。
攻めはち○こが大きい以外はごく平凡な大学生。そこそこイケメンなので女子は寄ってくるのですが、あまりに大きいち○こがネックになって女子にも振られたり。
攻めのほうは、巨根を受け入れてくれる唯一の相手だから受けにほだされた、という感じはなかったです。ノンケだということもあり、むしろ押せ押せな受けにドン引きしています。受けの目当ては巨根だけだと思っているので、エッチできて嬉しいどころか悲しい気持ちになってる気の毒な人でした。
攻めが巨根じゃなかったら付き合っていなかったであろうカプなので、切なさや萌えはあまりないですが、くっついたあとは可愛らしいカプで、微笑ましかったです。
同時収録の短編が2本。
ひとつは、上記受けの友人であり、働いていたデリヘルの同僚ユウキくんが主役のスピンオフでした。
困ったちゃんなお客をお仕置きする話で、お客がクズすぎて好きにはなれませんでしたが、バリタチだったお客がユウキくんに犯されて受けに目覚める展開がなかなか萌えました。
もうひとつは、ニートで自殺志願の攻めが、自殺を止めてくれた露出狂の男子となんとなく仲良くなる話。
作者さんご自身もおっしゃっておられましたが、まさしく出オチな話でした。
折込の試し読みで気になり購入。
巨根大好き頭ゆるふわ受け、とても可愛いです。
素直にドン引きするノンケ巨根の攻めくんも可愛い。
かなりエロエロものかと思いきや、想像していたよりはさっぱり軽めのお話でした。
爽やか目の絵柄とテンションのたまものでしょうか、ちょっと物足りなさを感じるくらいでした。
以下、同時収録作品の話です。表題のみだったら正直萌止まりだったかもしれないのですが、
大好き「攻め喰い男子」の登場です!!
綺麗なお顔にそこそこ華奢な体の攻めくんが、粋がった態度の悪いヘルスの客をばっちり従順なネコに教育。
短編でかなりあっさりさっぱりなのが残念なくらい、2人ともキャラが魅力的でした。もっとしっかりめに見たかったです…
「愛しのセンチメートル」
デリヘルボーイのスノは巨根至上主義。
というのも大好きな亡き父が遺した
「tnkのでかさは心のでかさだ!男はtnkのでかさで決まるんだ!」
という金言?ゆえ。
その言葉に従い、大きなtnkを探し求めていると銭湯で
理想のtnkもとい、tnkの持ち主の大竹に出会い、(tnkに)一目惚れしてしまいます。
まるで運命の導きであるかのように大竹はスノの隣人で、
その日からスノの猛アタックが始まります。
本能に忠実かつ少々ゆるめのおつむとtnk至上主義の主観により、
スノの発言やら行動がズレまくっていてなんだか笑ってしまいます。
巨根に深刻に思い悩む大竹に、もっとでかいことに誇りを持って欲しい!と
やたら真剣に励ましていたり、素直で明るくていい子なんだけど、
なんか面白い(笑)
大竹と結ばれたときには「理想のtnkと結ばれました」発言に
理想の男とではないの!?と大竹がちょっと不憫にも思えたり…
頭の中がtnkのことばかりでそのせいで失敗を繰り返して、
少しずつ自分の間違いに気づいて大竹への愛も芽生えていくのですが、
それまでのスノは全てがtnk主体でやっぱり色々とおもしろおかしかったです。
他短編2作
「デリバリーボーイ」
こちらは攻め食い男子のお話でした。
高圧的でクレーマーな攻めが一転、ネコとして篭絡されていく
ストーリーは痛快であり、エロエロです。
「優しい体」
人生に絶望し、自殺を図った阿部の前に現れたのは露出狂でした。
意表を突く展開に笑えるのに優しくて、好きでした。
その後の2人のお話がもっと読んでみたいなと思いました。
あと、露崎の素顔も見てみたい!
この作品、表題は理想の巨根を求めてさまようゲイの子の物語で、エッチではあるのですがラブコメっぽさが今っぽくて可愛い。タチネコがはっきりしている中でもこういう葛藤って意外とエッチに明け暮れるゲイにはあったりするので同じエロ度で甘酸っぱいエロラブコメをまた読んでみたいなと思いましたね。
ただ、ソレだけではないのが本作の面白いところで、
表題作以外も魅力的なのが素晴らしいですね。
『デリバリーボーイ』は「ナイス、ウリ専ボーイ!」と唸り、ノンケ界隈でのさばるこの手のヤツもこうなればいいのにと夢を見せてくれる作品でして、一見、人の良さそうな子が「あぁ、これがプロよ!」とネコの私がジュンってしちゃう素敵っぷりでした。
『優しい体』はまさかすぎるカップリングで、冷静に考えれば凄まじい変態カップルなんですけど、そう思い出させるのを上手くディレイさせるストーリーと台詞回しは上手いなと思いました。最後の最後で「いや、爽やかラブコメにすんなよ変態共!!w」とツッコんじゃったのは許してください。
最後まできちんと読める本なので、エロが苦手でなければ是非。
表題作の「愛しのセンチメートル」はラブエロコメディって感じでした。
「デリバリーボーイ」はエロだけって感じでした。
「優しい体」は収録作品の中で一番意外性がありました。話に自殺が絡んでるので他の作品より重く感じたのかもしれません。最後まで受けの顔が隠れたままだったので、どんな顔なのか少し気になります。受けは変わってるけど優しくて良い人です。でも警戒心が無さすぎる…。2人のその後が少し気になります。
イゴ彦先生は今のホームページではなく以前のホームページで野球部の話を読んでから気になってました。
もっとダークな感じの作品を描くイメージだったのでこの単行本は正直意外でしたʕ•ᴥ•ʔ
ネタバレしてないとは思いますが一応ネタバレありにしておきます。
乱文失礼いたしました。