鬼の棲処 書き下ろしショートストーリー小冊子

oni no sumika

鬼の棲処 書き下ろしショートストーリー小冊子
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
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49

レビュー数
1
得点
9
評価数
3件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小冊子
出版社
笠倉出版社
発売日
価格
非売品
付いてきた作品(特典の場合)
鬼の棲処(但コミコミスタジオ購入時のみ)

あらすじ

ノベルズ発売記念・コミコミスタジオ購入限定特典書き下ろし小冊子
夜が暮らしていた島の村長の息子視点で回想を含めながら今の村の事が語られています。

表題作鬼の棲処 書き下ろしショートストーリー小冊子

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レビュー投稿数1

本編では語られない逸話

本品は『鬼の棲処』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

本編後、
村長の息子視点で村の様子が語られています。

村長の息子は
たびたび黒鬼がさらわれた時の夢を見ます。

得体のしれない男たちに捉えられ
黒鬼は今にも泣きだしそうな顔で
連れ去られてしまったあの日の事。

あれは村長の息子にとってだけでなく
村の誰にとっても悪夢のような出来事であり
未だにその爪痕は深く残っていたのです。

朝餉をとりに食堂に行くと
また人が亡くなった村長である父親が
身支度をしていました。

アレから村では人死にが増えました。
高熱が続いて亡くなったのは
年若い区長の息子だと言います。

厄災がなければ
今でもきっと元気だったろうにな

村長始め村の誰もがあの一件を「厄災」と言い
天から下った災いなのだと信じています。

しかしながら村長の息子は
出来事事態は天災に近いものであったけれど
病死者の増加とは無関係だと思っています。

あの厄災のあと村人は薬を荒らしたのです。
それが回り巡って自分達を苦しめているのに
続きえて荒らした結果が招いた事態だからと。

村長の息子には
いずれ村に災いを災厄をもたらすといわれ
人間とは認められない幼馴染・黒鬼がいました。

恐れ知らずで好奇心旺盛な村長の息子は
幼い頃は彼を傷つけるべく接した事が有りましたが
長じるにつれ彼がただの子供であるばかりか
哀れなか弱い存在ある事に気付きます。

しかし、黒鬼に同情しても
庇う事で自分が村人に否定される事も怖くて
陰ながら彼を助ける事しか出来ませんでした。

彼が災厄を運んできたと言う者も
彼を虐げたから不幸が訪れたのではと
言う者もありますが黒鬼はもういません。

山の向こう、黒鬼の家のあった場所に
今でも足を運ぶのは村長の息子だけで…

本作は夜が生まれ育った村の様子が
村長の息子視点で語られる事で
夜視点では知りえなかった彼の思いが
見えるお話となっています。

昔からのしきたりを守り
それを絶対と信じて生きる村人にとって
黒鬼という存在は悪でした。

唯一黒鬼という存在を
人として認めていた村長の息子が
何を思って夜に接していたのか
夜が去った後はどうなったのかは
とても気になる点でしたので
その片鱗を知る事ができた本作を
読めてとても良かったです。

本作は本編で夜が流した瓶を
彼が手に取る場面で終わります。

村長の息子にとってこの物語は
ハッピーエンドとなる事はないですが
離れていても強い思いは届くのだと
思わせてくれる最後でした。

主カプのいちゃいちゃも良いでが
こういう番外編も楽しいですね。

3
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