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表題作優しい獣

有田貴秋・再会してから受様を口説き続ける亡兄の友人
槙野三波・勤務会社の倒産で喫茶店のバイトに

あらすじ

「キス一つじゃ済まないぞ」「多分、いいです」野性味溢れる精悍な顔立ちに、長身で、そのうえ社長でもある、きわめて魅力的な男──有田貴秋。友人の弟である自分を口説き続ける彼の真意が測れない槙野三波は、どう答えていいのかわからない。ところが、有田の会社に就職を決めて、そばで彼に接しているうち、三波の心は揺れ始め…。「わからないなら教えてやる。言葉じゃなくて態度で。俺がお前をどう思ってるかをな」そう言っていきなりキスをされた三波は…?前作で微妙な関係だった2人の恋の行方が、いよいよ明らかに!

作品情報

作品名
優しい獣
著者
火崎勇 
イラスト
みささぎ楓李 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434015007
3.3

(3)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

前作評価

「優しくない波」のスピンオフ作品です。前作の続きでもあるので、読んでいた方が良いです。前作の主人公・航平の次兄である三波(受け)が主人公になります。

丸ごと1冊表題作で、三波目線で話は進みます。
長兄・渡の親友である有田(攻め)から好きだと言われて3年。会社が倒産した三波は有田の会社に就職します。有田に惹かれて「好きだ」と告白をして抱かれた翌朝、有田に「後悔しているかも」と言われてしまい…という内容です。

三波に関しては意外と自信がなかった有田が、三波の言動を誤解して距離をとってしまうのが残り3分の1にあたります。私の中で、有田の評価が前作から下がった部分でした(笑)。途中までは強引なくらいに好きだと言い続けていたのに、いざ応えたらそれかい!とイラッとしました。

三波の恋が進展する前の序盤で、前作「優しくない波」の航平・高羽のその後が出てきていました。

京都でおそらく告白でもしたのだろう、と三波が推測していることから、高羽は航平を殴らなかったらしいです。(顔が腫れたら強姦したとかバレちゃいそうなので。)
その後、三波曰く「ギクシャクして、その後照れてる」という二人には何があったんですか。「恋人になりたいと思う」と言う高羽と、「(恋人)…のつもりだよ、もう」と言う航平。二人は今どのレベルの付き合いなんですか。と、作者様に心中で問いかけました。
18歳で止まった高羽と21歳の航平の初々しさに悶えました。

個人的には今作品の二人より、前作の二人ばかり追いかけて読んでの評価「萌2」でした(笑)

1

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