蜜惑オメガは恋を知らない

mitsuwaku omega wa koi wo shiranai

蜜惑オメガは恋を知らない
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神26
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

34

レビュー数
7
得点
157
評価数
37件
平均
4.4 / 5
神率
70.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784344838031

あらすじ

9歳の時、突如オメガ変転してしまった智宏は性的な好奇の視線に悩むが、高校時代にアルファの恒星と出会って世界が変わり……。

表題作蜜惑オメガは恋を知らない

弓削恒星,高校からの親友で探偵・アルファ,26歳
宇田川智宏,弁護士・オメガ,26歳

その他の収録作品

  • 恒星アラウンド
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数7

愛おしい二人

 オメガバースっていうと、本能、とか衝動的、焦燥感、といった激しいイメージだったのですが、こちらはとても優しくて穏やかで愛おしいお話になってました。

 まずは攻め様の恒星。
なんというか包容力のある健気攻め。
受け様の智宏が大好きで、智宏が恒星を伴侶として受け入れるまで本能を封じ込めて大事に待っててくれてました。なんていいヤツ。
 んで受け様の智宏。
こちらも努力家でかわいい受け。
 智宏の危機に恒星が助けに来てくれて、その時「伴侶を渡せるか」とのセリフで恒星の気持ちを知って、伴侶じゃないんだから、恒星が大事だからつがいにはなりたくない、と別れを決意して。
そんな時でも恒星は智宏の気持ちを尊重して無理やりには迫ってなくて。
 やっと、自分がオメガ変転したきっかけに気付いて、伴侶として認めて求め合う二人。
きっかけを知った時は、なんでそんなとこに落としたんだ恒星、と私が地団太踏む思いでした。
遠回りしてしまった2人だけど、これからは伴侶として幸せになってくれて本当によかった。

 えちシーンは最後にあるだけなのに、2人の間には優しい甘さが満ちていてともて満足な続き一冊でした。

3

運命の相手は?

オメガバース設定です。

主人公、智宏は若干9歳にして理由が分からずヒートという激しい発情を迎えてしまいそこから苦悩します。
そして、アジールというオメガ保護施設に入ります。そこは閉ざされた平和な世界だったけれど、ネットで出会った恒星に惹かれて一緒の高校に通いたなと思ってアジールをでます。
智宏は恒星に実際に会って生きる楽しみを感じます。
ですが、高校卒業前に恒星は智宏の元を去っていきます。
10年後、偶然の再会でまた親しく交流する二人。

こちらの世界はアルファに出会ってオメガ変転してヒートを迎え運命の伴侶と結ばれるのですが、アルファがいないのにヒートになってオメガ化した方は、はぐれオメガと言われて番としてアルファと結ばれることがあっても妊娠して出産すると熱が冷めて次の番を求めてしまうそうです。
自分がはぐれオメガだと確信している智宏はそんな淫乱人生はまっぴらごめんだと抑制剤を飲み続けていたのですが、今回は医者から断薬を進められてしぶしぶ従います。二度目の本格的なヒートそれから…



以下激しくネタばれ
高校時代からの長い両片思いです。恒星は伴侶は智宏だ続きと確信しているのに、智宏は恒星を求めているのに伴侶にであってヒートに至った証拠がわかりませんが、やっと見つかって二人は結ばれめでたしめでたしでした。

オメガバース設定のいいところは、アルファMとオメガMが男同志だったとしても深く結ばれ愛の結晶としての子供が授かるところだと思いました。
通常のBLだと、両想いになったとしても相手がもとはノンケだったら、普通の家庭を持って子供を授かりたいのでは?では、相手の幸せのために自分は身を引くべきかも?という苦悩が続くんですよね。
子供を育てたかったら養子をもらうかって選択肢はあまり現実的にないようですしね。

なんだかそういうことを考えさせられました。

2

このオメガバースなら大丈夫!

電子書籍版を購入。
表題作、攻め視点の「恒星アラウンド」、アジールで一緒だった類が登場する電子版おまけ「再会コングラッツ」が収録されています。
あとがきあり、挿し絵なし

この作家様は、作家買いしているので、その流れで購入。

オメガバースということで、かなり悩みました。

結果、買って正解。
かなり、楽しめました。
神評価です。

オメガバースは、有名どころのコミックを2、3冊読んだ程度ですが、どれもイマイチ世界観にはまることができなかったのです。
ですが、今回の話は全く気になりませんでした。
地雷なくスッキリと読み進めることが出来ました。

なんといっても、伴侶と番(つがい)の使い分けが、良かった。
運命の相手の「伴侶」は一人だけ。
諸事情で結ばれない場合は、誰とも結ばれないか、流動的な関係の「つがい」で我慢するか。
うーん、切ない。

これは、オリジナル設定でしょうか??
今まで読んだオメガバースは、一目で運命の相手とわかるものが多かったのですが、本作は長い年月をかけて愛をはぐくんだのも、萌えポイントでした!
親友から恋人へというの続きが、好きな方にはおすすめです。

6

理性で本能を押さえつけるオメガ

オメガバースは地雷がてんこ盛りなので読んだことがなかったのですが、ナツ之さんは作者買いしてる作家さんなのでどうしようか悩んで、他の方のレビューを見て、地雷がなさそうなので思いきって読んでみました。
結果、良かったです!
このお話には、ビッチ受けも、モブ姦も3Pも、ゲスな攻めもいないし、痛くもなかったです。

設定も細かく説明されていて全く初心者でも読みやすくできていたと思います。

オメガの弁護士の智宏(受け)と高校の同級生でアルファの恒星(攻め)が10年かけてゆっくり両想いになるお話です。
あらすじは他の方が詳しく書いてくださってるので、感想だけ。

ベータから変転してからの智宏は高校に入って恒星に出会うまではとても哀しく気の毒です。普通の生活をしたいだけなのに、抑制剤を飲んでいてもヒートの時期が近づくと漏れる匂いに発情され、何度も襲われそうになって、被害者なのに自分の方が悪いみたいに言われてしまい、疲弊していきます。
保護施設に入ってそれなりに楽しくても、刺激がなく生きているのに死んでいるような生活。学生生活を送っての人として成長ができないことに、もどかしく感じ続きていくところも、他のオメガのように情欲に支配されないよう、理性で押さえつけられる精神力を持っている為、余計にしんどそうで哀しいです。
施設での生活を甘受するには若すぎた智宏は、勇気を出して高校に通いだし、恒星に出会ってから、毎日が楽しく幸せそうで本当に良かったと思いました。
救いだったのは、智宏の両親が智宏を思いやって慈しんであげられる人だったことです。
智宏も大変でしたが、両親も周りからいろんな目で見られて言われて大変だったと思います。それでも智宏を疎むことなく愛し育てた両親には拍手です。

恒星はというと、高校で早々に伴侶に出会えたのに、相手はオメガということを嫌悪し抑制剤を飲んでいる為気づいてもらえないなんて、ひどいお預けです。でも、ずっと傷ついてきた智宏を思いやることができ、智宏の考えを尊重できる本当にできた人でした。

抑制剤を飲みすぎて、処方を一旦お休みしなければならない為に起きた事件で話は大きく変わっていきます。なぜ、たった9歳でオメガに変転してしまったかが、智宏の中で深い傷になっていたのですが、そのトリガーとなったものを思い出せた時、ずれてしまった歯車を元に戻すことができ、本当に良かったです。

後、気になったのが施設で出会った類と仁科さんです。類は伴侶とともに幸せに暮らしているのでしょうか。また、最後まで心が痛んだ教務官の仁科さん。伴侶に出会えたにも関わらず添い遂げられないなんて、伴侶に出会えないよりもはるかに残酷で悲しい。仁科さんは修行僧のようになっていましたが、相手の人はどうなったのかもとても気になるところです。伴侶という事を話した後に拒否られ死にそうになってた恒星や伴侶を無くして能面みたいになっていたタクシー運転手を見る限り、幸せに暮らしているとはとても思えないのです。2人に救いがあったらいいのに。

お話としてはとてもよく出来ており、良かったので神評価です。
ただ、ヒート時のオメガの状態は女性と変わらなくなってしまうので、最中の描写はほぼ女性です。(濡れたりとか)この辺の描写をみるとBLじゃない!、と思うのですが、オメガバースなのでそれは納得しないといけないですね。

オメガバースが、地雷の人も多いと思いますが、普通のオメガバースを敬遠していた人でもこのお話なら大丈夫だと思います。

10

読み終わるまで惹かれっぱなしでした

あらすじは他の方が詳細に記載してくださっていると思うので割愛します。
読み始めて数ページで、凄く惹かれて次のページ次のページって感じで読むことができ終わるのが惜しいな‥と思わせる一冊でした。今まで読んだことのあるオメガバースは激しいHが売りって感じでしたが(オメガバースでも落ち着いた優しい話もありました)主人公のオメガも伴侶になるアルファも理性を保って、読んだことのあるのとは毛色が違くて良かったです。
オメガの智宏は幼い頃にヒートがあった事に対して罪悪感が強く、自分に好奇の目が向けられるのが耐えられない。(オメガである自分が全部悪いと思い込む節がある。)
アルファの恒星は 文句無くいい男!高校で出会って智宏一筋!智宏という人間を理解した上で身体も精神も傷つけないように、見守りつつ、智宏にとって一番良い距離をとっている。(でも絶対他の人に智宏を譲る気はない!)
ベタベタしている訳ではないのに、甘々な雰囲気が伝わってくるのが良かったです。
上手く説明できませんが、お手に取る機会があれば(オメガバースが苦にならないなら)読んでほしいです。
オメガの保護施設のアジールにいた仁科続きさんと類さんがどうなったのか知りたい!
仁科さんは本当にこのまま悲恋で終わってしまったのか?類さんはお世話になったマスターの店を潰したオーナーが運命の相手で間違いなかったのか?凄く知りたい!スピンオフ出してくれないかなぁ 絶対購入します。(特に仁科さん)

6

理性的なオメガ受けに好感

商業ではまだまだ少ないオメガバース小説。
地の文の情報量が多いため、IF世界の作り込みや、説得力を持たせることが漫画より大変なのかなと思います。
本書はそうした世界観がなかなか作り込まれていて、読ませる一冊です。

あらすじ:
9歳でオメガとなり、13歳からの3年間を隔離施設で過ごした 智宏(受け)。
そこで同年代のオメガ達の乱交を目の当たりにしたことから、自身のオメガ性を否定し、誰とも交わらず一人で生きていくことを誓います。
しかし、高校で恒星(攻め)というアルファの青年と出会い…

現在(26歳)→過去(10代)→再び現在という構成。
10年来の親友が恋人に…というストーリー展開自体はオーソドックスで、いささかインパクトに欠けるかも。
しかしオメガ故に恋愛を避けてきた智宏の心情描写に説得力があり、オメガバースの設定がよく活かされています。

抑制剤で定期的に発情を抑えている智宏。
幼い頃から様々な偏見に晒されてきた彼は、オメガとして生きることの危険性を充分理解しており、また本能のまま複数のアルファと交わり子を成すような生き方も嫌悪しています。

そん続きな智宏の無二の親友・恒星は、高校で孤立しがちだった智宏を皆の輪の中に入れてくれた人物。
智宏が弁護士、恒星が探偵となった今も友人付き合いが続いています。

恒星が智宏のピンチに駆け付け、その勢いで告白し…という展開はかなりありがちなものですが、
智宏を思いやり10年間も片想いを封印していた恒星の優しさにはじんわり感動しました。

その後のH描写は智宏が女の子のようでちょっと苦手でしたが、
男の出産や授乳が普通の世界なので、オメガが多少女性っぽくなるのは仕方ないのかも。
男の出産方法についても軽く説明されており、ファンタジー設定にリアリティを持たせている点は良かったです。
また、智宏は妊娠しませんが、出産経験のあるキャラとして、恒星の姉の夫(オメガ)が登場。こうした脇カプの倒錯的な描写も興味深かったです。

倒錯的と言えば、学園祭の劇で恒星がジュリエットを、智宏がロミオを演じたシーンも印象的でした。
自ら女性役に回り、智宏に花を持たせようとする恒星の優しさがよく出たエピソードだったと思います。

ラブストーリーとしては王道ですが、しっかり作り込まれた世界観には引き込まれました。
オメガとしての本能より理性を大事にする受けの性格にも好感が持て、オメガバースに苦手意識をお持ちの方にも比較的読みやすい一冊かと思います。

11

ナツ之先生のオメガバースですよ!!

ナツ之先生のオメガバースです!
オメガバースというと基本的な設定以外は作者の自由に出来る所も魅力の一つだと思いますが、この作品はかなり作り込んであります!!
オメガがベータの変転でしか出現しなかったり、はぐれオメガやアジールというオメガの保護施設等、オメガバースファンならワクワクする設定が盛りだくさんです。

受けの智宏は9才でオメガ変転していて、あまりに早い変転のため周りから色眼鏡で見られ心の傷になっています。しかしそのまま流されるのではなく、前向きに努力して自分の居場所を作っていく強い人物です。
攻めの恒星は朗らかでリーダーシップがあり、太陽のような存在のアルファです。

高校生での出会いから26才の現在までと長い時間をかけてようやく結ばれるんですが、このジレジレとしてる所がめちゃくちゃ萌えます!!
受けの智宏視点で進むんですが、抑制剤をずっと飲んでいるので伴侶の匂いに気づかないんですね。そして本人が鈍感で意地っぱりなせいもあり、ずっと恒星のことは親友だと思いこんでいます。
恒星の方はそうそうに運命の相手だと気付くんですが、オメガという事で心に傷を持つ智宏を思いや続きり、ひたすら親友として見守り続けます。
ここにオメガバースの細かな設定がとても上手く効いています。オメガバースだからこそ成り立つ作品なのですね。

オメガバースというと出会ってすぐ結ばれるパターンが多い気がしますが、この二人は長い長い時間をかけようやくなんですね。智宏がオメガの自分に折り合いをつけ、自分の気持ちに素直に向き合えるまでそれだけの時間がかかります。(きっかけになる事件はありますが)
そして、その間ひたすら我慢強く見守り続けた恒星がとても男前です。
胸にじんわり来る素敵な作品でした。

それとナツ之先生というと文章のクセが強く読みづらい部分があったのですが、最近はとても読みやすくなってます。そのうえで、艶っぽい個性的なところは健在なので、初期の作品が苦手だった方にもお薦めです。(^^)

8

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