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耳鳴りとめまいと悪寒について

mimminari to memai to okan ni tsuitte

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表題作耳鳴りとめまいと悪寒について

赤羽根亮,取り立て屋
神代真名,古書店店主

その他の収録作品

  • その後もそこそこ

あらすじ

人に触れれば、失くした物の場所がわかる──特殊な能力を持つ古書店店主と、借金取り立て屋がトラブルと恋に奔走する!

作品情報

作品名
耳鳴りとめまいと悪寒について
著者
湖水きよ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199606946
3.8

(58)

(15)

萌々

(23)

(16)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
218
評価数
58
平均
3.8 / 5
神率
25.9%

レビュー投稿数6

ヤクザ×古書店主人

亡き親の借金を返している古書店主人と、その借金を取り立てているヤクザのカプです。
カップリングはヤクザ×古書店主人。

受けには、人に触れるとその人の探しているものの場所などが分かるサイコメトリー能力があります。他にも心霊的なものも見えるので、具体的に何ができて何ができないのかはよく分からない感じ。
攻めは借金の取り立て屋。チンピラヤクザのようですが、自分で「社長」だと言ってるので、本業は金貸し屋なのかな。
何事にも執着なく、亡霊のように生きている受けが、古い店にだけ執着していることに債権者の攻めが興味を持ち、絡んでいるという状況です。

受けの能力に目を付けた攻めが、仕事に絡んでいろいろ事件を解決させたり、自分を捨てた母親のことを聞いたり、何だかんだしつつ距離が近づいていきます。恋愛というにはふわっとした関係で、それぞれに人との縁が薄い2人の共依存なのかな? とも思ったり。
能力もふわっと、恋愛関係もふわっとでしたが、湖水きよさんの硬質な絵柄に合った雰囲気の素敵なお話だったと思います。

7

ストーリーにも個性を見たい。

キャラが立つ作家さん。カラーの色使いがムッチャ好き。絵がこなれてきましたが、マンガになると表情がクール過ぎてまだ少し硬く感じてしまいます。

古本屋を継いだ神代と、チンピラヤクザ赤羽根の似た者同士ラブ。二人の関係って、なんか匂い系オカルトミステリーっぽいんだよなぁ。BLなのでちゃんと致してますが。

絵も綺麗ですぐに先生の絵だと分かるし、ストーリーもしっかり作られているし、神代の黒髪長髪メガネ美人のツンデレキャラもテッパンだし…、茶々を入れるところは全くないんですが、なんとなく自分の中では盛り上がりに欠けました。なんだろ、コレが描きたかった!っていうのが伝わりにくかったのは人物の表情のせいなのかな。

キャラ作りが上手なので、脇キャラも気になります。個人的には(当て馬?的)黒崎さん。電子限定のオマケ「その後のお仕事について」で描かれたエピソードが面白かったので、黒崎さんのスピンオフが読んでみたくなりました。

ストーリーはヤクザものにはありがちなので、どこかにパンチが欲しかったです。オカルトっぽい部分をメインにして、シリーズものでもっと読んでみたい!と思ったけど、そういうのも既にありますしねぇ。

5

孤独が孤独を呼ぶ

失くしたもの場所が分かるという不思議な能力を持ち1人で生きている受けと、こちらも親に捨てられたチンピラヤクザの攻めのお話。
冒頭の話の展開は面白く、今後どうなっていくのかワクワクしていましたが、後半にきて、2人がくっつくのがとにかく急でした。
攻めのお母さんのくだりも、偶然過ぎですし、聞きたくて聞けないとかヤクザとは思えない気弱さだなと思いました。
攻めが急に受けのこと求めるようになったのも愛というよりお互い同じ境遇で孤独が分かるからなのでしょうか。
良き理解者、孤独を埋めてくれる存在というか。
それはそれでお互いが救われるなら良いと思いますが。

2

古本やと取り立てや

なくしたものの行方を当てるという古本や店主、神代。ものに触れるとその記憶がわかるというファンタジー体質のようです。

一方、そんな神代のもとへ取り立てと称して通う、赤羽。神代には甘々で、取り立ても甘いし、たぶん一緒にいたいという理由で、あれこれ協力させます。ちょっと三角窓の二人に似ているかな?

とにかく赤羽は神代が好きで、ラストの方では危ないところを赤羽に助けられ、神代もついにはほだされます。なんかお似合いのカップル。

ちょっと説明調なセリフがありますが、淡々とした流れはきらいじゃないです。

0

どこか物悲しくて…

借金取り×異能力と借金持ち古書店オーナー
両親に愛されず誰にも必要とされなかった二人が恋をするまでの話。

依頼されて、失くしたものを見つけたりするミステリアスな部分がドラマのようでした。
ただ、そのすべていい事件ではなく、愛を求める人たちの気持ちが伝わって物悲しくなります。
他の作品も読んだことがあるのですが、今のところどちらも雰囲気が雨の似合うしっとり系。

あとこれは私が読み逃しているかもしれませんが、借金を抱えてまで古書店を守りたかった理由について「唯一、ぼくがもらったもの」とだけでその後の言及がなく、気になります。

0

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