ツキミノル

tsuki minoru

ツキミノル
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
10
評価数
4件
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
心交社
シリーズ
ショコラ文庫(小説・心交社)
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784778120788

あらすじ

高校一年の時に保健医の月人と出会い、彼に惹かれて早10年。社会人となった実は飽くことなく月人を追いかけ続けている。本来、他人に一切心を許さない月人が冷たいながらも本気で自分を排除しないことに実は小さな幸福を感じていた。そして想い続けた記念として己の26歳の誕生日に月人が欲しいと訴え、ダメなら個人情報を流すと脅してみた。実行に移す気もなく一笑に付されるかと思いきや期間限定とはいえなぜか従ってくれて…。

表題作ツキミノル

柳月人,保健医,36歳
里中実,商社の営業マン・高校時代から攻に片想い,26歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

エキセントリックな監禁モノ

受けが攻めを監禁する話ですが、監禁場所は攻めの自宅、そして受けの態度次第でいつでも叩き出される…という完全に攻め優位ななんちゃって監禁モノ。
両者のキャラクター、コミカルかつ病み気味の展開など、全体としてかなりエキセントリックな世界観の一冊でした。
文章もやや回りくどいため、読む人を選ぶ作品かもしれません。

あらすじ:
高1の頃から10年間、保健医の月人(攻め)に片想いしている実(受け)。
何度冷たくあしらわれてもめげずにアタックし続け、ある日、自分のものにならなければ個人情報を流すと脅迫。
冗談のつもりが、なぜか月人は期間限定で実に付き合ってくれることに…

監禁生活の中で、月人は実を抱き、様々な玩具で調教。
月人に益々溺れていく実ですが、月人の自分に対する気持ちが読めず、ある日を境に彼のもとを去ることを決意し…
というような展開です。

月人は端正な美貌と冷淡な性格から「かぐや殿」と一部で呼ばれている保健医。
誰に対しても他人行儀で、10歳年下の実に対しても一貫して敬語で接しています。

実はちょっとヤンデレ入ったワンコ受けで、とにかく月人にベタ惚続きれ。
ストーカー並みに月人に付きまとったり、
月人に言い寄る同僚教師に切れて殺そうとしたりと、
ちょっと常軌を逸した執着ぶりです。

物語後半までは実→→→月人で話が進みますが、実が月人の前から消えてからは月人視点となり、彼の過去が語られます。
幼少期のある辛い体験から、人間らしい感情を失ってしまった月人。
何にも執着しない月人にとって、異常なほど自分に執着する実の存在は興味深いもので、いつしか彼を理解したいという気持ちが芽生えていました。

そんな月人が、今度は自ら実をストーカーするという展開はなかなか意外。
二人が再び顔を合わせ、恋人と言えるような関係になるまでの面倒臭いやり取りも、いかにもこの二人らしくて面白かったです。

全体として、エキセントリックさを出そうとするあまり文章がかなり読み辛くなっている印象。
月人の過去エピが出てくるシーンなど、ちょっと自分の世界に浸り過ぎで中2っぽく思えてしまうところもありました。
しかし、それぞれに強烈かつブレない二人のキャラ描写や、そんな二人の性格が意外と相性が良いと分かる後半部の展開はなかなか面白く、萌や感動はないもののインパクトは残る一冊でした。

1

かぐや姫の結末は

とても不思議な作品でした。一途な受けが体当たりする話でもなく、冷酷な攻めが改心する話でもなく、 最後まで攻めの月人の考えてることはわかりませんでした。嫌がっているというには優しすぎてすきだというには乱暴な月人自身もわからない感情の変化をとても丁寧に描いていました。

一途に十年も想い続ける実はおバカだと作中は言われていますが、冷静に自分の気持ちを考えているひとなのでハラハラせずに読めました。ワンコっぽく常に好き好きアピールはしていますが月人を崇めるのではなく嫌なところもあると認めた上で好きというのがあるので、もう愛になってしまっているのでしょうね。

物語のキーワードに「かぐや姫」があります。月人の名前と容姿から名付けられたのだと思っていましたがそれだけではないしかけがあります。

本当に不思議な作品で独特の雰囲気がありました。人を愛することとは?の問題提起をした作品だと受け取りました。後半での月人の行動も必死さともどかしさがあって真摯な気持ちが伝わってきました。

あえて萌えポイントを挙げるなら月人の敬語とたおやかな容姿とは相反した激しいエッチシーンですかね。

2

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