17 生徒

17 seito

17 生徒
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神16
  • 萌×225
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

192

レビュー数
9
得点
205
評価数
53件
平均
3.9 / 5
神率
30.2%
著者
 
媒体
コミック
出版社
大洋図書
シリーズ
H&C Comics CRAFTシリーズ(コミック・大洋図書)
発売日
価格
¥639(税抜)  ¥690(税込)
ISBN
9784813031291

あらすじ

有岡敬広。17歳。高校三年生。
要領がよくて、見た目がよくて、だからいいかげんにやってもうまくやれてきた、これまでは。

三島 真。26歳。高校教師。
真面目に、誠実に、言えない想いを抱えて、暮らしてきた。

ただの生徒と教師だったはずなのに、気がついたときには、好きになっていた……
生徒×教師のイノセント・ラブ!

表題作17 生徒

有岡敬広,高校3年生,17歳
三島真,攻の高校の地学教師,26歳

その他の収録作品

  • 夜空(描き下ろし)
  • カバー下:イラスト

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レビュー投稿数9

戻ることのない この時を

「とっておきの誰か」が心に住んでいる人に振り向いてもらうには、どうすれば良いんだろう・・・
巻数はふってありませんが続きモノになっています。

それまでは その人の存在なんて気にも留めなかったのに、ふとしたきっかけで出会い、そこからは寝ても覚めても考えてしまうのは三島先生(受け)のことばかり…
有岡君(攻め)、17歳。顔と愛想の良さでなんとなく、うまく過ごしてきた彼の戻れない恋の始まり。
三島真、26歳。学生時代からの友人(津田)に言えない想いを抱えている。それでも真面目に、誠実に今までは暮らしてきた…
津田と共に過ごした 通り過ぎていった、かけがえのない時間。これから先 何が起ころうと、どうなろうとその日があった事を振り返れば大抵の事はどうにかなる、大丈夫。そんな風に感じさせる、彼の事を思い浮かべている時の はにかんだ三島先生の表情がとても印象的だ。

昔も今も津田と「友達づきあい」を重ねつつも、高望みをしないよう絶えず注意深く自分を制御している三島先生とは反対に、自分のパーソナルスペースに遠慮なく入ってきて思いがけない言動と行動を繰り返す有岡。
ある日とうとう、三続き島先生の津田への想いを知らされた有岡は・・・

有岡がとった行動の詳細は省きますが、先生の心の冷たい場所に消えない傷跡を残してしまったことは確かだと思う。でも「その瞬間」、先生が見せた揺らぎに私は希望を見出だしたい・・・
傷を負わせた立場の彼には誠実さと思いやりを持って、本当の先生を知ることから始めて欲しいなぁ。
そして有岡君と関わったことで、一人ではどうにも出来なかった どうにかしようと思わなかった津田への想いに先生がどんな答えを出すのか。

誰かのことを強く想って“自分の知らない自分の姿”に戸惑い、苦しんで、もどかしい思いをこの先するであろう、17歳。
彼の課題は「津田と三島が過ごした時間」を受け入れ、先生が抱えているものごと全部抱きしめてあげられるか、かなぁ…と私はぼんやり考えている。
やっと動き出した二人の物語を、最後まで見届けたい。

2

17、危険な季節

胸キュンの大家、木下けい子先生のシリアス系作品ときいて、少し構えて読み始めました。
だって、木下先生って時々ゾクっとするほど不穏で不吉な黒雲を漂わせるから…。(←称賛です!)
読んでみたら、不穏というよりもヒリヒリとした焦り、のようなものを感じる。
以下ネタバレ含みます。


主人公はちょっといい加減に生きてる高校3年生、敬広。
そんな敬広が、普段は全く接点のない地学担当の教師三島とひょんな事から知り合って。
三島は小柄で物静かで優しいけれど、どこか他人、特に生徒とは一線を画していて、距離を縮める事が出来ない。
大人しい印象の三島に対してはじめは上から目線的に近づく敬広だけれど、近寄らせてもくれない三島に苛立つような、すがるような。
同時に、三島にも高校時代から好意を抱いている同級生がいる設定が描かれます。
「来年卒業したら…」と告る敬広に『想っている人がいる』と拒否する三島。激情にかられて三島をレイプしてしまう敬広。

とここまでがこの1巻め。
後悔して、でもかえって余計に三島への恋を深める敬広と、顔も見たくないと静かに拒絶しつつもどこか敬広と自分を重ねて続きみるような三島。
これから2人に何が起こるのだろう…と期待を持たせる展開です。

私的には、敬広が三島に恋をしていく過程が少し納得いかない感がありました。ゲイじゃないのにすんなり好きになる?という。
三島の片想いの相手津田、敬広の友人蓮も、もしかしたらみんなゲイのBLあるあるではないか、と思わせる節もあり、この辺のモヤモヤが2巻目では解消されるといいなぁと思ってます。

1

詐欺られたような気分

攻めのバイト先のいざこざを助けてくれた客が、攻めが通う高校の教師だった、というお話です。
高校生×高校教師の年下攻め。

攻めはいざこざを助けてくれ、禁止されているバイトを見逃してくれた教師に興味を持ち、つきまとうようになります。顔が良くてチャラいめの攻めに対し、受けは地味で平凡気味のキャラ。派手なエピソードや大きな事件もなく、興味しかない時点で付きまとっているうちに、攻めは受けにだんだん惹かれていきます。
受けのほうは、攻めに恋愛感情による好意はありません。普通の生徒に対するよりは気に入っているみたいな雰囲気はありますが、付きまとわれ、好意を寄せられてちょっと困っているような感じ。
そんなバランスが、受けの片想いしている高校時代の友人の存在を攻めが知ったことによって崩れます。

端的に言えば飄々とした攻めが地味な教師にハマり、暴走する話で、作者さんがくっつかせようと思えばいつでもくっつけられるような展開です。
でも以下続刊でした…。個人的に、続き物は巻が出揃ってから読みたいタイプなので、続き物を「1巻」と銘打たずに売られるとすごくイラっとします。こんなに明らかな続き物続きなのに、故意に単巻のように売る姿勢が気に入らない。気分的にはしゅみじゃないをつけたいくらいでした。

17

一番綺麗で、一番好きな星。

二色使いのカバーがとっても新鮮で、かつ好物の高校生ものだったので、しっかり予約してました。読み始めてからお話の進み具合が見えず、残りのページ数が少なくなってきた頃、皆さん同様ホント焦りました。一体どーやって決着つけるの?…ハラハラしてたら、to be continued...

高校生の有岡は禁止されているバイト先で、ある客に窮地を救われる。その客が有岡の通う高校の教師・三島と一致したのを機に、今まで存在すら気にも留めていなかった地学の教師に俄然興味を持ち始めます。

有岡は三島へ抱く思いが何なのか、三島の準備室に通いつめて確かめようとする。同性なのに先生のことが気になって、振り向いて欲しくて、自分の中だけで一気に盛り上がって、…暴挙に出てしまう。恐れを知らない若い青さのせいだけではなく、恋に落ちてしまった者特有の焦燥感が綯交ぜになっているところが切ない。

対する三島は有岡に自身の姿を重ねて哀れみつつ、その場は不本意ながら受けとめてやります。教師として冷静な対応を見せているけれど、彼の胸中がいかなる方向に変じていくのか、この段階ではまだ読めません。

三島のキャラがツ続きボです。親友への思いを胸に秘めて、側にいられるささやかな喜びを励みにして…はみ出したものも、持ちきれないものも全部自分の中だけで抱えながら、平穏に日々を送る。性根が強くて何事にも動じなさそうだけれど、見えないところにヒビ割れが潜んでいそうな三島。彼の担当教科がそう思わせるのかも知れません。というのも、鉱石や天文ってどうしてもわたしには少年趣味のイメージがあって、なんとなく彼の中の無垢で傷付きやすい部分を象徴しているような気がするんですよね。

三島が触れたくても触れられなかった領域を、性急に飛び越えてぶつかって来た有岡。この先どういう展開になっていくのだろう。続きが楽しみです。

2

恋に迷え、高校生

初めての恋、自分の恋愛感情だけに目が眩んで突っ走る17歳のお話。
要領がよくて、見た目がよくて、だからいい加減にやってきた、まだ何も考えていない有岡が、
9歳年上の教師の三島に恋をして、自分勝手な激情のままに欲望をぶつけてみたけれど、、、。

これって、一応続きはあるのかな?
泣けば何でも与えてもらえると思っている、ほしがるだけの子どもだった有岡が、三島に拒絶されることで、これからどう成長していくのか、
果たして二人の未来は、また交錯することはあるのか、ないのか、

木下先生、連続で高校生が主人公のコミックスを出されたけど、こっちの作品は随分とひりひりした味わい。
2作品、全く違うようでいて、思春期の子どもが、不慣れな恋に右往左往するっていう根幹は一緒なのかな。

5

雀影

セルフツッコミ
で、これと「あさはら~」をたまたま続けて読んだのだけど、「あさ~」は私好みの年上受け、こっちは私好みじゃない年下攻め。
高校生と年上社会人っていう、似たような設定で、見事に年上受けと年下攻めのサンプルが揃ったのな。

子どもでも大人でもない

些細なきっかけで好意を持ち、恋に落ちる。
十代のエゴイスティックな気持ちを全面に押し出し、愛される期待に満ちる眼差しを眩しく感じてしまいます。
好きな人の好きな人も同性。
かなわない気持ちを告げる三島に、それならばと。
自身の気持ちを受け入れて欲しいと強引に踏み込んでしまう有岡。
展開のバッサリ感に戸惑ってしまいましたが、無知で傲慢な振る舞いの結果、後悔の念に駆られる姿が痛々しく感じられました。
そして、それでも諦めきれない気持ちを持て余す大人びた表情を見せる有岡に、ぐっと引き込まれ…。
あっという間に読み終わってしまい一瞬放心状態。
すぐには見つけられなかった「To be continued」の文字に安堵しつつもどんな展開になるのか。

最近の作品ではゆるふわな展開が多かったせいか、油断してた所に思わぬ鋭さが突き刺さり、本当にずるいなぁと唸ってしまう読後感となりました。

6

青白い焔のような

作者らしい日常的な出来事が柔らかく描かれる中
静かに激しく進む物語に、これ収集つかないよね?と
読みながら残り頁を思わず見てしまったが、やはり続き物。

作者のコミカルで暖かでキュンとするような作品群も好きだが、
こういう胸を締め付けるような痛みを描かせると上手いと、再確認。

                ☆

有岡敬広、17歳、生徒。
タイトル通り、物語の主人公。
母親から「顔と愛想がいいのは別れた旦那にそっくり」と言われるような
なんとなく要領よく生きている高校3年生。

彼は、バイト先のレストランで、クレームをつける客に対応している時
間に入ってくれた小柄な眼鏡の男性と、学校で再会する。
今年からやってきた地学の教師・三島真。
禁止されているバイトの件を叱るでもなく淡々とした三島に興味を持ち、
やがて自分の気持ちが「恋」であることを自覚していく。

初体験は中1という彼だったが、実は心を揺らされるような思いは初めて。
三島が高校の同級生である親友(男)に、
長い報われない片思いをしていると知った有岡は、
思わず三島を組み敷いてしま続きい……。

悔やんでも悔やみきれない思いを抱えて謝りながら、
一方で自分の想いを言いつのる有岡の幼さ。
17歳という年齢の持つ未熟さや熱さ、情熱、行方の分からない焦り……

三島の中にも揺れがあり、拒絶しながらも
三島が有岡との些細なふれあいの中に、
かつての自分の17歳の想いを重ねている描写が秀逸。


この二人がどんな風にそれぞれ成長して歩みよっていくのか?
作中に出てくるシリウス、その光のように冷たく静かに激しく、
続きもじっくりと描いて欲しい作品です。

                ☆

キャラクターの持ち味が違うし、コミックスという媒体の違いはあるが
教師と生徒、凪良ゆう先生の『未完成』を彷彿とさせるテーマの作品でした。




*二巻のタイトルは何になるのかな?
 「26先生」とか?(笑) 少なくとも「17生徒、2」ではなさそうな。
 続きって分かるようなタイトルにして欲しいなぁ。
 

8

クリボウ

snowblackさま

こんばんは~(*´-`*)ノ
すごいすごい!!
続巻、タイトル違う説、素敵です!!
思いもよらなかった~。
うわ~ホントにありそうですね。

今作品、切ないです~。
いろいろ切ない←貧弱語彙丸出し!!

この穏やかな冷たさはなんだ…?

ふわふわとコミカルで可愛い話が続いていた木下けい子さんの今作は表紙と帯から不穏な切なさが漂っているな~とドキドキしながら開いたら、ほのぼのとした描線から紡ぎ出されているのはひりひりズキズキするような痛みと喪失感だった~!!

薄めの本だな~と思ったら続き物でした。
この巻だけでは終わりません。

有岡敬広:高校3年生。
「顔と愛想がいいのは別れた旦那にそっくり」と母に評される要領のよさで過ごしてきた彼はとある偶然から地学教師:三島真に興味を抱くようになります。

同級生:蓮や母のように何かと自分にアドバイスをするわけでなく、常に一定の距離感を保つ三島の考え方に物足りなさにも似た戸惑いを感じていた有岡はあれこれと理由をつけては近づくように。

そのやりとりの中で生まれた三島への気持ちを「初恋」として自覚した有岡は、これまで自分と向き合ったことのない不安定さに揺れるようになります。

そんななか三島が自身の同級生:津田へ片想いをしていることを告げられた有岡は一方的に想いを遂げてしまいます。
有岡の半分大人で半分子どもの孤独に満ちた暴挙には思わず眉をひそめてしまいま続きしたが、三島は有岡に押し倒された時、野蛮な行為を受けとめます。

これは有岡の涙の中に、津田への恋心を封印している自分を重ねて見ていたんだろうなぁ…と。
自分が声にできなかったことを目の前で涙をこぼしながら言われて…抵抗しなかったのではないかと。
三島の片想い歴も長いから思うところがあったのかも。

でも、行為は受けとめても想いを受け入れたわけではない三島は謝罪に訪れた有岡を拒絶します。
すごくまっとうな先生なんだ…激情にかられることもなく静かに拒否をすることで相手にとりつくしますら与えない。

有岡の孤独が両親の離婚が陰を落としているのか、思春期の不安定さが膨れ上がってるのかはわかりません。
好きだからといって三島に対して行った蛮行は許されるものでないことは彼自身、既にわかっています。

自分のせいで傷つけてしまい距離があいてしまったことはとりかえしはつかない。
でも自分本意なだけでなく「先生と同じものを好きになりたい」と有岡には前向きな意志も感じられる爽やかさが残されています。
その気持ちの変化はパンドラの箱の中に残る希望になるか…。

有岡の話しかけ方とか態度がイヤな子に思えてしまって読むのがちょっとツラい箇所がありました(笑)
自分に思い当たる部分があったんだろうな~と思うくらいめんどくさい子ども風味が丁寧に描かれていますが後半、自分と向き合うことを始めた頃から印象がかわり始めます。

生徒:有岡と教師:三島。
この時点では到底、結ばれるようには思えないですよねぇ(泣)

登場人物たちが好きだと語るシリウスは、ギリシャ語で「光り輝くもの」以外「焼き焦がすものを意味するそうです。

有岡も三島も互いに胸を焦がしている相手がいます。
マイナスから向き合うふたりが「互いに隠したい事情」を抱えたことで逆に寄り添えるようになるか次巻を待ちます。

蓮、津田、と彼らの同級生たちがとぼけたり意味深だったり良い味を出していて、これも楽しみです!!

【夜空】
巻末収録の描き下ろし。
この10ページ足らずの小編に本編の切なさや寂しさがギュッとつまっていて胸がしめつけられます。

13

いろいろ予想外

木下先生の高校生ものってことで、ラブラブきゅんきゅん甘々な感じを想像してたら、予想外のシリアス展開でした。

かっこいい攻めの高校生と、かわいい受けの先生。
先生を好き過ぎて、自分の気持ちをコントロールできず暴走しちゃう高校生ならではの不安定さが、読んでて胸が苦しかったです。先生には高校時代から実は好き人がいてふり向いてもらえない。
だからといって!って感じの展開。ネタバレになるので書きませんがほんとに予想外でした。

ページ数がだんだん少なくなってきて、でもいっこうにくっつくどころじゃないし、いったいどうやって終わるの?ってハラハラしてたら、なんと!まさかのto be continued ‼︎
続きものでした。いや〜、良かった。無理やりな終わり方しなくて。

ここまでは、甘さはかなり低めです。エロも少な目ですが、痛いのが苦手な方にはちょっとというシーンもあります。
最近の木下先生の甘々でちょっとコミカルな感じを期待して読むと裏切られるかもですが、私は昔の作品で『幾千の夜』とか『今宵おまえと』あたりのなかなかくっつかない重めなお話しも大好きなので、今後の展開を大いに続き期待します。

すれ違ってすれ違って、ようやくカップルになった後の甘々ラブラブが早く読みたい!


8

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