ヤッたら俺のこと愛してくれる?

俺とセックスしてください

ore to sexshitekudasai

俺とセックスしてください
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×20
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
39
評価数
11件
平均
3.5 / 5
神率
27.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
三交社
シリーズ
Charles Comics(シャルルコミックス・メディアソフト/三交社)
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784879197498

あらすじ

見返りを求めずに優しくできる人間なんていない――
性的虐待を受けて育った成瀬(なるせ)は、自分が愛される術は「セックス」しかないんだと思い込んでいる。
だから面倒見のいい学級委員の晴海(はるみ)もきっと、セックスがしたくて親切にしてくれるのだと思っていて――

表題作俺とセックスしてください

晴海(高3・学級委員)
成瀬夏夜(高3・落ちこぼれ)

同時収録作品what a wonderful world

真緒(α)・高校生
颯(Ω)・高校生

同時収録作品ある真夏の出来事

鷹野始(高校生・ヨウジの親友でクラスメイト)
鵜飼ヨウジ(田舎で暮らす弱気な高校生)

同時収録作品ハチミツデイズ

一家光輝(八州夫の隣に住む同級生)
曽根崎八州夫(引っ越してきたいじめられっこ)

同時収録作品鬼はそと、福はうち

七福(山中で暮らす陶芸家)

その他の収録作品

  • 俺と愛し合ってください(描き下ろし)
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数5

ダークめの短編集

義父から性的虐待を受けて育った高校生の受け。そのせいで、人が自分に優しくするのは身体が目当てだと思っている。学級委員の攻めが自分に優しくしてくれるので、彼も自分と寝るのが目的だと思っていたのだが…。


あらすじを見た時点では、表題作がいちばん痛いお話なのかと思っていたのですが、実際は可愛らしいお話でした。
義父から性的虐待を受けていたし、今も寝ることによって金銭を得たりしているので、自分に優しくしてくれる人はみんな自分とセックスしたくてそうしているのだと思っている受け。でも勉強を教えてくれたり、色々骨を折ってくれる攻めは、ただ受けが好きだから優しくしてくれると言います。

「セックスしたいから優しくする」と「好きだから優しくする、好きだからセックスしたい」の違いを受けが理解するまでのお話でした。
でも、身体が目当てではないと証明するためにセックスは当分しないのかと思っていたのですが、あっさりエッチしちゃっていて拍子抜けしました。なんか「セックス目的じゃない」と証明するにはちょっと説得力が足りないような…。
でもエッチシーンはなかなか肉感的で、エロくてよかったです。
続き

表題作は可愛らしかったですが、他の収録作はすべてダークめでした。
オメガバースがあったり、人外ものがあったり色々でしたが、いくつかの作品はメリバというよりはただオチをつけていないような印象を受けました。起承転、で終わっているというか…。
個人的にはバッドエンドでもハッピーエンドでもいいのできっちり終わらせて欲しかった気がします。
最後に載っていた、鬼と人間のBLは結構好きでした。これもメリバ気味ですがちゃんと終わっていたし、はぐれ者同士が身を寄せ合って…という雰囲気が切なくてよかったな。

4

読み足りない…

シャルルのテーマアンソロジーに掲載された作品をまとめた短編集。

「俺とセックスしてください」:トラウマ
学級委員の晴海は、問題児の夏夜をなにかと気にかけ面倒をみる。
夏夜は義父から性的虐待を受け、それが母にバレてから家庭に居場所がなく、自分ができることはセックスしかない、晴海の好意も最初はカラダ目当てだと疑っていたけれど…
晴海のまっすぐな一言が、夏夜の頑なな心に楔を打って崩していきます。
続編「俺と愛し合ってください」はその後の二人。寡黙そうな晴海だけど発する言葉はやっぱりまっすぐで、それを戸惑いながら受け入れていく夏夜がかわいい!

「what a wonderful world」:開発(オメガバース)
真緒(α)と颯(Ω)は良い友達だったけど、発情期を迎えて、本能むき出しに貪り合う。怪しい満月や、颯が真緒の臭いにどうしようもなく惹きつけられるとことか、雰囲気があるのだけど、ページが少なく…読み足りない。

「ある真夏の出来事」:怪談
気が弱くいじめられっ子のヨウジは、蔵で封印されていた鏡を見つけて以来、いじめっ子にやり返し、いつも助けてくれた親友の鷹野に続き迫り、自分が自分でなくなっていくことに戸惑って…
クライマックスシーンで話は閉じますが、余韻が残る良い終わり方です。

「ハチミツデイズ」:心中
DV父を持つ光輝と、いじめられっ子の八州夫はお隣同士で関係があり、お互い守ってあげたいと思い合った結果のメリバです。八州夫がなぜそうなったのか描かれてないので、私にはイマイチ理解できないお話でした。

「鬼はそと、福はうち」:バケモノ
寂しい鬼と寂しい人間が寄り添うお話。作品全体から寂しさが漂ってくるけど、ハッピーエンドだと思うから読後感は良いです。

お題ありきの短編で、話はまとまっているものの、始まる前の二人の関係やその後などもっと読みたい!と感じる話が多かったです。シビト先生もあとがきで「描き足りない」と仰ってます。
企画もののアンソロジーで出版社の意向もあると思いますが、ページ数をもう少し増やして話を膨らませてくらたらいいのにと思いました。

『性癖BL』に掲載された「食べたいくらいに」は、シビト先生曰く「やりすぎた」そうで収録されていません。死体性愛(ネクロフィリア)がテーマで、悲鳴あげたくなるくらいすごい話なので興味がある方は『性癖BL』(電子はR18のみ収録)でご覧ください。

3

切なさMAXでした

作家買いです。明るいトーンに、美人さんの表紙。美しい!
が、タイトルがね、リアル書店じゃ買いづらいよ…。

非常にシビトさんらしい1冊だったかな、と思います。短編集で5CPのお話が収録されています。
内容をざっくりと。ごめんなさい、ネタバレしてます。





表題作『俺とセックスしてください』
子どものころから母親の再婚相手の男(「父親」とは言いたくない)に性的虐待を受けてきた成瀬。それが母親にもばれ家庭で孤立してきた彼にとって、見返りなく愛情を注いでくれる人はいないとかたくなに心を閉ざしています。
学校にも不登校気味の成瀬くんは「誰とでも寝るゲイ」と友達からも嘲笑されていますが、本人は全く無関心。登校日数が足りないこと、成績が悪いことから卒業を危ぶまれていますが、そんな彼に勉強を教えると声をかけてきたのが同級生の晴海。
晴海も自分の身体が目当てなのだろうと思う成瀬くんの思いとは裏腹に、何の見返りも求めない晴海で…。

というお話。

虐待されてきた成瀬くんが、自分は価値がない人間だと思い込んでるさまがなんとも切なかった。それを自分で認識していないと続きころがまた哀れ。
そんな彼に、深い愛情を注ぐ晴海が男前でした。

『what a wonderful world』
αの真緒。βの両親を持つのにΩの颯。高校の同級生で親友の彼ら。
自分はβだと信じて疑わなかった颯ですが、実際はΩで、発情期がきてその事実を知ります。
満月の夜に発作を起こしてしまった颯は、友達でありたいと願い続けた真緒と関係を持ってしまい…。

お互いに体を求めてやまなかったのは、発情期の発作によるものか、それとも愛情なのか。

『ある真夏の出来事』
気が弱く、ともすればいじめられがちなヨウジ。
そんなヨウジをいつもかばってくれる始。
始のことが大好きで、いつまでも親友でいたいと願っていたヨウジですが、ある日、家の蔵で探し物をしているときに祖父に開けてはいけないと言われていた箱を開けてしまいます。
それ以降、自分の意思とは無関係に友達に粗野な態度を取ってしまったり、挙句の果てに始を押し倒してしまい…。

自分の心の奥底にある願望が具現化してしまったことにより、親友であった始と関係を持ってしまったヨウジがなんとも哀れでした。いや、でも、始もヨウジのことが好きなんだと思うんだ。
内容はもしかしたらこの作品の中で一番マイルドなんじゃなかろうかと思うのだけど、「箱の中身」がめっちゃ怖かった…。

『ハチミツデイズ』
子どものころから父親から体罰や虐待を受けてきた光輝。
その光輝の隣に越してきた八州夫。
いじめられっ子の八州夫を、何かと気にかけ守ってきた光輝。お互い、恵まれない環境の中傷をなめ合うように体の関係を持つようになるのだけれど、ある日、光輝の父親と八州夫がこと切れているのを光輝が発見して…。

自分の恋愛感情に気づく前に体の関係を八州夫と持ってしまっていた光輝ですが、八州夫を失って一番大切なものに気付いた光輝が切なかった。そして、その時に彼が選んだ選択にも。
彼らを取り巻く状況がもっと優しいものであったなら、彼らの「これから」は光り輝くものであったろうに、と落涙しました。

『鬼はそと、福はうち』
山の中で一人孤独に制作活動をしている陶芸家の七福。
そんな七福のもとにある日けがをした青年が訪れて…。

ただ見た目が人とは異なるというだけで迫害されてきた鬼。
そして、自分も孤独であるがゆえに彼の孤独に共鳴してしまった七福。
彼らが、これからずっと幸せでいられることを願って。

シビトさんらしいというか、優しく穏やかな作品ではありません。読み手を選ぶ作品かなと思いますが、個人的にはすごくツボに入りました。

耐え難い孤独。
愛情に飢えた哀しい魂。
相手だけを求める執着心。

全て短編なのでちょっと物足りない。もう少し読みたいな、と思うところで終わっているのですが、それがまた余韻を残していい感じでした。
シビトさんがあとがきで「もう少し描けたらいいな」というものもあると書かれているので、またどこかで続きを描いてくれると嬉しいな。

5

独特なテーマの読み切り短編集

好きな方はきっと好きな一冊だと思います。

表題作以外に4作品を収録。
「トラウマ(表題作)」・「オメガバース」・「怪談」・「心中」・「人外」がテーマの作品が含まれます。切ない感情が描かれ、ダーク・シリアス寄り。ラストはどれもまとまっていると思うのですが、続きが気になる終わり方ばかりでしょうか。あとがきにて、機会があればもう少し掘り下げて描きたいと思う作品がいくつかある...とお話されていました。表題作は描き下ろし含め50ページ。全作エロあり、修正は白抜きです。

<収録作品と初出>
■『俺とセックスしてください』初出:トラウマBL
■『俺と愛し合ってください』:表題作描き下ろし
■『what a wonderful world』:開発BL
■『ある真夏の出来事』:怪談BL
■『ハチミツデイズ』:心中BL
■『鬼はそと、福はうち』:バケモノBL

私は『ある真夏の出来事』と『鬼はそと、福はうち』が特に好きでした。前者は怪談的な怖さは少ないと感じますが、そこもよかったです。彼らの恋はこれから始まって"しまう"のだろうか…予想したくなって、ゾクゾクしますね。そして続き後者の人外もの。バケモノといわれる鬼も、やさしくて寂しい彼も……。こちらで〆られていることによって、よいエンディングに感じる一冊だと思いました。

表題作『俺とセックスしてください』は、義父に犯されて以来、「愛している」とか「好き」という言葉はセックスのためにあると思い続けてきた受けが、その考えを覆される話。


メモ「カバーデザイン:小石川ふに(deconeco)」

6

直球タイトル〜

シビト先生の新刊出る!絶対買う!
しかも初のオメガバースらしいと言う情報のみで即買い。
よく説明読めばよかった〜短編集でした。
しかも表題の作品(表紙の主人公)はオメガバースじゃないお話でした。2話目がのみがオメガです。

いつも通りの少しシリアスな短編もよかったですが、ん〜、全編オメガにしてもよかったのではと思ってしまいました。

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