淫魔にもできる簡単なお仕事です

inma nimo dekiru kantan na oshigoto desu

淫魔にもできる簡単なお仕事です
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神7
  • 萌×26
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

158

レビュー数
3
得点
59
評価数
14件
平均
4.3 / 5
神率
50%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
心交社
シリーズ
ショコラ文庫(小説・心交社)
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784778120962

あらすじ

完璧な美貌の人気俳優・理人の正体は淫魔。人間の精気が食料なのに、堅物マネージャーの瀬能が女の子と遊ぶのを許してくれない。セックス依存症と偽って同情を引こうとした理人に、瀬能は言ったーー「わ、私としませんか」。男とは寝ない主義の理人も腹ペコには勝てず、瀬能に抱かれ気絶するほどの快楽に溺れてしまう。だが目覚めた時、理人の股間には魔力を封じる貞操帯が嵌められ、瀬能は別人のように冷酷になっていて――!?

表題作淫魔にもできる簡単なお仕事です

瀬能由岐・受けのマネージャーでハンター・27才
毛利理人(リリト)・淫魔で俳優・763才

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

ネタバレありご注意

前作のトンデモファンタジー、『魔王様、弱くてニューゲーム』と同じ世界のお話になります。
とはいえ世界観が同じというだけで、前作キャラが出てくるわけでもなく、世界観の説明が省かれて分かりにくいわけでもありません。スピンオフではないのでこちら1冊で問題なく読めます。

今作は、淫魔である受けが超人気俳優をしている、という設定。人間の精を糧に生きている淫魔なので超絶イケメン&フェロモンむんむん、どんな女性でも食い放題。男もイケるのですが、相棒の淫魔が男専門なので男はそっちに譲る、という契約をしています。
共演女優やアイドルを食い放題、という生活を送っていたため、事務所からお目付役として送り込まれてきた堅物メガネのマネージャーが攻め。攻めにはなぜか受けのフェロモンも効かず、すごい嗅覚で受けが遊ぼうとしているところを邪魔しにくる有能なマネージャーです。
食事であるセックスを邪魔されまくること半年。とうとう飢えてどうしようもなくなった受けは、男と寝ないという禁を破り、攻めと寝てしまいます。素晴らしいセックスに酔いしれる受け。でも翌日、いつもおどおどしていた堅物の攻めは豹変。

相棒の続き淫魔の存在意義(ストーリー上の役割ではなく、なぜ相棒が必要なのか)がいまいち分からないとか、ちょこちょこ謎なところや引っかかる点はありましたが、勢いがあって、ノリノリで一気に読ませる作品でした。
攻めの正体はハンターですが(こちらの情報ページに書かれてしまっているので、そこまでは核心的ネタバレではないと判断して書き進めます)、他にも色んな謎があります。途中までは受けに肩入れして、ハンター邪魔すんなオイ、とか思いながら読んでいたのですが、攻めの事情がかなりヘビーで、読んでいてちょっとうるっとします。
そして、その攻めの事情を吹き飛ばす感じの受けがとってもかっこいい。悪魔なのに人情家で、男前で包容力があって、なのに抜けてて可愛げがあり、エッチのときは「脳みそとけるぅ!」「いまイッてるからぁ!」的なエロエロしさ。いやこれ、攻めはメロメロでしょ…。

ファンタジー部分の描写に分かりにくさがあり、戦うシーンが分かりにくい分冗長に感じてしまい、神ではなく萌×2にしましたが、キャラクターだけで言えば個人的には神です。

3

受けにほれぼれしちゃいます!!

タイトルとあらすじからは想像もつかない、ハラハラドキドキの手に汗握るお話でした。なんといっても受けのキャラクターが非常に魅力的!! ホント、ほれぼれしちゃいます。
作者さんの3作目になるのですが、作品を重ねる毎にどんどん面白くなってると感じます。
前作の『魔王様、弱くてニューゲーム』と同じ世界のお話ですが、魔王様が不在となっていたので、時系列的にはこちらが前になるのでしょうか? とりあえず、前作が面白く読めた方は、問題なく楽しめると思います!

淫魔の理人(受け)は、獲物を物色中に逆に騙くらかされて俳優にされてしまいます。超堅物のマネージャー瀬能(攻め)に食事を邪魔されて、空腹のあまりフェロモンを制御出来ない状態。苦肉の策で「セックス依存症だからセックスしたい」と告げると、私が相手をしましょうとの事で瀬能に抱かれてしまい…というのが序盤です。

とにかく受けの理人のキャラクターが魅力的なのです。淫魔なのに、非常にサバサバした性格です。そして心が柔軟で、どんな事も柔らかく受け止め、無理な事はスルリとかわす。無駄なプライドを持っていないのですね。更に男前! 淫魔の為、戦闘力は無続きいに等しいのですが、「王子をまちこがれるお姫様にはなれない。王子も姫もまとめて誘惑するのがこの自分だ」と、自力で乗り切ろうと頑張るのです。大変男らしいのですね。(//∇//) そして女性専門だったので、男は未経験というのも萌えどころ。普段はサバサバしているのに、誘惑する時にはめちゃくちゃ色っぽくてドキドキしちゃうのですが、瀬能を相手にする時もイニシアティブを取ろうとフェロモン全開で行きます。淫魔のプライドにかけて(笑) なのに瀬能にメロメロにされちゃって、いいように喘がされちゃう所が可愛すぎる…。

攻めの瀬能は、最初はひらすら真面目で面白味のない男なのですが、実は受けに近づくために別人格を偽装してたのです。本来の性格は、かなりクールで傲慢。伏線があるので勘の良い方はすぐ気付かれるかもしれませんが、鈍い私はネタバレでびっくりしました。とりあえず、純粋な人間では無い事は最初からバレバレなのですが…。

この二人が協力して…、というより理人が瀬能に脅されて無理矢理協力させられる形で悪魔との戦いに挑みます。この悪魔との戦いが手に汗握るんです!! ラノベ風なハラハラドキドキの、いざ乗り込むぞ!みたいな。そして二人で危機を乗り越える度にどんどん近付く距離。ホント、キュンキュンしちゃいます。
このへんで、個人的に非常に萌えたのが、敵のアジトに乗り込む為にその関係者を誘惑する所です。淫魔なので誘惑する事にかけてはお手のものな理人が、本気で誘惑する所はかなり見物です。めちゃくちゃ色っぽいのですね。えらそうなオッサンが仔猫みたいにいいなりにされちゃう。そしてこのシーンの挿絵が悶絶もの。必見です!!

瀬能のかなり悲惨な過去だったり、悪魔の大御所とのバトルだったりとシリアス展開ですが、随所でギャグが入ってきて重くはなりすぎないです。受けの明るく、二枚目なキャラのおかげですね。

最後はちょっと都合が良すぎな気もしますが、ハッピーエンドであってほしいので、これで良かった…。
とても面白かったので、気になる方はぜひ読んでみて下さい。

3

ギャグと、シリアスのバランスがとても良かった。

鹿嶋さんの前作『魔王様、 弱くてニューゲーム』が面白かったのでこちらも手に取ってみました。
ネタバレ含んでます。苦手な方はご注意を。





前作は勇者×魔王さまというファンタジーモノで、今作は「淫魔」。そして挿絵も前作と同じ亜樹良さん。という事で、もしかしたら前作のスピンオフかなと思いつつ読み始めました。結論から言うと、スピンオフモノではありません。鹿嶋さんの書かれたあとがきによると、「前作と今作は同じ世界観の別のお話」とのこと。やや似た感じのある作品だなと思ってましたが納得。

さてさて、内容ですが。


主人公は麗しいビジュアルを持つ人気俳優の毛利理人。
実は彼はとある芸能事務所の社長にスカウトされ、ちゃっかり俳優さんになっちゃった本名・リリトという淫魔。
淫魔なので人間の精気が食事なわけですが、彼と、彼の相棒・リリスはそれぞれマイルールを持っていて、人を殺してしまうほど精気は取らない、とか、理人は女性を、リリスは男性を相手にする、というルールを順守しながら棲み分けをしています。

食事としてのセックスも好きな理人ですが、単純に彼は『人間』や『セ続きックス』が好きで、ルールに乗っ取って楽しく遊んでいるのですが、芸能人として火遊びはタブーなわけで。ちょいちょいとスクープされてしまう彼を見張る意味もあり、新しいマネージャー・瀬能が担当になります。
この瀬能さん、マネージャーとしてはかなり優秀で、理人のお遊びも許してくれません。食事もできずひもじい思いをしていた理人はマイルールをうっかり破って瀬能とセックスするのですが、実は彼の正体は…。

というお話。

読み始めたとき、『魔王様~』と同じように、淫魔にべたぼれな瀬能が、しつけと称してあんなことやこんなことを理人に致しちゃうエロカワな話なのかなと思って読み始めたのですが、なかなかシリアスなお話でした。

瀬能の正体や、彼の壮絶な過去。
二人で危機を乗り越えるたびに深まっていく絆や恋愛感情。
理人と、自分の立場に板挟みになり葛藤する瀬能。

シリアスな雰囲気の中に鹿嶋さんらしいギャグも所々出てくるのでシリアス一辺倒ではないのですが、そのバランスが非常に良かったです。
理人は淫魔(=悪魔)なので、自分の欲望には忠実だし、利己的なところも多々あるのですが、基本的に彼はいいやつなのでほっこりした気持ちになれるところは鹿嶋マジックか。

理人は淫魔なのでセックスシーンはそれなりにあるのですが、瀬能としか致してないのでモブとの絡みが苦手な方でも安心かなと思います。

瀬能に惚れちゃって自分のことや立場を捨てて彼を助けようとする理人。
そして、悪魔を憎んでいた瀬能が、出生の秘密ゆえに仲間からも疎まれ続けてきた彼が、まるごと彼を愛してくれる理人に出会い幸せになっていく過程に激萌えしました。

あと忘れちゃいけない「やっちゃん」。
やっちゃんて…!
彼(彼女じゃないと思うんだけど)のネーミングセンスと、瀬能との絆、そして彼の強さにKOされました。

笑いあり、涙あり、甘々なセックスシーン有り。
とにかく面白かった。文句なく、神評価です。

4

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