花をたどれば君の指先

hana wo tadoreba kimi no yubisaki

花をたどれば君の指先
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×28
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
58
評価数
14件
平均
4.1 / 5
神率
28.6%
著者
 
媒体
コミック
出版社
新書館
シリーズ
シア・コミックス(コミック・新書館)
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784403665424

あらすじ

初恋の相手が十年前とまったく変わらぬ姿で現われた。戸惑いよりも恋しい気持ちが溢れ出した真幸に、彼は〝神〟だと告げる。自称〝神〟様との同居生活がはじまったけど……!?

表題作花をたどれば君の指先

生島真幸,大学1年生
琴藤,亡き祖母の家に現れた自称神様

その他の収録作品

  • それから(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

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レビュー投稿数3

日本の神様は、これでいいのよ

こちらもカバーイラストの美しさに惹かれて購入。
イラストそのものって言うより、帯の色、タイトルロゴのデザインも含めてカバーデザインが良いんだな。

さて、本体の方は、
つくも神に恋した男の子の話。
恋した相手は人間じゃないけど、その設定はかなりふんわりと曖昧。
でも、そのふんわり加減が、琴藤様の絵姿の雰囲気にも合っていて、まあ、ツッコミどころはいろいろとない訳じゃないけど、細かいことは気にしないでもいいかぁと思わせる。
ご神体でもつくも神でも、その辺何でもアリなのが日本の神様のいい所ってことで、ほのぼの和風ファンタジー好きな方におすすめ。

0

一途な大学生とぽややん神様

真幸(攻め)は、10年前に祖母の家で出会った正体不明の青年にずっと恋をしていた。大学生になり、管理を兼ねて亡き祖母宅に住むことになった真幸の前に、その青年・琴藤(受け)が突然現れる。10年前とまったく姿の変わっていない彼は、自分は神であり、掛け軸が本体だと言い出して…。


大学生と神様の、ちょっとファンタジックなほのぼのBLです。
攻めは、小さい頃に泣いていた自分を慰め、遊んでくれた和服のお兄ちゃんにずっと恋をしています。ほんのひととき共に過ごし、そのあと消えてしまったお兄ちゃんのことを忘れたことはありませんでした。
祖母の家に1人で住むことになった攻めの前に、突然そのお兄ちゃんが現れます。外見は高校生くらいでしょうか、かつてと同じ和服姿で、まったく歳をとっていません。
驚きながらも、どうやって鍵のかかった家に入れたのか、どうして歳を取っていないのかと問いただす攻めに、受けは「自分は神様だ」と名乗ります。

受けは神様ですが、攻め以外の人間にも普通に見えます。本体が掛け軸なので、掛け軸が濡れたら受けもビショビショになり、掛け軸が破れたら受けの服も破れ(ここは怪我をする続き流れじゃない?とちょっと思いましたが)、掛け軸が燃えたりしたら受けも消滅するらしいです。でも人型のほうの身体は、歳を取らない以外はまるっきり普通の人間のもの。
そんな初恋の相手(人外)と同居することになった攻め。大好きな人だし内心ドキドキ。でも、毎晩見る夢の中で、自分と似た男と受けがラブラブなのを見てしまい、受けはその男が好きだったのだと思ってショックを受けます。

そのあたりまでの展開は、すれ違いが切ないしシリアス気味で、やや萌えが不足していました。でもそれが解決してからの展開がよかったです。受けの可愛らしさや攻めの誠実さ、たどたどしくも微笑ましい恋愛模様がとってもキュート。
あととにかく絵が可愛らしい。ぽややんとした受けの雰囲気がとてもよく出ていました。1冊まるまる同じカプの話で、全編にわたって受けは和服姿なのですが、描き下ろしの短編で初めて普通の男の子の服装になっていて、それもすごく可愛かった。
歳を取らない受けなので今後2人で生活していくのは大変だと思いますが、幸せになってもらいたい2人でした。

3

自称"神"様とのほのぼの同居ファンタジー

初読み作家さん。
可愛い絵柄ですがストーリー展開はほのぼのしつつもシリアス、人物も可愛いだけでなくしっかりした性格のキャラが多く、全体的にとても好感をもてる作風でした。

本書は、大学生×自称神様のほのぼの同居モノ。
大学進学を機に亡き祖母の家で一人暮らしを始めた真幸(攻め)。
その家に、幼い頃出会った初恋の人が、昔と全く変わらぬ姿で現れます。
琴藤(受け)と名乗る和装の青年は、自称「掛軸の神様」。
初恋の人との同居生活を楽しむ真幸ですが、琴藤には忘れられない相手がいるようで…というような話。

琴藤の、あどけない見た目に似合わない若年寄キャラが絶妙。
一人称「儂」で、天真爛漫な性格ではありますが、中身はしっかり大人。
若い真幸に何を言われても大抵のことでは動じないのがカッコよすぎました。

そんな琴藤に恋する真幸は、しっかり者で大人っぽい好青年。
嫉妬から琴藤に嫌な態度をとる等、子どもっぽいところもありますが、その後即反省しているところに可愛さがありました。

琴藤がなぜ掛軸に宿っているのか?等、細かい設定もよく練られていて、後半明らかになる琴藤の正体続きにはなかなか意外性アリ。
運命を曲げたことと事故の因果関係とか、真幸の先祖は結局子孫を残したの?とか、気になる点はいくつかありますが、切ない過去エピでした。

そんな過去ごと琴藤を愛し、琴藤に安心を与えようとする真幸の健気さにもグッときます。

絡みは最後に一回と少ないですが、ストーリーとして充分面白かったので、物足りなさは感じませんでした。
人外と人が真剣に想い合い、ずっと一緒にいられる方法を互いに考えている姿に温かな感動があり、素敵な作品に仕上がっていると思います。

何気なく手に取ったら予想以上に面白く、買ってよかったと思える一冊でした☆

5

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