黒王子はいじわるに溺愛中

kuroouji wa ijiwaru ni dekiaichu

黒王子はいじわるに溺愛中
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×26
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

194

レビュー数
3
得点
58
評価数
18件
平均
3.4 / 5
神率
22.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784344838567

あらすじ

大学生の伍夏が泊まり込みのバイトで同室になったのは、イケメンだけどいじわるな和臣。一ヶ月も一緒に寝泊り出来るのかな!?

表題作黒王子はいじわるに溺愛中

黒沢和臣・大学生カフェで住み込みのバイト・23才
八野伍夏・大学生(攻めと同じバイト)・20才

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

レトリバーのれんげがかわいい


元彼にひどい言葉で振られてしまった伍夏(受け)。真面目なだけにひどく落ち込んでしまい人付き合いもうまくできなくなってしまいます。心配した家族に紹介されて夏休みのひと月だけカフェに住み込みバイトに行くことになります。
同室で同じバイトの和臣(攻め)は仕事はできるのですが口が悪いため、もともと萎縮してしまっている伍夏は、甘やかされていて働いたことがなかったこともあって失敗に失敗を重ねてしまい、負のスパイラルに陥ります。
逃げ帰ろうとしたところ、和臣に失敗してもいいから引きずらないようにとアドバイスを受けます。

溺愛ものは大好きなのとカワイチハルさんの絵に惹かれて読んでみました。題名からどれだけ溺愛してくれるのかと思ったら・・・拍子抜けでした。

伍夏は5人兄弟の末っ子で家族に愛されて育ったため素直で鈍感なかわいらしい子です。酷い言葉に傷つき気分が下がったままバイトをしているところが1/3くらいあり切ないです。でも、和臣に話を聞いてもらって肯定してもらってからは早々に和臣のことを好きになってしまい、そんなに早く落ちないで欲しいと思いました。

和臣はデリカシーがなくオブ続きラートに包んだりせずに言葉を発してしまう人で、家族にゲイばれし家を追い出されてしまったせいで、寂しくて延ばされた手をすぐに掴んでは別れるを繰り返しています。自分で学費も生活費も稼がなければならないので恋愛に時間が割けないため、本気の恋をしたことがありません。境遇としては気の毒ですが、どうもあまり好きになれないまま終わってしまいました。

溺愛というからにはもう少し和臣が大人な人かと思っていました。
本人的には構っていたという時点で溺愛なのかもしれないけれど、私的には普通?。大人同士の内緒話でも一途で真面目な伍夏の話をネタにするのもいただけない。
これはカフェの店長の方が罪深い。恋の駆け引きのような会話に純粋な伍夏を巻き込むなって思いました。悪気はないだろうと思っても、一気に好感度が下がってしまった。
それを聞いてしまって誤解した伍夏を傷つけたことも許せないし、伍夏がそれでも和臣が好きなままなのもイライラしました。ちょっとは幻滅すればいいのに。
そして和臣はもっとおろおろして振り回されればいいんです。

元彼はもっと意味不明な最低男。あんなにひどい言葉で傷つけたのに、どの口がやり直そうなんて言葉を発するんだろう?記憶力ないのかな。というか友達として付き合っていたころも合わせたら5年くらいにはなるだろうにの今までやってこれたのかちょっと理解できない。伍夏が鈍感で気づかないにしては酷すぎるような。逆にこの話のために急にクズにしたみたいに感じてしまう。


両想いになってバイトも終わって皆に見送られながら二人は家に帰るのですが、これからもっと溺愛するのかというところで話は終わってしまい、正直がっかりしてしまいました。
もっと、伍夏を溺愛しているところが見たかったです。私はここからが読みたかった。

伍夏が失恋を乗り越えて立ち直り成長する話として読むなら良い話だと思いました。基本、悪い人はクズ元彼だけだったし。
ただ私は表題作から、溺愛を期待していたのでイマイチだと思いました。

2

ワンコ可愛かった

付き合っていた男に人格を全否定するような捨てゼリフで振られ、精神的に参っている受け。落ち込んでいる受けを見かねた兄からの紹介で、夏季限定の住み込みカフェバイトを始めることになったが、同室になった攻めは厳しくて…。


23歳×19歳という若いカプということもあるのか、どちらも子供だなぁ…という印象を受けました。受けは、元彼にひどい振られ方をして人と付き合うのが怖くなっています。同室になった攻めが怖くてビクビクしてしまい、バイトでも失敗続き、余計に怒られて萎縮してしまうという悪循環。
かなりのページまでおどおどビクビクしている受けにも、受けの失敗に舌打ちしたりする攻めにも好感が持てず、最初は萌えないなぁ…と思いつつ読んでいたのですが、2人が和解して打ち解けてきてからは少し持ち直しました。甘い雰囲気には少し萌えました。

それでも、萌えきゅんするようなところまではいかず、攻めはデリカシーがないなぁとか、受けは打たれ弱いなぁとか、受けの元彼はキモうざいなぁとか、そんなふうな感じでした。
イラストは可愛らしかったです。頼りなげな受けの雰囲気がよく出ていたし、攻めはカッコよくて、イ続きラストの力で魅力ちょっと増していました。

1

どんどん甘くなります!

避暑地でのカフェバイトを舞台とした、大学生同士の同居モノです。
タイトル通り、攻めが受けを「いじわるに溺愛」してます。前半は特に攻めのキツい所が強調され、恋愛のトラブルで傷付いてる受けとのすれ違いが大きいのですが、その分後半からの甘々ぶりにはニヤニヤが止まりませんでした!(*´ω`*)

伍夏(受け)は彼氏に振られ、立ち直ろうと避暑地での泊まり込みのバイトを始めます。バイトでは失敗ばかりで、しかも同室になった和臣(攻め)とは上手くやれず…という展開です。

攻めの和臣は我が道を行くといったタイプです。アルバイト先のカフェでは先輩になるのですが、努力家で仕事が出来、自分にも厳しい分他人にも厳しいのです。話し方もキツいので最初はイラッと来るのですが、話が進むにつれてその芯の通った強さや優しさが分かり「いい奴じゃん」となるのですね。

受けの伍夏は、本来は明るく素直で、ちょっと勝ち気な部分もあるいい子です。しかし、友達であった期間も含めて長く付き合った彼氏に「伍夏はおかしい。おかしいという事に気付かない事が異常だ」と振られてしまい、自分に自信を無くしてしまっています。自分の言動続きが人を傷付ける事を恐れて、人と上手く関われなくなってしまっているのですね。

序盤は読んでいて切ないです。受けが萎縮しちゃっているので、働いていても失敗ばかりなのですね。そして攻めの言動がキツいので、ますます受けが萎縮する。溺愛の「で」の字も出て来ない状態。しかし一緒に過ごすうち、攻めの面倒見の良さや、攻めによって癒された受けの本来の人懐っこい性格が出て来て、どんどん甘々な展開になるのです。受けがバイト仲間に言い寄られて、攻めがヤキモチをいたり、同居中なのでお風呂でバッタリとかのハプニング。そして酔っぱらった受けの色っぽさに、攻めが煽られちゃう等の萌え所がたくさんでした。

ちょっとしたすれ違いも乗り越えて二人は結ばれますが、絡みは最後に1回だけです。落ち着いていつも動じない攻めの「予定ではもうちょっと、かっこつけられるはずだった」という年相応の余裕の無さを見られたり、結構ムッツリな所が見られてニヤニヤしちゃいました。

ひと夏のバイトを終え、バイト先のメンバーに見送られながら列車で帰る二人が、寂しさをかんじつつも希望に満ちていて、大変さわやかなラストです。そして、受けがひと夏の体験を通して、癒されながら本来の自分を取り戻していくという過程も非常に素敵な一冊でした。

4

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