「北條家の御子息に跨られる日が来るとは」

男爵の愛人

danshaku no aijin

男爵の愛人
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
23
評価数
7件
平均
3.4 / 5
神率
0%
原作
 
作画
 
媒体
コミック
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイコミックスDX(コミック・リブレ)
発売日
価格
¥628(税抜)  
ISBN
9784799731161

あらすじ

名門伯爵家の子息の北條玲一郎は、
傍若無人な同級生・氷室叶に、強引に抱かれた過去を持つ。
6年後―、再会した彼は権力を嵩にかかってきて、
妹の身代わりに使用人として船旅の同行をすることに。
覚悟はしていたが“服を脱がせて気持ちよくしろ"と命令をされ、
忘れたかったはずの、一度限りの快楽が蘇ってきて――。
倫敦行きの豪華客船で繰り広げられる、俺様×清廉潔白の大正ロマンス♥

表題作男爵の愛人

氷室 叶
北条 玲一郎

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レビュー投稿数2

時代ものコミカライズ

大正時代の華族もの、伯爵子息の受けと、成り上がりの攻めのお話です。
日生水貴さんの小説のコミカライズになります。

高校時代の同級生だった2人。かつてポーカーの賭けで負けた受けが攻めに抱かれたことがあります。それっきり付き合いはなかったのですが、数年後受けの父親の会社が不振で銀行に融資を受けることになり、その銀行の子息であり融資担当となっていた攻めと再会。
そして融資の見返りとして、受けの妹を嫁にもらい、仕事でロンドンに向かうのでついて来てもらうと言いだします。
身体の弱い妹を長い船旅に出せない、と受けが言い張ると、ならお前が代わりに同行しろ、という流れ。

ちょっと無理のある展開でサクサク話が進むので、やや置いてきぼり感がありました。やはり小説のコミカライズということで説明が足りていない印象でした。
絵は、竹中せいさんはキャラの顔や決め絵や単純な構図の絵は本当に美しいのですが、動きのある絵はあまり…なので、そういう点はちょっともったいなかったな。

2

絵柄やストーリーはツボなのだけれど

原作は未読。ちるちるさんの作家インタビューで紹介されていて、きれいな絵柄と設定がツボに入りそうだったので手に取ってみました。

原作があるので内容はご存知の方も多いかもしれませんが一応ざっくりと。






伯爵家の子息の北條玲一郎と、成金上がりの華族の子息・氷室叶は同じ学校の生徒。
名門な家の子息で清廉潔白な玲一郎に対し、乱れた私生活が噂になっている氷室とは相反する立ち位置にいます。

ある日とあるパーティで顔を合わせた二人は、酔いと勢いで賭け事をし、その結果関係を持ってしまいます。身体だけの関係を求めた氷室に失望し、その後顔を合わせることのなかった二人ですが、6年後、玲一郎の実家の事業の融資を依頼した相手が氷室が重役を務める氷室銀行だったため再会することに。

融資を受けたければ倫敦行きの船旅に使用人としてついて来いと告げる氷室に、抵抗することもかなわず同行する玲一郎で…。

というお話。

なんというか、よくある話というか。ストーリーがどう展開していくのか、先の先まですっと読めてしまう。

でも、それはまあいい。いいのだけれど、小説をコミ続きック1冊にまとめたことに無理があったな、という感じ。

そもそも学生時代に氷室に抱かれたとき、玲一郎がショックを受けたのは男に抱かれた、という事実よりもむしろほかの取り巻きと同じように扱われたことがショックだったんじゃないのかな。とか。

学生の時に傍若無人だった氷室。玲一郎はそんな彼に嫌悪感を抱くと同時にあこがれのような気持ちも持っていたと思われるのですが、そもそも氷室の「傍若無人ぶり」が描き込まれていないし、玲一郎の気持ちも描かれていない。

「使用人として船旅に同行しろ」と高圧的な態度でモノを言うくせに、玲一郎のために高級な記事を取り寄せ服を仕立ててあげるとか、どう見ても氷室は玲一郎のことを愛してるんだよね。とか。

氷室を憎んでいる「彼」の話が簡素すぎるんじゃなかろうか。とか。

たぶん、そういう話のキモになる部分の、二人の感情の機微が描かれておらずスルーされてるのでいまいち話に入り込みづらい。

他にも、「使用人」て閨の相手まで含まれてるんだろうか、とか二人に仕えてる少年・晋吾くんて、だれ?とか。そういう細かいところが端折られているためか、ちょいちょい話に引っ掛かりを感じてしまった。おそらく、そうした小さなエピソードが話に深みを与えるのであろうに、説明不足のためにかえって「?」状態になってしまった感が。
学生時代からお互いに意識し合っていたのに、うまく相手に伝えることができずにこじれてしまった二人が、そうしたエピソードを経て徐々に距離を近づけていく、という過程に萌えるのだと思うのだけれど、いかんせん1冊にまとめてしまったがために駆け足しすぎちゃったな、と。

絵柄はとても綺麗で、こういう、ちょっと古典的なストーリーによく合っていると思いました。作家さんの技量云々ではなくって、こういう造りにしてしまったのが残念でした。もう少し巻数を増やして、じっくり書いてほしかったな、と。

もしかしたら原作を読んで、話を知ったうえでこのコミックを読んだら、感想はまた違っていたかもしれないなと思いました。



2

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