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表題作ぼくらが世界の王様だ

寮長・峰吉隆宏(高校生)
天然純粋お坊ちゃま・松屋敷雅(高校生)

あらすじ

自他ともに認めるお坊ちゃまの松屋敷雅は生活能力まるでナシ。呆れた両親に無理やり全寮制男子校へ転校させられてしまった。だが、寮長の峰吉隆宏にあれこれ世話をやかれ、隆宏を家来と決めて新生活をスタート。文化祭の出し物『シンデレラ』の主役に抜擢された雅は、舞台の人気投票優勝者が寮長と親しくできるという特典を知って激怒。隆宏を自分のものだと全校生徒に認めさせるため、優勝すると豪語した!耳元で囁く隆宏の声も抱きしめてくれる腕も渡さないと意気込む雅に、王子役の隆宏も嬉しそう。お祭り騒ぎいっぱい学園ボーイズラブ。

作品情報

作品名
ぼくらが世界の王様だ
著者
稲田穂波 
イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829652817
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

お世話され属性有のお坊ちゃま

物凄く天然で、自分に自信満々のお坊ちゃまな受けが繰り広げる言動が楽しかったです。
文化祭で、受けが女装をする描写があるので、苦手な方はご注意。

寮長・峰吉隆宏(高校生)抱擁硬派ムッツリ攻め×天然純粋お坊ちゃま・松屋敷雅(高校生)天然自信家受け
お坊ちゃまな雅は、甘やかしすぎたと気付いた家族からいきなり荒療治とばかりに、寮に送られる。
世話をしてくれる人もいないし、ホームシックにかかって泣いていた雅の元に、峰吉が現れる。
寮長だと言う彼は雅の世話を楽しそうにしてくれて、僕の家来で僕の僕だと勝手に決めつける。
文化祭の舞台の人気投票で勝った物は寮長と親しくする権利があって、後輩の左渡が挑戦してきて。

寮がある学園物で、文化祭でわいわいするラブコメです。
これがデビュー作とは思えないような完成度で、あとがきでデビュー作と知って驚きました。
雅の性格の天然具合が半端ないのですが、天然特有のウザさが全くなかったです。
峰吉は恋人として好きと言っているのに、主人の僕が家来の事を好きなのは当然だろと言う態度で、2人の認識が明らかに食い違ったまま後半まで進むのがなんとも言えません。
キスを迫ってきてもスキンシップが足りない家庭だったんだろと、僕も家来として好きだよと言う意味で受け入れちゃうという。

後輩の左渡から、峰吉達は陰で悪口を言っていると言われても、全く傷つきません。
陰口叩くしか能のない連中は、僕の下にいればいい。素直に僕の言いなりになっていればいいんだ。表だって言わないってことは僕と親しくしていたいからで、雅理論が新鮮で色々と驚かされます。
自分が美形ってこともわかっていて、僕がもてるのは当然と自信満々です。
それが鼻に付かないのが、不思議。そうだよねと、素直に納得出来てしまいます。
天然でとにかく純粋培養のお坊ちゃまで、対立する時も正々堂々としていて、根暗で嫌な所がどこにもないからだと思います。
峰吉がとにかく嬉しそうにお世話をしていて前半ではヘタレっぽかったのに、後半で攻めはムッツリスケベ全開です。
受けに振り回されている姿が楽しかったので、もっと見たかったです。

エロ:★2 普通
総合:★4 天然なお坊ちゃまのキャラ立ちが抜群でした。

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