カーテンの向こう、あの人の痴態。

濡れねずみたちの恋

nurenezumitachi no koi

濡れねずみたちの恋
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神7
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
67
評価数
17件
平均
4 / 5
神率
41.2%
著者
 
媒体
コミック
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
シリーズ
arca comics(アルカコミックス・Jパブリッシング)
発売日
価格
¥699(税抜)  ¥755(税込)
ISBN
9784908757402

あらすじ

カーテンの向こう、恋した人のあられもない痴態―。高校生2人と教師、それぞれの愛の求め方。
綺麗で優しい養護教諭・朔巳に恋する高校生の直輝はある日、同級生の菅尾から「あの人と幸せにはなれない、目を覚ませ」と忠告される。宣戦布告か、それとも…? 構わず向かった保健室で、直輝は朔巳のあられもない痴態を目の当たりにして―。激しい愛欲、そして恋の行方は…。当て馬救済ラブラブ編は描き下ろし、大量100超ページ! 脅威の実力派新人・理原のエロ切ないデビューコミックス。

表題作濡れねずみたちの恋

菅尾悠司、高校2年生
浦川朔巳、養護教諭

同時収録作品濡れねずみたちの恋

吉井直輝
鷹崎稜

評価・レビューする

レビュー投稿数3

なんだか惜しい

過去のつらい出来事のせいで心が歪んでしまった養護教諭・朔巳と優等生の菅尾、明るい男子高生・直輝とゲイを公言する時期外れの転校生・鷹崎の2カップルが登場する1冊。

主人公は直輝なのですが、この物語の本当のメインは、養護教諭・朔巳だと思うんですよね。でも、朔巳が学生時代に受けた酷い扱いの体験から成人してサイコパスじみた養護教諭として男子校に勤務するまでや、菅尾との間に起きた諸々の出来事などがあまりに描かれていないので、ちょっと消化不良。

この2カップル、数年後に至るまで続き穏やかな関係を築いているようなのですが、やはりその辺をもっと見たいのというのが本音です。

0

色々、美味しい設定が詰まっていますが・・・

最後までネタバレしてます。

優しい雰囲気を漂わせた養護教諭をめぐる三角関係かと思って読み始めたのですが、違いました。

この養護教諭がかなりの曲者で、明るくて素直な直輝が自分に気があることを知ったうえで、利用するんです。
ちるちるのあらすじで「構わず向かった保健室で、直輝は朔巳(養護教諭)のあられもない痴態を目の当たりにして―」とあるので、偶然そういう場面にぶち当たったのかと思ったら、保健室に呼び寄せてご馳走したコーヒーに薬を混ぜて眠らせたうえで・・・というやばさ。

直輝をカーテン越しの隣のベッドに寝かせているにも関わらず、わざと隣で菅尾とかなり激しくやって見せつけます。
まさかの出来事にショックを受けている直輝に対して、きみみたいに純粋な子を精神的にめちゃめちゃにするのが大好きなんだ・・とか言っちゃてるイカれっぷり。
朔巳(養護教諭)はゲイであり、過去それに関する哀しい出来事が原因でこんな歪んでしまったようです。

直輝の恋は無残な結末となり、この後、どうなるのかと思ったら、新しい展開を迎えます。

直輝の失恋までが、冒頭の収録作・「淵底の蛇」であとがき続きによると最初に個人で描かれていらっしゃったようで、その後、さらに続きを描きたいということで「濡れねずみたちの恋」を描かれたようです。

ゲイであることを公言する転校生・鷹崎がやってきて直輝と仲良くなり、恋へと進みかける一方、菅尾と朔巳(養護教諭)のセフレ関係はまだ続いていて・・と四人のお話になります。

直輝と鷹崎は順調に恋人同士となりますが、菅尾は朔巳からもう終わりにしようと一方的に言われてしまい、それでも諦めきれない菅尾は傍にいることを許して欲しいと伝えます。

そしてお話は数年後と飛びます。
直輝と鷹崎は一緒に住み始めているようで、そのマンションに菅尾と朔巳が招かれてやってくる・・・となってて、あぁこっちのカップルもまだ続いていたんだ・・と思う一方、え?もうこれで終わり??という感じでした。

朔巳が一筋縄ではいかなそうなサイコ野郎なのに、菅尾が傍にいることによりいかにトラウマを乗り越えて真人間に回復したのか、という点が描かれていないので、朔巳のイメージ回復をする機会がないまま終わりへ突入してしまい、四人での再会という最後を見ても、なんかあまりすっきりしないというか、心の底からみんな良かったねぇ!!と晴れやかな気分になれないのが残念です。

三角関係を思わせる始まりに、朔巳の過去のトラウマとその影響・歪みっぷりと、二組のカップルについて・・と余裕で二冊くらいにわたって描く内容だと思うのですが、一冊にそれらを全て詰め込んだため、何だか慌ただしく少し尻すぼみな印象です。








2

設定はとてもツボなのですが

ちるちるさんの作家インタビューでお見掛けして、面白そうだなと思って購入。
まず表紙がとっても素敵。手前の向き合ってる二人はピントが合っておらず、彼らの向こうにいる彼に焦点があってますが、切ない表情で二人を見つめていて。
この三人の関係とか、彼らの抱えるものとか、そういったものをいろいろ妄想してしまいました。

内容は、というと。すみません、ネタバレしてます。




高校2年生の直輝が主人公。表紙の真ん中の彼です。
彼視点で話は進みます。

男子校に通う彼の目下の癒しは養護教諭の朔巳先生と話をすること。
綺麗で、優しくて、自分をちょびっとだけ特別扱いしてくれる朔巳先生にほのかな恋心を抱くようになりますが、ある日同級生の菅尾から「生徒と教師で、男同士で、うまくいくわけがない」と朔巳先生をあきらめるよう忠告をされます。
その助言と自分の気持ちに戸惑う直輝ですが、ある日放課後の保健室で菅尾と朔巳先生がセックスしているシーンを見てしまい…。

というお話。

朔巳先生がいい味出してるんです。
直輝に優しくするのも、菅尾とセフレ関係になっていることも、そして続き直輝に菅尾との濡れ場をわざと見せるのも。
全部彼の屈折した思考がさせていることなのですが、彼がそうなってしまったのには過去の切ない経験のためで。

読み始めたとき、朔巳先生と、直輝と菅尾の三角関係なのかなと思いつつ読み進めましたが、このお話はそういう展開ではない。直輝は朔巳先生に振られた後、転校生の鷹崎くんとの恋におちていきます。このお話は直輝が主人公なので、鷹崎くんと関わりを持つ中で朔巳先生への想いを消化していくのですが。

単純な三角関係ではないので、そういう意味ではありきたりのストーリーではないのですが、個人的に朔巳先生が一番ツボだったので、できれば朔巳先生の恋のお話をメインに書いてほしかったな、というのが正直な感想。朔巳先生が、過去のトラウマを菅尾くんと乗り越えるという展開だったら、感想はまた違っていたかもしれないなと思いました。
最後の、菅尾くんが「さ 行こう。あいつらが待ってる」と朔巳先生に手を差し伸べるシーンが印象的ですが、そこに至るまでの過程が読みたかったんです、という。

それと鷹崎くんがあまり好きになれなかったのも一因かも。彼も切ない過去を抱えている健気くんなのですが、朔巳先生の過去の話も切ない系だったので、過去のトラウマがワンパターン化してしまった感があり。

あと、まったくもって個人的な好みの問題ですが。
エチシーンの、挿入時の断面図っていうんですかね。あれ、あまり好きじゃないんですよ。男性向けのエロ漫画のような感じがするので。それと濡れ場はかなりあります。その時の描き方が、こちらも男性向けって感じがしました。tnkの描き方とか、フェラ中に顔にかけちゃうシーンとか。
好みの問題なので、こういう描き方がお好きな方がいらっしゃるのはもちろん理解できるのですが、そういうのにちょびっと萎えちゃったりしました。

菅尾×朔巳先生、そして直輝×鷹崎くんの2つのCPの話が同時進行していくので、どちらも展開が早く消化不良な感は否めなかった。どちらかをメインにして、そのCPをじっくり描いてほしかったなと思いました。

カバー下は激カワでした。
朔巳先生と、菅尾くん、直輝そして鷹崎くんのほっこりなお話。
それぞれの性格を端的に表してて、思わず爆笑してしまいました。

8

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ