強引俺様極道×甥っ子思いの不屈な青年の濃密ラブエロス!

極道の淫らな挑発

gokudou no midara na chouhatsu

極道の淫らな挑発
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
8
評価数
3件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784041048559

あらすじ

亡き姉の一人息子・一翔と暮らす優の元にある日、夜の雰囲気を持つ極道・鷺谷が現れ、一翔が実は鷺谷の属する組の組長の隠し子だと告げてきた。知らぬ間に一翔に高級品を買い与え懐柔しようとする鷺谷に優は反発するが、ならば一翔に既に使った金の返済を「躰で払え」と非情に迫られてしまう。無理矢理自分を抱く鷺谷に必死で抗う優。けれど、自分にピアノを与え、諦めたはずのピアノへの情熱を掻き立てる鷺谷のふと見せる優しさに、鷺谷に惹かれるのを抑えられなくて――。

表題作極道の淫らな挑発

鷺谷信成,ヤクザ
羽村優,音響設備メーカー勤務,28歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

ルビー仕様の中原さん?

中原一也さん、ルビー文庫からの作品は初になるとのこと。
オヤジも下ネタも登場しないという点ではいつもの中原さん作品より大人しめですが、
シリアスなヤクザものという点では、ルビー文庫なのにこの題材?という感じがします。

あらすじ:
亡き姉の遺した甥(高校生)の面倒を見ている羽村(受け)。
ある日、ヤクザの鷺谷(攻め)という男に、甥はヤクザ組長の息子だと告げられる。
甥にヤクザと関わってほしくない羽村は、甥に送られた金品を返済するため、鷺谷に抱かれることに…


まず、姉と組長の馴れ初めや双方の気持ちがよく分からず、設定に入り込み辛い印象。
甥も、ヤクザからの贈り物をあっさり受け取る等、浅はかなキャラで、
羽村が必死に守ろうとしている対象にしては魅力も存在感も今ひとつ…でした。

甥からヤクザを遠ざけたい一方で、鷺谷に魅了されている羽村も、何とも煮え切らないキャラ。
弟になりすまして組に乗り込む等、無謀すぎる行動にもちょっと呆れてしまいました。

鷺谷は、訳あって父親を殺して少年院送りとなり、その後ヤクザになったという経歴の持ち主。
亡き姉に対しては思続きいやりを見せていたようですが、同じように家族を思いやる羽村に対しては特に何をしてやるでもなく、むしろ強情な羽村を屈服させてやりたいと思っている傲慢な人物です。
過去に触れられたことで激昂し、舎弟の前で羽村を犯す等、
基本的に羽村を辱めるだけの役割という感じで、いかにもヤクザBLのテンプレ的なタイプの攻めキャラでした。

羽村がピアノが上手い(音楽への造詣が深い)という設定は鷺谷との距離を縮めるきっかけになってはいますが、昔ジャズピアニストを目指していた、等の設定はとりたててストーリーに活かされているとは思えず。
また、鷺谷が音楽好きだったところで、彼の好感度が上がるわけでもないので、あまり意味を感じない設定でした。

ラストは鷺谷が羽村を助け、一応ハッピーエンドとなりますが、甥の跡継ぎ問題が解決したわけではないので、あまりスッキリしない結末。
羽村が鷺谷のどこに惹かれたかも最後までよく分からず、中原さんの作品にしては珍しく入り込めない一冊でした。

中原さん十八番のヤクザものを、ルビー文庫仕様に落とし込むとこうなってしまうのか?
悪い意味で、ヤクザBLの王道という感じで、中原さんのいつもの個性やキャラの魅力が感じられないのが残念でした。
桜城ややさんの挿絵も、今回の世界観にはポップすぎて、あまり合っていない印象。

次にルビー文庫で書かれることがあれば、いっそ思いっきりポップなコメディを読んでみたい気がします☆

4
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