物に捕われているのは呪いっていうより、――ただの、毒だ。 捕らわれるのは――呪いだ。

彼の初恋は、毒か或いは。

kare no hatsukoi wa doku ka aruiwa

彼の初恋は、毒か或いは。
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神9
  • 萌×29
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
93
評価数
22件
平均
4.2 / 5
神率
40.9%
著者
 
媒体
コミック
出版社
KADOKAWA
シリーズ
あすかコミックスCL-DX(コミック・角川書店)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784041048573

あらすじ

今でも好きな初恋相手・敦也の結婚式で、髪を切ることになったスタイリストの都は、敦也の弟・祐也と再会する。
記憶よりデカくてチャラくなった祐也に突然に「好きなんだ、ずっと見ていた」と告白される。
しかも都にとって敦也と男の、自分では無理だと自覚した、あの出来事を思い出すように“指輪”を指に嵌めてきて…。

恋を諦めたい都と、ずっと希望を待ち続けた祐也。
その“指輪”に込められた二人の想いとは――。

表題作彼の初恋は、毒か或いは。

冴木祐也 / モデル・初恋相手の弟
川名 都 / 美容師

評価・レビューする

レビュー投稿数5

タイトルに反して、読みやすい1冊

クセの強い作品が好きなので、このインパクトのあるタイトルから一体どんな作品が読めるんだろう?と思っていたんですが、どちらかと言うと、王道系が好きな方に対して「タイトルに怯まず読んでみて!」とオススメしたい作品かもしれません。
とても読みやすいお話でした。

ノンケの幼馴染にずっと叶わない片想いを続けている都(受)
都が自分の兄に片想いをしていることを知りながら都に片想いをしている祐也(攻)
祐也の兄(=都の想い人)の結婚式で再会した2人のお話です。

一番切ない立場の祐也の想いの一途さが良い。
自分の兄をずっと見ている都の横顔ばかりを兄の横で見て過ごした子供時代。
一筋の希望にすがるように“指輪”に願をかけて、時が来るのを待って、都のことを想い続けている。
兄の結婚式はまさにその“時”なわけです。叶わない長年の恋を諦めたい都の、最も良いタイミングの“諦め時”。
そこにすかさず祐也がグイグイと入っていく。
ずっと都のことを見ていた祐也だから、都の心に刺さる言葉をいくつも投げかけられるのですよね。
だから都の気持ちが祐也に向いていくのも不自然なく受け止められます。続き
ある意味すごく現実味のある、身近なラブストーリーとして読めました。

描き下ろしで都がサラッと口にするカミングアウトにまんまと萌えさせられました♡

0

買わずにはいられない表紙

書影を見てズキューン♡とやられてしまいました。

切なさが詰まっているお話を予想し読むのが楽しみでしたが、思いのほか落ち着いた気持ちでラストまでさらりと読み終えた印象。どこかで感情移入したくないような気がしつつ、読み進めたからかもしれません。

結婚するから髪を切ってくれと連絡のあった「幼なじみ」への想いを未だ断ち切れない受けと、実は子供のころから「自分の兄に恋する受け」の姿をずっと見てきた攻め。そんなふたりが結婚式場で再会するところから1話が始まりますが、1話を読み終えた時点で、正直ここで終わってもいいかなと思ってしまいました。あとは受けが幼なじみへの思いを吹っ切って、変わればいいだけ...明るい未来がもうすぐそこに見えている気がして(もちろん好ましいことなんですが)。

ところで、受けは兄に夢中だったので弟の存在なんてあまり覚えてないんですよね…コレかわいそう(涙)。攻めはかなりマセた子供だったわけですが、それゆえに年下特有のひたむきさとか情熱だけではいけないところもあってー。まっすぐワンコにもなれないようなちょっぴり複雑な一途くん。攻めも受けも、見た目に反して(私の勝続き手な印象です)すごく一途で可愛らしいところがありましたよ。自分としては、少しぐらいビッチっぽさがあったり(受け)、偶然を装って同居に持ち込んだ(攻め)など、その後に強引さを引き出すような展開があってもいいのにな~と感じました。

個人的には読後感があまりすっきりしないところもありますが、幸せになる瞬間が一緒だったのが気持ちいいからまぁいっか、というラストでした。キーになっている"指輪"に気を取られてモノローグを見逃してはいけませんね。描き下ろしは11ページ、うち8ページがラブラブHシーンです。

久しぶりに、思わずジャケ買いをしたくなってしまう表紙でした。
光沢のあるシルバーが使用されており、裏にもう一人。


メモ「装丁:円と球」

4

一方通行の恋の行方

「初恋」というキーワード。
どうしてこう甘酸っぱいのでしょうね。

とくに大人になっても拗らせてるとか
萌えしかないじゃないですか!!(∩´///`∩)
とゆわけで、新刊もとっても良かったです!!

ちなみに表紙は受け・裏表紙に攻めです。


受けは幼馴染への初恋を拗らせているのですがその描写が切なくてキュンキュンします。
幼い頃「男の自分では無理だ」と諦めたときの距離。
「好きだ」という気持ちを胸にジッと見る先の相手は、隣にいる花嫁と笑ってて振り向かない顔。
合わない視線が物悲しい。。。

でも悲痛な思いを込めて立ってたのを、別の人が見守ってて。
初恋の相手は全く気にも留めず、気付くことすらなかった受けの寂しさを
初恋相手の弟はちゃんと見ててくれたのになんだか救われた気分になりました。

受けが昔に「諦めた気持ち」も「欲しかった輝く物」も見抜いてて、
大人になってからそれらを与えてくれる攻めの一途さにヤられる(;ω;)

攻め→受け→攻めの兄 という完全一方通行の初恋はほろ苦いですね。
攻めも受けも何度も何度も傷ついては恋心を再確認し、更続きに深みにハマっているように見えます。

そんなこんなで噛み合わず視線の合わない2人ですが、徐々に徐々に気持ちが繋がり始め、ゆっくりとモダモダ形を変えていく焦れったさに萌えです♪

仕事でブライダルショーに出演してた攻めの姿は、初恋相手が振り向かなかった結婚式と同じシチュエーションでしたが、攻めと初恋相手との対比が出ててすごく良いシーンでした!
視線があった2人の表情に萌える〜(∩´///`∩)
ようやく見られた幸せな姿が堪りません♡♡

ラブラブエッチも良いな〜///
とhshsしてたのですが…ええええ∑(゚Д゚)
しゅ…修正が…orz
芽玖さんはcannaの神修正に慣れてたから、白ペングシャ消しが無粋に見えた(泣)
他の作品だとシエル修正に満足してたけど、これはアカン。
芽玖さんのリアルなtnkを知ってるだけに、見えないのがなんとも言えない…。
(甘酸っぱい作品でtnkの話をする私のが無粋か…とセルフツッコミしときます。でも悲しみを一言書いておきたかったんです。すいません(^^;))

4

健気な二人に萌え

作家買いです。芽玖さんの新刊という事で、楽しみに待っていました。

内容は、というと。ネタバレしてます。苦手な方はご注意を。





主人公は都。美容師。
幼馴染の敦也への恋心を自覚したのは12歳の時。幼馴染と同じ男の自分では叶う事はないと初恋をずっと引きずっていた彼ですが、敦也の結婚式に呼ばれたところから話はスタートします。

何年たっても捨てることのできない想いを抱える都ですが、その都に「ずっと好きだった」と告げてきたのは敦也の弟の祐也で…。

というお話。

都は美人さんで美容師という仕事柄、スタイリッシュでおしゃれな人物をイメージしますが、実はかなり大雑把な性格。
なのだけれど、彼は「敦也のもの」と「それ以外のもの」しか持っていない。
そして、「敦也のもの」と区分されたものは、ずっと前のものでも、どんなものでも、捨てることができない。
報われることのない恋だと知りつつ、敦也を想い続ける都が健気で可愛かった。

そして、そんな都を、都が敦也を想ってきた年月と同じだけ恋い焦がれてきたのが祐也。
都が好きで、だから都が自分の兄をずっと好きだ続きったことも知っていた彼。
お兄ちゃんではなくて、自分を見てほしくて、必死で頑張る彼はGJなわんこちゃんでした。

地元で開催されるお祭り。
射的でゲットしたおもちゃの指輪。
そうしたエピソードをうまく使って進む展開がとても良かった。

触りっこはあるものの、セックスシーンは最後の書き下ろしでの1回のみ。
で、そこで都が実は「初めて」だという事が分かるのですが、それがまたよかった☆

モデル×美容師というCPに加え、芽玖さんのスタイリッシュな絵柄もあっておしゃれに進むお話かなと思いきや、これがもだもだと思い悩む若者たちの話で、なんとも味わい深い1冊だったように思います。

3

さわやかだった!!

一冊が丸々表題作+描き下ろしのオマケです。
全体を通してさわやかな雰囲気。タイトルがタイトルだし、前作のイメージから一癖あるのを想像してましたが、普通にさわやか。等身大の青年達の、恋愛の悩みや迷いがしっかり描かれてます。
もちろん、作者さんの持ち味がしっかり生きているし、指輪という小物や、「捕らわれるのは ー呪いだ」という言葉が大変生きてます。シリアス部分はありつつも、とても読みやすい。しかし、パンチは少な目といった感じ。いや、作品としてパンチはあるけど、毒はない? 何だか全然上手く言えないのですが…。
とりあえず、チャラい雰囲気なのに一途で執着系の攻めと、クールっぽいのに健気で意地っぱりな受けの、等身大の恋愛モノ。私は楽しく読めました!

初恋で今でも想っている相手の結婚式に行った受けは、やたら大きく、そしてチャラい感じに成長した、初恋相手の弟(攻め)と再会。そこで口説かれ、射的で取ったオモチャの指輪をもらいます。その後、攻めの部屋が水漏れで住めなくなり、受けの部屋に転がり込んだ事で同居生活が始まり…といった展開です。

初登場ではチャラくて自信満々といった感じで、受け続きを強気で口説く攻めですが、実はかなり一途。受けはいつも好きなお兄ちゃんの方を見つめていたので、攻めからは横顔しか見えなかった…というのが切ないのです。そして、年下である事に歯噛みして10年待っていた執着系です。
受けはクール系。自分にとって必要なモノとそうじゃないモノ、くっきりと分けているんですね。初恋相手の教科書やマグカップ等はとても大切にしているのに、その他のモノには全然執着していない。モノに捕らわれているのですね。呪いのように。
ネタバレを避けるためあまり書けませんが、縁日の射的で取った指輪がキーアイテムとなります。この指輪が二人にとってとても深い意味を持ちます。そして、「捕らわれるのはー呪いだ」という言葉が深く絡んでくるんですね。

萌え所としては、二人の同居生活です。酔っぱらった受けを襲っちゃう…とか、受けが自慰をしていた所に出くわして、これまた襲っちゃう…のあたり。受けがとても色っぽいのと、寝てしまった為に寸止めされるかわいそうな攻めに萌えるんですね( ´艸`)
微妙だったのが、二人の気持ちが通じる場面。攻めを強い視線で見詰める受けはとても素敵なんです。しかし攻めがさわやかすぎて微妙でした…。王子様か!!という感じで、なんだかメルヘンチックすぎる…。

最後の描き下ろしで二人の初エッチが読めます! 本編で2回も受けを襲っている攻めですが、2回とも未遂なんですね。未遂の方でも受けがついついお兄ちゃんの名前を呼んじゃって、カッとなった攻めが自分の名前を呼ぶように迫ったりと萌えますが、初の方では甘々で萌えます。( ´艸`) 余裕を無くして一生懸命な攻めもかわいいのですが、後ろを使うのが初めて…とデレる受けにもキュンキュンします!! この時の二人の会話がめちゃくちゃ甘いです!!

シリアス展開もあれど、さわやかで明るい話。とても読みやすかったです。
あと、カバー下に美容師さんへの取材話が載ってますが、こちらは爆笑モノでした。

6

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ