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表題作新婚さん!

西園寺 京介 26歳 エリートサラリーマン
西園寺 宝(旧姓:田中) 26歳 介護福祉士

同時収録作品おクズの恋愛

蓮田 洋一郎 人気俳優
鳴瀬 冬未 26歳 ゲイバー店員

その他の収録作品

  • 描き下ろし「新婚さん!番外編」ー焼きそばとアイスの話ー
  • 描き下ろし「おクズの恋愛番外編」ー童貞じゃなくなった蓮田洋一郎ー
  • カバー下「牧場での会話劇」

あらすじ

出会いは6歳、宝の平穏な日々をブチ壊したのは都会からの転校生。
たくさんケンカしながらあれよあれよと20年が経ち、
26歳になった俺達は気づいたら、結婚していた――! ?! ?

相方の西園寺京介は、人間嫌いで堅物な俺様。
しかも「憎い」が口癖の残念系イケメン。
そんな面倒な京介を、日々苦労しながらも手なずけて(?)いる宝は、
強情で意地っ張りだけど、実は純情で世話焼き体質。

そんな元ヤンふたりは新婚さんにも関わらず言い合いが絶えない毎日で、
浮気してやる(エロ本と)! と言い放ち家を飛び出す京介に宝は──?

宝の友人、冬未のお話「おクズの恋愛」も同時収録!

作品情報

作品名
新婚さん!
著者
ちしゃの実 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
シリーズ
俺達は新婚さんかもしれない
発売日
ISBN
9784801957107
4

(340)

(171)

萌々

(87)

(43)

中立

(21)

趣味じゃない

(18)

レビュー数
29
得点
1353
評価数
340
平均
4 / 5
神率
50.3%

レビュー投稿数29

私にとっては『神』

評価やレビューについて色々考えましたが、結局は自分の感想を正直に書こうと思います!!
こちらの作品、とても自分勝手な攻めだったり、受けを殴るような攻め、乱交パーティーに行くようなビッチ受けと、人によって好き嫌いが分かれちゃうと思いますが、私は大変萌えたので『神』にさせてもらいました。全体を通してコメディ寄りで読みやすいのですが、登場人物の気持ちもしっかり掘り下げてあり、とても読み応えのある一冊です。友人として繋がりのある2カップルの物語がそれぞれ入っていて、お互いリンクしてます。


「新婚さん」
神経質でかなり自分勝手な攻めと、元ヤンの男前受けです。この二人の新婚生活。
二人は幼なじみで、面倒見のいい受けがなんだかんだと世話を焼いてるうちに、気が付いたら結婚しちゃってた!という展開です。「俺達は結婚していた」という受けのモノローグと共に、引き攣った微妙な笑顔の受け、対照的にさわやか笑顔で満足気な攻め、という結婚写真が大変いい味を出してます!

内容としては9割痴話喧嘩、残りの一割いちゃいちゃとエロという二人の日常が描かれているのですが、これがホント萌える!! ド神経質でひたすら毒を吐きまくる攻めですが、受けの事が好きで仕方ないのがカワイイのです。なんと言ってもエッチを拒まれ、腹いせに「浮気してやる」なんて言いながら、その浮気はエロ本を買ってきて受け以外で抜いてやる!!というもの。傍若無人で俺様な攻めがこれを言うのです!! なんてカワイイ男なの…!と萌え転がってしまいます。更に、喧嘩の仕返しに、ゲイバーで見知らぬ男といちゃついて見せる受けに本気でキレ、相手の男に「嫁に手を出すな、俺の宝物なんで」と言っちゃう。ホント、可愛すぎるでしょう…! そして、そんな攻めを受け止める、男前な受けが格好良すぎるのです。
絡みも濃厚で、元ヤンでヤンチャな受けが、エロではデレてサービスをしながら「ありがたがれ」なんて言っちゃうのも大変萌えました( ´艸`) こんな感じの、二人がいちゃついてるのが描かれてるだけなのですが、これが個人的に大変ツボなんです!!

「おクズの恋愛」
「新婚さん」の二人の友人が受けになります。そして、本妻の子どもが攻め。受けは愛人の連れ子なんですね。こちらの攻めも傍若無人。愛人の子どもとして一緒に住み始めた幼い受けに対して、奴隷扱いをしていた過去があります。攻めが俳優として成功し、再会してからも受けを殴るというクズ振り。受けが乱交パーティー帰りで、身体中傷だらけになっていた事に腹を立てたからなのですが。タイトルからどっちがクズだと思っていたら、両方クズだったのです…。こちらはかなり二人の気持ちが掘り下げてあり読み応えがあります。二人とも根っこの部分ではとても健気といった感じ。私が拙いレビューでグダグダ書くより、こちらは実際にぜひ読んで頂きたいです。ちなみにこっちのエロも濃厚。

2カップル共、それぞれカラーは違いますが、とても面白かったです。心残りが、「新婚さん」組の初エッチがしっかり読めなかった事くらい。二人が恋愛関係になった、この初エッチがしっかり読みたかった!! すごくサラッとは描かれてるいるのですが…。

私が読んだ感想でしかないので、参考程度にしてもらえると嬉しいですm(_ _)m

14

リングに込めた意味

☆新婚さん!
最初は二人のケンカの仕方が本当にヤンキーっぽくて、その後にどんなラブがあっても正直どん引きでした。
しかし、最後の最後、どんでん返しです。
相手の望む言葉や行動をとってあげられない。それなら別れた方が良い。自分でない方が京介(攻め)にとって幸せになれると悟る宝に対し
籍を入れよう。と、必死で好きだと訴える京介の顔を見て、胸が熱くなっている宝の表情が素晴らしく
それにより京介の手を取る宝。
あぁ、お互いがお互いを必要としている姿が素敵だなぁ~と思うのです。
そんな二人を見た後の番外編は最高に甘く、最高に幸せな数ページでした。

個人的には後半のお話がもう。もう、神です!

☆おクズの恋愛
上記の二人の友人でゲイの冬未ちゃんが主役です。
幼い頃、母親の愛人宅に住み込むようになった冬未。本妻の子供、洋一郎の下僕として過ごす日々。
そんな生活から抜け出したくて家を出た冬未~と思っていたらこれはこれは・・・
8年後、突然プロポーズしにきた洋一郎。
女は試したけどダメで、冬未の写真で勃ったから 他で試すのも面倒だからお前でいいや、付き合えと迫る洋一郎。
乱パしちゃう冬未に、公衆便所とかいって襲いだすし、これからも自分に従えばいいんだ、と言い放つ洋一郎の一言で
過去の辛いシーンを思い出す冬未の姿が切なくて。
だから冬未は洋一郎に『sexするけど付き合わない』か『付き合うけどsexしない恋人』どちらかならいいと提案する。
洋一郎は後者を選ぶのです。
あんな言い方をしておいて後者?!体から落とす作戦じゃないの?これは何かあるのね!と期待しページをめくるのでした。
縁を切るために誘惑してやって別れてやると迫る冬未に対し、うまくかわしてじゃれ合うやり取りを微笑む洋一郎。誘惑されても我慢する洋一郎。
そして明かされる洋一郎の心。
偉大な親の子、としか見られなかった自分を、初めて受け容れてくれた冬未。冬未がいれば幸せになれると信じていた日々。
それが冬未の手で切られてしまった。
疎遠になり、それでも諦めず冬未に認められるよう頑張ってきた姿。
酷い言葉の意味も全て語られ、洋一郎の悲しみが伝わってくる。
対し、冬未の心も語られる。
全て、お互いの言葉の足りなさから生まれたすれ違い。とても悲しいすれ違いだったけれど、8年経って実った愛。とても涙誘います。
そして、もう二度と離れないと誓うべく証しの付いた手を取り合うシーンがとても美しかったです。

電子限定~
新婚さん!2P
美味しいご飯を食べたらしたくなった宝。安ホテルは嫌だと拒む京介に『俺としたくねーの?』の一言でノックダウンの京介でした。
おクズ 2P
過去『気持ち悪い』と言われた事を気にしていた冬未に真実を語った洋一郎。
最後の冬未の『うん』が、もう。幸せが続いていく一言のようで心温まります。

13

新婚さんイラッシャイ

2組のカプからなる1冊です。

1組目は表題作でもある『新婚さん!』。
出会いは小学校の時。受けのクラスに転校してきた新しいクラスメートがちょっとイっちゃってる子供だった、というのが始まりです。
イっちゃってるというのは、動物を害そうとしたり、破壊願望が渦巻いているような方向です。この攻めのような人がこの受けのような人と出会えなかったらサイコパスとか殺人鬼になるのかな、とちょっと思ったり。
まあ、無事出会えた2人。破壊的な攻めと、それを上手く手綱を取っていなしてくれる、こちらも暴れん坊な受け、というカップルは、出会ってから20年後、
「なんと新婚さんになっておりましたとさ」
というお話です。

この攻めは、この受けとカップルでなければ到底好きになれないキャラだと思うのです。なのに受けに遊ばれ、いなされている攻めはとても可愛い。つれない受けに「浮気するぞ!」と怒ったかと思えば、それは「エログラビア見てオナニーしちゃうぞ」の意。攻めにとっては、受け以外の人に勃起したら浮気らしいです。なんと可愛い、なんといじらしい。
受けは攻めよりはまともなキャラ。怒りん坊で、独占欲のかたまりで、困ったチャンな攻めがウザくて仕方ない。新婚さんなのにケンカやいさかいばかり。でも本当はこちらも攻めが大好きで、ツボにハマると凄まじい破壊力でデレる。

そんな新婚カップルの、共通の知人のゲイバーバーテンや、ツイッターのフォロワー(笑)なんかを巻き込んだ、バカップル全開なお話です。
ラブコメディかな、と思うんですが、読後感はがっつりシリアスを読んだような気分にもなる、笑いあり切なさありの素敵な作品でした。


『おクズの恋愛』
前述の、『新婚さん!』カプの共通の知人であるゲイバーバーテンが主役のスピンオフです。
ビッチ中のビッチなゲイのバーテンが受け、受けの母が昔から愛人をしている良家の息子が攻め。

毎日セフレや行きずりの男とエッチしまくりの受けの元に、人気俳優になった攻めが花束を持って「俺と結婚しよう」とやって来ます。
子供の時は、攻めが何を命じても無条件に受け入れる立場に置かれていた受け。突然そんなことを言われて押し倒され、頭真っ白で「エッチだけでセフレになるか、恋人になって指一本触れないか、どっちかならいいよ」と言ってしまいます。

こちらのカップルはひたすら可愛かったです。小さい頃の受けが天使すぎて萌えまくりました。攻めに「俺が何を言っても『御意』としか言うな」と言われ、「御意♡」って言ってるの見て転げ回りそうになりました。魔性の児童です。
長じて魔性の児童は魔性のゲイになり、○○(ネタバレにつき伏せます)の攻めを煽りまくります。でもビッチなのに純情で可愛いのです…!

どちらのカプも文句なしに神です。
合間に挟まれるカットや描き下ろし番外編、カバー下オマケまでが可愛い、奇跡の1冊でした。

10

甘々なケンカップル萌え!

面白かったぁぁぁヾ(*´∀`*)ノ

2作品収録で後半はスピンになっており世界観は繋がっています。
【初恋拗らせ俺様攻め×素直じゃない受け】の共通点があるのですが、どちらも違ったタイプのお話で楽しく読了♪めちゃめちゃ好みをついてくれる1冊でした(﹡´◡`﹡ )


◆新婚さん!

人付き合いが下手で誰にも心を開かない攻めとガキ大将な受けの出会いは6才。共にグレたりケンカしたり悪友の腐れ縁だったはずが、気付けばなぜか結婚してて。そんな2人の結婚生活はほとんど口喧嘩してばかりだけどラブラブ。コミカルと切なさを交えて描かれています。

「気付いたら結婚してた」理由は読めば分かるのかと思ったら、本当に「気付いたら結婚してた」状態だったwキッカケのシーンはあるけど細かい過程の描写はないです。でもほんのり触れてるだけでもなんとなく読み取れたので満足。攻めの暴走を受け止めた結果だったんだろうねぇw

新婚生活は ほぼ口喧嘩(主に攻めがグチグチ言うのを受けが聞き流してる)ケンカップルなんだけど、なんだかんだ言ってても心がちゃんと繋がっていてラブラブ♡♡仲直りエッチがめっちゃ萌えます(∩´///`∩)オラオラケンカしてたのに、エッチが始まると名前の呼び方が変わってゴロゴロ甘えて、ギャップが堪らん////

インタビュー記事にも掲載されてた1コマ。
「…浮気してやる。エロ本買ってきて抜いてやる!」
「初浮気だオラ!!」w
↑コレは萌え心をくすぐられましたね〜!
エロ本が浮気と言っちゃう攻め(26歳・大手商社会社員)w
ドヤ顔で家を出たくせに浮気は未遂でションボリしながら帰宅が可愛い♪
ちょっとアホで思い込みが激しく俺様なのに一途な攻めが最高(∩´///`∩)
些細な事で怒りだすけど、常に頭の中は受けでいっぱいw
受けは攻めの超ヤキモチ焼きの執着を軽く受け流しつつ、激しい愛を包むのが良い(﹡´◡`﹡ )

この2人もっと見たかったなぁ。
表題作だけど1/3しかなくて残念(;ω;)
回想でちょこっと挟まれた2人の初繋がりとか結婚式までの過程とかもっともっと見たかった!
ということで続編があると嬉しい。。。


◆おクズの恋愛

受けは表題作カップルのお友達です。
母が愛人をしているお相手の息子が攻めになります。
幼い頃一緒に住んでいた時、攻めは暴君に振る舞い、受けは全て言うことを聞いてきた過去が。家を出て数年後に再会したのですが相変わらずの暴君っぷり。なぜか「結婚してよ」と迫られ、せめてもの反抗に【セックスするならただのセフレ or 恋人になるならセックスはしない。手は出すな】の条件をつけたら攻めは恋人の方を選んでーーというお話。

最初クズに萌えられるか不安で腰が引けたのですが
読んだら大当たりの作品でしたヾ(*´∀`*)ノ
攻めも受けも不器用な切なさがあって涙腺が緩む。。。

暴君俺様童貞攻め×ビッチ受けなのでクズカテゴリーに入ってるんだろうけど、全然クズじゃない(T ^ T)むしろ攻めの愛情は一途で純粋だし、受けは攻めに愛されたいのを拗らせて間違った方向行ってただけだし、言葉選びが下手な攻めと素直じゃない受けがすれ違ってた過程に切な萌え(∩;///;∩)んで、誤解が解けるシーンには泣いた。両片思いの遠回りに攻めも受けもいっぱい傷つきながらようやく繋がる気持ちに萌える。。。

こっちのカップルも続きが見たい。
攻めの夢だった幸せな結婚式と新婚生活!
表題作カップルと違って道のりは大変そうだけど…(家柄や仕事的に)
あとカバー下で表題作カップルとダブルデートしてたので、
4人で家族ぐるみのお付き合いとか楽しそうだなぁヾ(*´∀`*)ノ
新婚さん!続刊期待してます♪

9

皆良いキャラ!

二組のカップルのお話ですが、どちらも甲乙付けがたいほど大好きです。
共通するのが、攻めが受けを大好きすぎて残念な所があるという(笑)
でもその残念さが愛おしいです(*´∀`*)

「新婚さん!」の2人はケンカップル。
「憎い」が口癖で気難しい京介が、普段の「宝」呼びから「たかちゃん」と呼び方が変わるのに萌えました。
エロ本でヌく=浮気、にも笑った!

「おクズの恋愛」は俺様童貞俳優×ビッチバーテンダー。
これまた良かったです。
俺様なのに一途に冬未だけを好きで、冬未のために俳優になった洋一郎。
2人が思いを通わせたセックスシーンは何だか泣きそうになりました。
洋一郎…良かったね…(;_;)

おまけまんが・カバー下も充実して良かったんですが、まだまだ読みたい!
続きを何処かでまた読めたらいいな(^∇^)

7

この作品が収納されている本棚

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