アンコール外伝集第9弾! 久々の二人きりの旅行。でも圭は憂い顔で…?

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富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 ブルームーン・ラプソディー

blue moon rhapsody

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表題作富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 ブルームーン・ラプソディー

桐ノ院圭,指揮者
守村悠季,バイオリニスト

その他の収録作品

  • 続・花咲く日まで
  • 肩掛けカバン紛争
  • あとがき

あらすじ

多忙な演奏活動の合間に、久々に二人きりで箱根旅行に出掛けた圭と悠季。束の間のゆったりとした時間は癒やしを与えてくれるが、悠季は圭が何かを思い悩んでいる様子が引っかかる。それはどうやら「桐ノ院オケ」の人事に関することのようで…?(『続・咲く日まで』)。その他、家庭を持った五十嵐の奮闘を描いた表題作、他1作品など、オーケストラに生きる人々の悲喜こもごもを描いた短編3本を収録した、大好評アンコール外伝集第10弾。

作品情報

作品名
富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 ブルームーン・ラプソディー
著者
秋月こお 
イラスト
後藤星 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ
発売日
ISBN
9784041049983
3.1

(6)

(1)

萌々

(1)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
17
評価数
6
平均
3.1 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数2

常連向けです

富士見の外伝シリーズが、終われそうで終わらないまま既に10巻?
さすがに、付き合うのも結構辛いものがあるかも。
熟年夫婦が上手いこと夫をなだめたりする話や、子育てパパが仕事の手抜きの言い訳したりする話や、隣の家の子どもに軽はずみに関わる話など、
まあ、このシリーズに今まで付き合ってきた行きがかり上、読めば読んだで、圭と悠季の二人の続きを知ることができるのは、それなりに感慨もあるし、二人の相変わらずッぷりが楽しかったりもするけれど、さすがにこれは、読める人を選んじゃうよなぁっていうのが素直な感想。
きれいに終わるのって、結構大変なことなのね。




5

脇役の行く末は気になれど、どこまで続く?と疑問を呈してしまう。

今回は、悠季と桐ノ院の箱根温泉リフレッシュ旅行と、
前巻で登場したお隣にお住まいの幼稚園児・壽人くんの話。

というか、いつまで続く?この外伝。
とっくに外伝とは言えなくなっているのは、作者も承知なんだろうけれど
無理矢理纏めた本編の終わり方が悪かったのか、
外伝で欲を出してあれこれ盛り込んだのが悪かったのか、
終わり時を見失っている感は否めない。
まぁ、そう言いつつ、出ればこうして読者も読んでいるからなぁ……

それなりには楽しく読んだ。
だって、よく知っている人達の近況を聞ければ嬉しいでしょ?
主役二人は相変わらずラブラブ、エロもあるけれど、
それはもはやかなりどうでもいい。

桐ノ院の悩みの種となっているチェロの五十嵐くんや
イタリアから帰国した模様の貞光ちゃんの、
音楽的なその後はとても気になるので、次が出たらやっぱり読むのだろう。
ちっちゃな才能溢れる押しかけ弟子の壽人の行く末も楽しみ。

だけれどね。
萌は全くないし、人に勧める気もまるでないし、
そもそも、全50巻の本編の読者以外読まないだろうな〜っという作品。
どうなんでしょうね?

ということで、評価は「中立」に。


※ 
ところで、箱根温泉旅行の宿泊先、宮ノ下の旅館のモデルはここ。
おそらく……じゃなく、旅館の名前こそ違うけれど、
部屋の名前などもそのままなので間違いないと思う。
http://www.hakoneginyu.co.jp
箱根で最も予約が取りにくい宿と言われております。

2

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