憎らしい彼 美しい彼 2

nikurashii kare

憎らしい彼 美しい彼 2
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神147
  • 萌×217
  • 萌9
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

23

レビュー数
21
得点
830
評価数
177件
平均
4.7 / 5
神率
83.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784199008610

あらすじ

ずっと憧れ崇めていた清居と、同棲生活を始めることになった平良。
こんなに幸せだなんて、神様の采配ミスなんじゃ……!?
若手俳優として頭角を現し始めた清居を、公私ともにストーカーして追いかける毎日だ。そんな時、大学の撮影サークルの縁で、業界屈指のカメラマン・野口のアシスタントに抜擢されることに!!
ドラマの仕事も決定し、忙しくなるばかりの清居とすれ違いの日々が続き…!?

表題作憎らしい彼 美しい彼 2

平良一成、19歳、大学生 清居と同棲中
清居奏、若手俳優

その他の収録作品

  • エピローグ
  • あとがき

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レビュー投稿数21

期待を超えてくる

前作が衝撃的すぎて今作は面白さ薄れるかなと思ったのですが、全然衰えてなく、むしろ超えてくるぐらいの出来栄えでした。期待以上で、ページを捲るのがもどかしいくらいだれずに夢中で読み進めました。
とにかく二人のかみ合ってない会話が面白すぎて、下手なギャグ漫画より全然笑えます。シュールな面白さがあって所々声出して笑いました。攻めのネガティブ俺様っぷり最高です。こっちが予期しない言動や思考がすごく新鮮で、どう動くか予想できないのが面白い!
受けはもうとにかくカワイイです。俺様なのに振り回されてぐるぐるしてる様がかわいくて仕方ない、ほんとに巡り合うべくして巡り合った二人だと思います。
続編もぜひ出してほしい、飽きることのない面白さです。

0

キモイ スパダリ!

今までコミックしか読んでなかった事を後悔しています。小説いいですね( ;∀;)
美しい彼を一気に読んでこちらも読みました!!

小説は二人がどこかにいそうと親近感が湧いていい!

しかも、その二人の関係性がどんどん良くなるのが嬉しくて嬉しくて(人´∀`)
どんどん良くなるのは、平良がすごくすごく成長するから。キモイを除いたら完全なスパダリ!キモイって欠点があるからこそ可愛く見えて好きになるんですけど…
いつまでも二人の事を見ていたいと思う作品でした!

2

す、すごく面白い!

2人のその後が気になっていたので、続きが読めて嬉しかったです。

今作では、平良の変人度がアップしていたせいで、真面目な話なのに何度も爆笑させられました!
また、工場でケーキに栗をのせながら、デュフッと笑う平良は超絶きもかった・・・。

でも!絶体絶命の危機にある清居を救出するシーンでの平良は、最高に格好良かったです!
(崇め奉っている清居を怒鳴りつけているし・・・)
傷を負った平良に泣きすがる清居は可愛いかった~♪
そしてその後、病室を抜け出してお互いを求め合うシーンは、美しくて凄くエロかったです。

色んなことを少しずつ乗り越えてきた2人が穏やかに寄り添うラストシーンは、感動的で涙がこぼれました。。。
プロカメラマンになった平良と役者の清居が、一緒に仕事する日が来るといいなぁ。

平良の師匠となった野口さん、前回から引き続きのアヒル隊長、お疲れ様でした~!

1

「恋愛とは、二人で愚かになるものだ。」

前作の「美しい彼」を読了後、続篇もあるという事で早速読みました。
ポール・ヴァレリーの「恋愛とは、二人で愚かになるものだ。」…という名言がよく似合う内容でした。

作者さんも言ってますが、攻めの平良くんが気持ち悪い(褒め言葉)
アヒルの隊長がどうのとか、キングがどうのとか常人には理解不能な独自の世界に入り浸り、実の両親を前にしてもぶっ飛んだ発言や行動をしてしまいます。
受けの清居くんもブンブンと振り回されて居ます。

前作の序盤の清居くんのクールで不遜でツーンっとした澄まし顔の凛々しいお姿は何処へやら…、益々電波に磨きが掛かった宇宙人な平良に振り回され、恋愛に振り回され、怒ったり舞い上がったりイライラしたりグルグルしたり…、お空のお星様でも雲の上の人でもなく等身大の人間らしさ(人間臭さ?)が顕著に表れて、可愛らしかったです。

平良くんは清居くんをお空のお星様に例え畏れ多いと頻繁に口にしますが、清居くんは平良と対等に普通の恋愛がしたい。
…が、平良くんはずーっとマイワールドに囚われ頑なに抜け出そうとはしない。そんな平良くんにドン引きしながら、やきもきしながら、イラつ続ききながら、何でこんな男が好きなんだと自己嫌悪しつつも、そんな平良くんを嫌いになれないし離れられない…。

前作の「主人と奴隷」のような関係から、新たな関係性へとシフトする転機を描いて居ます。
続篇がまたあるなら、ぜひもう一度2人の今後を覗いてみたいです♪

4

俺様ワールド全開

『美しい彼』でがっつりはまってたので、なかなか続きを読みだすことができませんでした
・・・が!読みだしたらもうたまりません!! 
作者様の文章力のすごいこと!
なんかほんとに私の身近にいるのではないかと思うほどハマってしまいました。

続編ともありより深いところまでわかって、この二人の世界観・・・好きだぁ。

1

私、野口さんが好きだなぁ。

「美しい彼」を読んだ時は、よもや続編が出るとは想像もしませんでした。
一応カップルになったアノ2人、どう展開させる?
…と思いましたら、前半、世界観的には同じです。
清居は平良の思考回路はよくわかっているけど、その事を平良には言わない。だから平良は俺様帝国に居続ける。生身の清居本人を置き去りにして、脳内妄想の世界に生きている。
そんな平良は、清居に『アーティスト系で食っていける写真家になれ』と命令され、絶望しつつもがんばろう、キングの仰せなら…と工場の夜勤やフォトコンテストへの応募を始める。そして有名カメラマン野口のアシスタントになって。
この辺りから、2人の関係性に変化の兆し。
平良独自の仕事や交友関係ができたらなんとなく嫉妬したり。
平良の追っかけの知り合いによる清居の監禁というアブない事件の際、清居の為に怪我した平良を目の当たりにして、清居も鬼メンタルの神の座を降りて弱さも見せるようになったり。
清居は、平良のキモさ、ウザさ、世界とのズレ具合、そしてその情熱を自分だけ、ただ自分だけが知っているのだ、と思っていた。でもカメラマンの野口はかなり正確に平良を理解してまし続きたね。
平良はともかく、清居の方も平良をキモウザという枠にはめていたという事。
関係を隠してたから、というのもあるけど、閉じていた2人の関係に他人との開かれた世界が加わってきてる。
お互いが狭い感覚の中で方向性のずれた恋をしてたけど、これからは視線が合ってくるような予感。

平良。唯一、自分をめちゃくちゃにする権利を持った男。この清居の自覚に悶えちゃいました。

7

もはや宇宙人

大好きな『美しい彼』の続編。
すっっっごく楽しみにしていました!!
しかしあまりに楽しみにしすぎたせいか、他の小説が読めなくなりそうで。
楽しみが終わってしまうのが寂しくて。
なかなか開けず、新年に持ち越し。
結局、今年はじめのBL小説&レビューとなりました。

キモウザな平良と、クールビューティーな清居。
この不思議カップルにハマるか苦手と思うかは『美しい彼』を読んだ時点でわかれると思いますが。
『美しい彼』にハマったからと言って『憎らしい彼』にハマるかは又、わかれる気がします。
何が言いたいかというと、それぐらい平良ワールドが炸裂する!ということです。



※ここからは、愛ゆえにネタバレし過ぎる可能性あり。
未読の方は読まないでね。



いや~、もの凄かったです平良ワールド。
あの思考回路、世界観、思わず漏れる笑い方。
わ~超絶キモウザだ!キモすぎる!ウザすぎる~!
でもなんか楽しい!
清居は気の毒だけど、ほんと楽し過ぎるよ平良!

凪良先生は「気持ち悪い攻が好きです」と宣言されていました。
確かに文章の端々に、先生の平良への続き愛情が駄々漏れしていましたよ。
平良は気持ち悪いを通り越して、もう宇宙人ですよね。
同じキモウザワールドの住人である私にも、理解出来ない突き抜け感が素敵過ぎる。

始まりの部分は、前にレビューした小冊子のお話を冒頭だけ変えている内容。
そこから膨らました?お話が、ここまで楽しいものになるとは!
新脇キャラの清居の先輩女優安奈、プロカメラマンの野口がまた良いんですよ。
他にも平良の親戚の菜穂、キモウザ仲間の設楽、清居の事務所の社長など。
この人達の見事なスパイスぶりにクラクラしました。

安奈の二つの撮影シーン、好きだなぁ。
実在したら絶対大ファンになるな。
清居は一皮剥ければ、安奈以上に化けそうですね。
清居の何が美しいって、秘めたる情熱だと思うんです。
平良は清居の化けの皮を、無自覚に簡単に剥ぎ取ってしまう。
この無自覚というのが曲者ですよね。

平良という宇宙人的生き物を理解するのではなく、理解は出来ないけど受け入れられれば。
溜まって鬱屈した感情は、演技で吐き出せればもう怖いもの無しになります。
頑張れ~清居!
君の忍耐力と情熱こそが、このお話の一番の萌えポイントだから。

最後に。
読んでいて、帝国という言葉が何度か出てきます。
私の脳内では、帝○の逆襲、という言葉があのメロディと共に頭をかすめました。
宇宙の川に浮かぶ宇宙船は、睫毛のクリンとしたアヒル隊長という私の妄想。
そして、まだまだ闘いは続くのだ…。

凪良ゆう先生、楽しすぎるお話をありがとうございました!
葛西リカコ先生、素敵な素敵な挿し絵をありがとうございました。
ラストの平良の眼差しが一番好きです。
あ~楽しかった♪

4

清居と平良とアヒル隊長

『美しい彼』の続編です。
自分が好きじゃないと思っていた設定やカップルなのに、めちゃくちゃ気に入ってしまい続編が出たらいいのにと思っていた作品の続きに会えてうれしいです。

今回も平良のネガティブさ全開で、神のように崇め奉るべき存在のそばにいられる至福に酔いつつも、神様の采配ミスだからそのうちきっと修正されるに違いないという思いに振り回される清居の悲喜劇が面白おかしく描かれていました。
本人たちは至ってまじめで真剣に想い合っているのですが、信念とか意地とか周りの事情で気持ちががすれ違っていく様子が可笑しくて笑いがこらえきれませんでした。

意地っ張りでプライドが高い清居の気持ちは理解できても、平良の独特な考え方は結論だけ聞くと全く理解できません。しかし、そこに至る本人なりの理由や道筋を聞けばなるほどと思ってしまうのが不思議です。

平良の心の中に住み要所要所で彼を励まし背中を押してくれる『アヒル隊長』が名わき役でした。
そんな気持ちを大事に思ってアヒルの人形をプレゼントする清居の想いにキュンとしました。

これからもきっと、普通の恋人同士として甘えたりいちゃいちゃ続きしたいと思っている清居の気持ちなど慮ることなくオレ様自分ルールで頑固にわが道をゆく平良が少しずつ近づいていくんだろうなと思います。
卒業後の二人の成長していく姿も見たいのでシリーズ続編を強く希望します。

4

アヒル隊長再び!

「美しい彼」の続編です!
この本から読まれる方もいらっしゃるのかな?
でも、前作「美しい彼」を読んでからの方がいいと思います。じゃないと、平良と清居の関係が疑問符だらけになりそう・・・なので、ここは堪えて、「美しい彼」→「憎らしい彼」の順で読んでいただきたいです。

前作に比べると、スクールカースト描写が無い分、ヒリヒリせずに読み進められました。
その分、平良と清居のラブラブが増えたので、ずっとニヤニヤしながら読んでしまいました。
二人の恋の危機は発生しますが、もう平良と清居がお似合いすぎて、互いが互い無しじゃダメなのが、読者にはもろバレで・・・もう最高です!!あぁ、この二人をずっと見守り続けたいです!

ただ・・・この作品は、平良のキモさを受け入れられる、もしくは共感できないと、全然萌えられないんでしょうね。前作がダメだった方は、諦めた方がいいかもしれません・・・平良は相変わらずなので。
そうじゃない方、平良にバッチリ共感できた方、分かる分かると頷いた方は是非今作も!期待は裏切られませんよ!!
ちなみに、私は作中で平良が語る究極のファン道に心をブッ刺されました・・続き・そうだよ、血の涙を流して祝福し、御家族の幸せを祈り、DNAが受け継がれたことを神に感謝しなきゃやっていけないんだよ(笑)

いろいろ時事ネタもありつつ、最後までぐいぐい読ませるのは、さすがです。
新しい一歩を踏み出した平良を応援したい気持ちになります。
平良と清居の幸せな日々が続きますように!もう、本当にこの二人好きだわ!!

7

彼らの辞書に“マンネリ”という言葉はない

一年の締めくくりに楽しみにしていた続編が発行されて嬉しいです。

憧れの人と恋人になれても、やっぱり平良は安心安定のきもさ加減でした。そして、あいも変わらず清居との会話が噛み合ってない!
暗がりで丸まって「ありがとうさようなら」て…序盤から笑かしてどうすんねんww
ネガティブ俺様とか、ニュータイプ関白宣言とか、迷惑なら毎分の割合でかけられてるとか、的確なツッコミを入れる清居に私も「デュフフ」となりました。
もういっそのこと、二人で漫才でもしたらどうだろう。だめ?

今回、そんなにシリアスな展開はなかったですが、なんというか…人の心理としてちょっとギクッとさせられた表現もありました。
それは清居と彼のマネージャーとの会話です。
「無意識に自分の理想を押しつけて、そこからはみ出すものに不快を感じる」
芸能人に限らず、好きなものに関して自分も確かにそういう所あるなぁ、と。勝手に好きになったくせにちょっと理想と違っただけで一気に怒りがわいてくる…みたいな。
うーん、凪良さんの作品は心理描写が巧みでけっこう毎回ゾッとさせられます。

平良と清居はお互いのことをまだ理解し続ききれていないけど、その噛み合わなさこそ二人の魅力だと思います。ホントにこの二人は見ていて飽きないです。できることなら、この二人がおじいさんになるまでシリーズ化してくれないだろうか。

7

とにかく口絵一枚目に感動しました

(繰り返し読みなおし、16/12/30に加筆)
美しい彼の続編が刊行されるとのお知らせを目にした時は、幻視かな?と思ったほど嬉しすぎました。

【口絵】
なんといっても、一枚目の口絵を目にした途端、感動感激!
一糸まとわぬ絡みの口絵なのですが、透明感があっておそろしいほどに純潔。
絡み絵で興奮することはあれど、感動したことは滅多にないです。
この絡みの口絵での、平良の目線が輝かしく美しい。
平良のカメラ師匠、野口さんがこの二人を撮ったらこんな風になるのだろうと思っています。

【本文感想】
平良(攻め)の清居(受け)に対する崇拝は、ネガティブ俺様的なのを通り越して、確固たる美学に成長していました。
平良の清居を想い崇める精神は、禁忌と神秘が相反する複雑で堅いゴシックのようなもの。その美学を侵犯することは、崇拝対象である清居ですら躊躇われるようなものではないかと思いました。
そんな「難しい彼」平良を受け入れる、綺麗で気高く男らしくて人間臭い清居の懐がとても温かい。
清居は平良と人間らしく触れたい気持ちがある、だからこそ、この二人には肉体的な触れ合いが必然だと思続きいます。
直で繋がっているときは、平良は清居への死ぬほど好きでたまらない気持ちが抑えきれないから。
全体的に、清居の人間臭いところで平衡を保っているような気がします。
平良は、男か女かではなく、清居だから愛しているのですね。
だから、清居が女性で生まれていても同じように愛したのではないかと邪推。

【邪道な妄想】
実写化したときのキャスティングまで妄想してしまっています。
平良は松○○○○チ氏が素晴らしく演じそうだな、と。
平良の父は落ち着いて飄々とした小日向○世氏で、心配性の母は松○○子氏、平良の師匠野口さんは神○佑氏で、と妄想してしまいます。
しかし、綺麗で人間臭い清居のキャスティングが思いつかないです。
なんだかすみません。

【総評】
ハラハラドキドキ感動する神作です。

5

愛おしい彼…!

凪良ゆう先生 「憎らしい彼」読了
読み終えて、神よ…こんなにぴったりする2人は本当に世の中に居るのかな…と思った。冷たくて何にも興味なさそうな清居と、小さい頃から吃音を持っていつも底側の人間である平良。何の交点もないはずなお二人が出会って…そして恋に落ちた。
・愛おしい清居。
前作に平良心中の清居の象徴として登場したアヒル隊長は今作では実物化になったことがすごくうれしかった。恋人になって同棲する記念に平良に買ってあげたのに「たまたま目に付いた、万札崩したかったから」なんてさりげなく言って平良にアヒル隊長をやった清居が愛おしくてたまらない。そして平良と痴話喧嘩して別居中の清居がそのアヒル隊長を八つ当たりにしたり、抱きしめたりして…最後はやっぱり人形なんて物足りない、自分から平良のとこに駆けつけてしまった…。なんてかわいい男だろう…!
職場の人に「鬼メンタル」と言われる清居が平良だけに心を乱されるところが特に素晴らしい。平良が自分のためにまた暴走してしまって、そして命をなくしたのかと思って顔をぐちゃぐちゃにして泣いてる清居…普段人間味のないような清居が彼氏にべた惚れの普通続きの男の子になった瞬間、想像するだけでキュンとくる…!さらにこのラブシーンで前「悪くもないけど惹かれもしない」と評価した演出家に認めてもらったという第三者視点もすごく良い。
清居は子供の頃から自分で自分をこういう強いキャラに作り上げた、作り上げざるを得なかった。でも本当はもっと愛されたかったし、甘えたかったんだよね。平良の登場が清居の世界を一変し、彼は完璧に清居の需要を再現した。平良は無条件で自分を愛し、自分のために命かけても戦ってくれるから、平良にだけ脆い一面を見せてやってもいいとでも思ってるんだね。
だからふだんのクールさと平良だけに素の自分を晒すギャップにすごく萌えました…!(笑)
・相変わらずキモウザな平良
こうやって清居と一緒にいられるのはきっと神様のうっかりミス。だから神様がいつかこのミスを気づいて修正作業をしたら、この儚げな思い出は夢じゃないって証明できるものを残りたくて清居の写真を撮る平良が切ない。
清居は至高のキングで、清居の命令は絶対だ。高2からこうだったし、今もそうだし、これからもそうでありたい。アヒル隊長はどんな汚い川で流されているとしても、自分は最後の一兵卒でアヒル隊長に尽くす。でも清居は自分と同じ世界の人じゃないから、無理に彼を理解しようとしない。もどかしさにイラたつんだけど、平良のこういうところこそかわいいよね。
清居は自分を好きなわけがない、清居は自分と食事をするのを楽しみにしているわけがない…まさに「ネガティヴ・オレ・サマ・帝国」の王様なんだね(笑)。しかもわけわからない理由(←平良にとって)で清居に怒られるばかりの平良を見てなんだかかわいそうで、憎らしいけど逆に愛おしく見えてくる。
それに今作では平良は有名なカメラマン野口さんにスカウトされ、自分に適する仕事を見つかったところも素晴らしいと思う。恋愛の中では対等ということが大事だと思っている。前作では平良は平凡である上、吃音を持って就職さえできなさそうな大学生で、それに対して清居は業界に活躍している人気俳優。この状況だとどれだけ愛し合っていても、この先はきっと考え方がずれたりしてしまう。だから「憎らしい彼」では平良は清居と同棲するためにバイトしはじめて、 清居の勧めにフォトコンテストに応募して…清居いなかったら自らこんなことしたいなんて絶対思わないはずなのに…。彼の人生も清居で大きく変えられたんだね。
キモウザだけど仕事してる平良はかっこいい!これからどんどん活躍していつか清居の写真集を撮る日は来るのだろう…

この2人はこんなに雲泥の差があるのに、こんな雲泥の差があるこそ究極な恋に落ちたんだよね。神のミスなんかじゃない。これは運命の出会いだとわたしは信じてる。
これから清居にはもっと素直になってもらって、平良にもネガ帝国から出てもらってもいいけど…わたしはこのままでもいいんじゃないかって思ってる。だって、傲慢なキングとキモウザな下僕みたいな感じこそ彼らの魅力じゃないか。「平良は一生ダサいままでいい」という清居もまるで平良を一生閉じ込めて独占したいと言ってるみたいでかわいい(笑)。

そして相変わらずリカコ先生の挿絵、目眩がするほど綺麗!一番好きなのはやはり向かい合う格好で平良の膝に座ってて不機嫌そうにキスをねだる清居…。なんだかこの光景を見てるだけで幸せすぎて泣きだそう。見返しのページは同棲初日布団のカバーに潜り込んでいちゃつく2人と病院に見舞いきた清居に第一声を発する平良。読み終えてもう一回ここのセリフを読んでまたしんどい…。リカコ先生が描いた清居は本当に清居そのものなんだなぁと改めて感心した。繊細で、強くて、冷たくて、美しい清居…!素敵なイラストありがとうございました!

まだまだこの作品の見所がたくさんあるんだけどいくら書いても書ききれないと思う。こんなに素晴らしいお二人のラブラブなお話を書いてくださった先生、本当にありがとうございました!

3

文句なしの神作品

作家買いです。しかもすんごくツボにはまった『美しい彼』の続編とのこと。テンションMAXで発売を楽しみに待っていました。

くっついた後の二人、しかも超絶に面白かった作品の続編、という事でどうしても期待値が上がってしまう。期待が高すぎると普通に面白くても「いまいちだった」という感想にもなりかねないので期待しつつ、ちょっと怖かったりしたのですが。

すんごい面白かった…。
なんだろ、この気持ち。すごく清々しいです。

平良くんの気持ちがすっごく良くわかる。共感はできないのに、理解できる。それが気持ち悪いのに、面白い。
清居を崇め奉り、奉仕する立場でありながら、彼って超絶な「俺さま」だよね。
だって、清居くんの気持ちなんて、彼にはどうでもいいことなんですよ。常に「自分が」どうしたいか、で行動してる。

で、そんな平良くんに恋してる清居が!
これまた超可愛い。
清居くんは俺さま気質なのに、平良くんに対してだけは彼の気持ちを推し量り先回りして行動してる。平良くんの「キモさ」を含めて、彼を愛しちゃってるんですから。この健気ちゃんめ!と萌えた…。

『美しい彼』で恋人同続き士になった彼らですが、ここでやっと気持ちの凸凹がかみ合った気がします。まさに割れ鍋に綴じ蓋なカップル。ほかの人とでは、彼らは「自分らしさ」を出せないよね。

清居くんと一緒に住みたくて仕事を始めた平良くん。
同じ芸能人をひたすら見守る仲間だった同僚くん(こいつは困ったチャンではあるが)の存在を経て、清居くんへの想いを再確認して。
そして、カメラを通してこれからの人生を見通せるようになった平良くん。
うん、これは平良くんの成長の物語でした。

前作もすんごい面白かったけど、今作はそれを上回る面白さでした。

葛西さんの挿絵も美しくってイメージ通り。

文句なく、神作品です。

9

恋は…激しめのジェットコースター

待望の「美しい彼」の続編は、清居視点のプロローグで始まり、平良視点のエピローグで終わります。その間に本編として二つのお話――平良視点の「神さまのミスジャッジ」と清居視点の「憎らしい彼」が収録されています。

「美しい彼」が清居を指していたのに対し、続編の「憎らしい彼」とは平良のことです。前作にも増して平良に振り回されっぱなしの清居ですが、比例するように平良にメロメロで、ぞっこんで、いかれていて…そのことを自覚しているのに認めたくないとジタバタする清居の様子をベースに、本格的にカメラと向き合うことになる平良と、周囲の人達のそれぞれの愛情、そして二人が巻き込まれてしまった事件の顛末が描かれています。

平良は相変わらずきもうざですが、高校生だった前作と比べると頼もしいきもうざになっています。今の幸福は神さまのミスジャッジだからきっともうすぐ死ぬんだ…という思考回路が最高にウェットで面白かったです。清居の感じているとおり平良って清居に対しては今でも挙動不審だけど清居以外の人にはそこまでヒドくないんですよね。そして、たまに発揮する彼氏力で清居を無自覚に骨抜きにする…本当、憎らしい男です続き

清居が悪態をつきながらも平良のことを「俺の男」とか「彼氏」とかさくっと言っちゃうのがもうたまらなく可愛いかったです。20歳だもんなー。これから平良が自分の帝国…もとい頑なな自尊心の殻から出て、今より少しバランスの良いオトナになって、清居と楽しい掛け合いを繰り広げる様子をまた読んでみたいなと思いました。

10

期待値を超えていました

前作の「美しい彼」が面白くて大好きで、その続編、しかも2年ぶりということで、否が応でも自分の中でのハードルは上がっていました。
しかし、それを超えていくのが凪良ゆう先生…今回もまた本当に面白かった。

前作で恋人同士にはどうにかなったものの、本当のところお互いがお互いを想う部分までには至っていなかった印象だったのが、今作ではさらに踏み込んだ関係になっていきます。

特に、清居が何を考えてどれだけ平良を想っているのかが伝わって来て、それでも平良は前作のあの調子だし、やっぱり2人はとことん噛み合わない。
読者としては、どちらかというと清居に近い思考回路だと思うのですが、だからこそ清居目線で話が進んで行く部分では平良のセリフに翻弄されてしまいます。
読んでいて胸が痛い、せつない、なのに平良のセリフが相変わらずぶっ飛んでいて所々で笑ってしまいます。

前作であったいじめ問題がないぶん、重苦しさは軽減されていますが、とある事件に巻き込まれながら、2人の問題が具体的に浮き彫りにされている印象です。

あとは、平良の人間的な成長も注目ですね。
清居の影響で、社会と関わらざる続きを得なくなる平良がどんな気持ちで困難が待っているとわかっている外へ出て行くのか…。
2人の恋愛とは別のところで、身につまされる思いもしました。

2人を取り巻く環境も変わって、サブキャラクターたちもいい味を出していますし、欲を言えばもっと続編が読みたい…。
今回も二年空きましたし、気長に期待して待ちたいです。

9

帝国に君臨しているのは

これはある意味、究極のオレ様攻め。
清居がいくらツンデレたくても、全くデレさせてもらえない。
全てのデレを全否定されて、ツンだけを強要されるそのストレスたるや、本当に気の毒。
でも、それでも、好きだから離れられない。
清居は離れたくないのに、平良は自己完結してむしろ喜々として離れていってしまう。
このすれ違いも、清居の方が一生懸命埋める努力をして、なんて健気なんだ!と、清居に同情しながら読んだ。
傲慢オレ様攻め嫌いとしては、例えその帝国がネガティブ・オレ・サマ帝国でも、うわぁーむかつくわー感が拭えなくて、作品としてはおもしろかったけど、清居の努力に敬意を表しても、私の趣味的にはぎりぎり萌ひとつ。

8

新たなキングの誕生を祝して

一定の関係に辿り着いた二人のその後を書く。
人気作の続編というのは本当に難しいと思います。

ただでさえ「キングと彼を崇める男」という特殊な設定の二人。
恋人になるまでなら読む側も新鮮で刺激的な気持ちになれましたが、そんな二人だからこそ「ただのベタベタ甘々の数多のカップルと同じその後なら読みたくない」という複雑な腐女子心。

そんな読みたい気持ちと読むのが怖い気持ちとで複雑な高揚感を持って手に取った今作。

そこには、今までのオレ様攻めの概念を覆すニュータイプのキングが誕生するという、BL界にとって歴史的な瞬間に立ち会えた不思議な感動がありました。



冒頭の清居視点では、
清居が完全に普通に恋に恋する男の子状態で、
おいおい最後までただのオノロケ見せつける気じゃねーだろうな…と杞憂したのですが、
平良視点に変わった途端、そんな心配も一瞬で吹き飛ぶ清々しいほどの平良のストーカーっぷり!!


恋人になって尚、平良はその現実を「神様のキャスティングミス」であり、幸せすぎるから神様は帳尻合わせてくるはず、死か清居との別れが…
なんてトンデモネガティ続きブ妄想を炸裂させてくれます。

待ってました!
これぞ平良クオリティ!!! (笑)


恋人になっても喧嘩をしても、
ファンとしてしっかり清居の出待ちをし、熱心なファンレターを書き、一定の距離と節度を保つ。
まるでファンの鏡のような平良。
それが勘違いするなよという自分自身への戒めだとしても、存在してくれるだけでいいというのは究極の愛のかたちな気すらしてきます。


しかし、清居が慰めてほしいときですら声をかけず
「清居の気持ちを推し量ることはしない」と言い切りスルーする平良のオレ様っぷりにはド肝を抜かれました。

それは「清居の考えていることはこうじゃないか…なんて、自分の高さまで清居を引き下げて考えることなんか出来ない」というロジックなのですが…


うーん…
破綻しているようで破綻していない…。
どこまでも頑固で
どこまでも面倒で
どこまでも一本筋の通った男です。
清居はそれを「ニュータイプの亭主関白」と表現するのですが、本当に言い得て妙!


関白宣言されればされるほど、自分の惚れた弱味を突き付けられ、それでも好きなんだと思い知らされる清居の姿に悲壮感はなく、とても可愛いらしくとても幸せな姿のように感じました。

清居が自分の中で、平良の好きなところと嫌いなところが絶妙にリンクしている、という事実を自覚している辺りから、もう二人の立場は逆転しているんですよね。



ストーリーの詳細には触れませんが、芸能界だからこそ起こる恋のトラブルや事件があり、その展開や対応などに多少の無理や綻びも感じるのですが…
それが気にならない位、新しいキャラを巻き込みながら、テンポよく物語を読ませる手腕には脱帽です。
(もちろん甘いエロもしっかり織り込み済み!)

何より終盤に見せる平良の男らしさには、大逆転ホームラン級のギャップ萌え!!!思わず跪きそうになりましたとも!!!

そして一見どうしようもない平良が、少しずつ自分の未来を自分の力、自分の武器で切り開いていく様子には感動すら覚えます。



気持ち悪い攻めが好き
という趣向を一切ぶれることなく貫き通した凪良先生の潔さには敬服するしかありません。
新たなキングの誕生により、地平線の向こうにはまだまだ未知の世界が続いているのだな…と、BL界の未来に胸踊らせられた神作品です。

15

終始頬が緩みました

相思相愛なのに、なぜかすれ違ってしまうカップルなんですよね。
清居視点のお話には本当にやきもきしました。
平良はあまり歩みよらないし。
神のようにあがめたてまつらなくっても普通に愛されたいって時には思ってしまう清居。
平良は相変わらず、思考がななめ上をいっているけれど、そういう崇拝めいたところも清居は気持ちいいと思っているし。
そして、肝心のところで平良は大活躍ですよ!
バランスがいいですね。
平良はまあ気持ち悪い攻めですが、なんか愛らしいと思ってしまって(^-^)

そして、イラストは神だった葛西リカコさん本当に素晴らしいです。
いい仕事してますねえ〰

4

笑いも、甘さも、事件性も感動も。

楽しみに待っていた「美しい彼」続編。
高校時代、スクールカーストの上位と下位だった二人。
若手俳優の清居と、彼を神と崇めるストーカーのような平良の 元同級生二人が
大学生となり、何故だかカップルになって半同棲中。

吃音があって超ネガティブ、妄想が明後日の方に暴走する、きもうざ平良と
強気で努力家、メンタル鬼と言われるけれど、
本当は普通に愛を求めている清居の
噛み合わない会話に爆笑しながら読み進める。


カップルにはなったものの、お互い唯一無二に求めてはいるものの、
ねじれの位置にいるような二人が、事件に巻き込まれたりしながら
お互いを理解し(以前よりは!)、向かい合って求め合い、
そして、将来に向けて光が見えてくる。

ワクワク、ゲラゲラ、ドキドキ、ゲラゲラ、ハラハラ、ゲラゲラ……
そして、後半キュンとして、更には二人の神聖でエロい交わりに心奪われ、
最後は彼らの成長と変化に、暖かな涙が零れた。



清居視点のターンの、可愛いことったら!もう、抱きしめたいっ!
超ネガティブな平良の、その突き抜け方故のひっくり返った俺様ぶりや
(平続き良は清居をキングと崇め奉るけれど、実は清居は平良に叶わない!
本当のキングは誰?!笑)
その芯に眠る才能の描き方も、秀逸。

清居を囲む親族の雰囲気や、新たに出会った清居の俳優仲間、
写真の師匠の野口など、脇役のキャラクターやエピソードも魅力的。
葛西リカコさんの美しい絵がそれを彩る。

クスッとしながらも叙情的でシリアスだった前作を、
遙かに凌駕するパワーを持った続編。
文句なしに神をつけます。

13

恋から愛に

続編でると噂を聞きかじってからずっと楽しみでそわそわしてた大好きな『美しい彼』の続編。初めて読んだBL小説だったし、人気がある作品への先入観で良く感じてるだけなんじゃないかって思ったりもしてたのだけれど、発売前に前作を読み返してやっぱり面白くて、続けて続編を読んでこれまた面白くて、そういうの関係なしに私にとって大好きな作品だなあと再確認させられた。

今回は前作と比べてシリアスさはなくなり甘みとコミカル色が強くなった感じ。
清居と平良のやりとりや心の中でのツッコミが面白くて何度も笑わせられた。

平良が同棲のための初めてのバイトに血反吐吐いてもやり遂げるって言ったのに対して、そんな気負うな、おまえのひとりやふたり食わすくらい…って言いかけて「今のは嘘だ。馬車馬のように働け。俺に迷惑かけたらその場で捨てるぞ」と慌てて言いなおす清居(笑)
こんな素直じゃないこと言った後で、「今日はするからな」と、自ら平良の膝に座る清居が最高にかわいかった。

くっついた後のカップルの話だし、新キャラが2人の関係に亀裂を入れてくるみたいな定番の展開(これはこれで嫌いじゃない)を想像していたけ続きれど、そういう波風じゃなく、それぞれの成長していく姿というか、着実に時間は流れて未来へと歩んでいる姿を軸に書かれたストーリーが凄く読み応えがあってよかった。
前作では、狭い窮屈な世界からの解放感を感じさせたけれど、今回はそこから更に世界が広がっていた。

あとエロシーンが、清居が平良のことを大好きで大好きで堪らないって気持ちが伝わってくるのが凄くよかった。くっついた後のカップルだとマンネリさを感じて読むのが退屈だったりするけれど、前作より断然好きです。
清居の方からの初めてのフェラも想いの強さに突き動かされての行動って感じがよかったし、そのおかげで鏡の前でのプレイとか普段は読者へのサービスって感じがありありと感じられて苦手なのだけれど、これは嫌な気持ちにならなかった。

個人的な見どころは、平良が両親の前とか安奈の前で清居語りを炸裂させて変な空気を漂わせるところ(気まずい清居が面白かった)
と、清居に危険が及んだとき怒鳴る平良が初めて奇跡的にかっこよかったところ。
いざって時は彼氏力を炸裂させる平良。
波乱を経て、清居の想いが恋から愛に変わり、絆が深まったように感じた。
もう読み終わって胸がいっぱいです。

そして言うまでもなく葛西さんの絵もサイコーでした。
カラー絵とかもう神々しいし、凪良さんも書いてる通り「美しい彼」ってタイトルへの説得力が凄まじいです。

電子版出たらまたSSついたりするかな?出たら絶対買います。まだまだ2人の話を読みたい。

11

俺様×オレ・サマにニヤニヤしてしまいました…。

前作の「美しい彼」の続編ということで急いで購入しました。
相変わらず美しい表紙と、透明感のある挿絵に期待度はマックス。読んでいくうちに受けの可愛らしさと攻めの盲信ぶりに笑っていました。

前作では攻めのオレサマぶりばかりに注目し、受けのツッコミに頷くばかりだったのですが…。今作の受けの葛藤にニヤニヤが止まりませんでした。
今作は、とにかく受けが可愛い。
俺様でキングで鬼メンタルと呼ばれるのも頷けるほど正論で切りかかってくるのに、攻めを前にすると構って欲しいし愛されたいし一緒にいてほしいの可愛い受けがひたすら いとしかったです。
前作でもツンデレを発揮していたのですが、攻めなんてうざきもいなんて罵倒しながらも、攻めといる時間を大切にしているツンデレを発揮するところも堪りませんでした。以前よりツンもデレも甘くなっていて、また攻めのオレサマぶりの前に振り回されている健気さも可愛らしい。

また攻めのオレサマぶりもやはり凄まじいことに。
受けを盲信し、受けが健気に愛らしく甘えてきても受けの気持ちは読み取るつもりもないと宣言。その姿はまさに信仰でした。そうですよね、神様が何を考続きえているかなんて凡夫には分かりっこないんですから、その思いを汲み取るなんて畏れ多いですもんね…。
まぁそれで受けから「俺は神様じゃない」と怒鳴られるわけですが、止まらないオレサマワールド。
一見受けに振り回されている攻め。ですが彼自身は己のレールを敷き続けているため、振り回されるどころかマイウェイを猛進。結果、受けは振り回されて攻めの隣を並走せねばならないわけです…。
通常の攻めは本当に陰のある大人しい青年で、前作でも受け以外にはそのオレサマぶりを発揮していなかったのですが、今作では受け以外にもそのオレサマ被害者が現れていました。
そんな新たな被害者に共感しつつも、嫉妬する受け。やはりオレサマワールドを貫く攻め。お似合いのカップルです。

凪良先生の作品には泣いたりニヤニヤしたり胸が苦しくなったりと忙しかったのですが、今回はニヤニヤの割合が高かったです。
受けも攻めも前作の独特な世界の完成度を高めた印象で、前作がお好きな方は存分に楽しめる内容だと思います。
また私自身前作の受け攻めの世界にだけ注目していたのですが、今作ではそれぞれの俺様ぶりが楽しめたので、前作以上に受け攻めを堪能したいという方はもっと楽しめるのではないでしょうか…。
(というか私はかなり楽しみました)

16

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