雄々しき武神×刀神の生まれ変わりの青年の輪廻再会ラブロマンス!

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作武神×刀神

武尊将仁,夜の街で出会った謎の男
草薙弥刀,大学3年生・刀匠の息子,20歳

その他の収録作品

  • VS武神
  • あとがき

あらすじ

高名な刀匠の家に生まれた草薙弥刀には、研ぎ澄まされた刀のような不思議な力がある。だが望まぬ力は疎ましいだけ。ある夜、怪しい輩に拉致された弥刀を助けてくれたのは、焔を秘めた闇を思わせる男・武尊だった! 見知らぬはずの男と視線が合った瞬間、弥刀は烈しく甘苦しい感情に襲われ、男に支配されるまま、純粋で濃密な快楽に溺れてしまう。そんな男が恐ろしく夢中で逃げだすが、武尊は傲慢に「おまえは、俺の……だろ」と…!? 荒ぶる神×健気な刀のエターナルラブ!

作品情報

作品名
武神×刀神
著者
真崎ひかる 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
風神×雷神
発売日
ISBN
9784041051368
3.1

(10)

(0)

萌々

(3)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
29
評価数
10
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

お前が一番と言ってもらえたら幸せ♡

神神シリーズの4作目が案外好きだったので、3作目に遡ってみました。
1作目はうーん だったのですが、3作目は好きなタイプでした!
やっぱり検討もせず読まず嫌いはだめだなーと反省。
本編200Pほど+受けブラコン兄が絡むショート11Pほど。
地雷はあまり思いつきません。
強気俺様攻めが大丈夫な方で、多少の特殊設定ありでもOKな方でしたら
よいのではと思います。

登場人物
攻め:警備会社社長。かなり物騒な方。
受け:刀匠の家系の次男坊、すんげー美人。
受けの家系:刀に神様が宿るお手伝いをする特別な家系。
      超法規的措置もとってもらえる模様。
後、攻めの秘書として元「弓の付喪神」が出てきます。

カプは元「闘いの神」と元「刀の付喪神」なので、闘いの神にしてみれば、
最初から「その刀は俺のもんだ!」的態度。
その態度が好きー♡私が強いものになびく性格なせいか、お仕えする 
というのが大好きなせいか、全面的に無条件に受け入れてしまう(笑)
「お前が一番だ」なんて言われたら、お役に立ちたくてなって我慢できず
ほいほい尻尾ふって付いていきたい。

受けは記憶がないので、なんかを感じて強烈に惹かれながらも
「そんなん勝手に決めんな!」と怒って避けまくりますが
お互いに求めあって輪廻転生するほどの「太古の昔からの絆」が
勝利をおさめ、めでたしめでたし の本編でした。

ショートの方ですが。
本編からそこはかとなく漂っていた父、兄の弟への愛(笑)
ショートで父兄連合軍VS攻めを少し読めます。
秘書(元 弓の付喪神)と攻めのバトルも少し。こういうショートって
楽しいから大好きです。

そしてなんといってもみずかね先生の挿絵。
太古の武神立ち姿が1枚あるのですが、まあ美麗。
時代不詳な戦装束姿ですが、もううっとり。
腰に帯刀していただけるなんて、幸せすぎる・・・
私も短刀でいいから懐にしのばせてほしいなあ と妄想する1枚でした!

0

輪廻の恋

「神x神」の3作目ですが、全て独立した物語なので他作品を読まなくても大丈夫です。

このシリーズは、先祖が神様に支えている家系同士が現在になって出会って、みたいなパターンで展開しますが、本作は刀鍛冶の家系の弥刀(みと)が武神の末裔と「輪廻絡みの運命の出会い」を果たす物語です。
弥刀には、男は1人しか生まれない家系の中に生まれた次男であること、人を睨むと相手に斬り傷がつく能力を持つこと、幼い頃から自分が刀で、折れた刀に謝る人の夢を何度も見ている、という背景があります。
路地で何かヤバい取引をしていたらしい現場に居合わせて絡まれた弥刀を助けてくれた、どこか不思議で迫力のある魅力を持つ男性。彼に初対面でいきなり家に連れ込まれ、なぜか体が言うことを聞かず抱かれてしまう弥刀。
そんな出会いで始まりますが、弥刀はその男武尊将仁(たける・まさひと)に自分を制御できなくなってしまう特別な何かを感じつつ、自分の過去生をはっきりと思い出せず武尊から逃げ出したいばかり。それなのに、過去生は武尊の刀の付喪神だったと言われて……
一貫して弥刀視点で続くので武尊はかなり俺様に描かれているし、弥刀自身は流されまいとする意地っ張りな面が強調されて、輪廻転生で巡り会う運命の恋人、という甘美さが薄れているのが私には残念。輪廻ものはもっとロマンチックな方がいい。

「VS武神」
武尊の家に伝わっていた折れた刀片。それを弥刀自らが鍛刀の仕上げを手がけて小さな刀に作り直した。弥刀の実家から一緒に帰る車の中でHな事を仕掛けてくる武尊。
今はまだ押されっぱなしの弥刀だけど、これから対等なケンカップルになりそうな気がします。

みずかねりょう先生のイラスト綺麗!武神姿の武尊、カッコイイです。

1

武神×刀神という設定は面白いですが…

神×神シリーズ3作目。
シリーズものですが、各作品はそれぞれ別のカップルの話となっており、単独で読める内容です。

あらすじ:
刀匠の息子で大学生の弥刀(受け)は、夜の街で怪しい輩に絡まれたところを、武尊(攻め)という男に助けられる。
男にされるがまま抱かれてしまい、逃げ出す弥刀だが…

タイトル通り、武神×刀神で転生モノ。
武神の武尊は、自身の刀に宿っていた刀神の行方を追っており、弥刀がその刀神(ただし当時の記憶はない)という設定です。

無理やりHから始まり、その後もどこまでも弥刀を追ってくる武尊。
自分の所有物(刀)として弥刀に執着しているのは分かりますが、弥刀の実家にまで乗り込んで無理やり彼を連れて行こうとする等、あまりに傲慢で不躾な態度が好きになれませんでした。

弥刀は一見クールビューティーですが、中身は意外と天然というギャップ持ちのキャラ。
武尊に反発はするものの、完全に拒絶できるほど気の強い性格ではないため、結果的に武尊の思い通りに事が運ぶ展開が面白みに欠ける感じです。

蒼葉を大事に育てていた父や兄が、武尊に対してもう少し反対してくれたら良かったのですが、最終的にいつの間にか蒼葉を武尊に任すような展開になっており、消化不良感が。

全体として、武尊の傲慢さが悪目立ちしており、彼を応援したくなる要素が少ない印象。
弥刀が武尊にほだされる展開に、前世の記憶以外の説得力ある理由付けが欲しかった気がします。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP