ずっと「親友」でいられると信じてた――。

コミック

  • その時までは、君のともだち

その時までは、君のともだち

sonotoki made wa kimi no tomodachi

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表題作その時までは、君のともだち

中川龍之介,新米美容師,中学時代からの親友,21歳
山崎翔太,難聴の大学3年生,攻とルームシェア中

その他の収録作品

  • 描きおろし
  • カバー下:初期キャラクターデザインラフ・著者コメント

あらすじ

「どうしたら翔太のこと、好きじゃなくなれるんだろう」

ルームシェアをしている大学生の翔太と
新米美容師の龍之介は、中学時代からの親友同士。

難聴の翔太をさり気なくサポートする龍と、
家事が得意な翔太の同居生活はいたって順調だった。

そんなある日、翔太が女子から告白を!
素直に喜ぶ翔太の一方で、
龍は湧き上がる思いを押し殺すのに必死で――。

中学時代からの親友×同居する難聴の大学生の
痛いほどにせつない、ルームシェアストーリー!

作品情報

作品名
その時までは、君のともだち
著者
吉田実加 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
その時までは、君のともだち
発売日
ISBN
9784040684741
4

(70)

(29)

萌々

(22)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
280
評価数
70
平均
4 / 5
神率
41.4%

レビュー投稿数9

親友への片想いがすごく沁みる

"親友"でいることの居心地の良さ、"親友"でいることの苦しさがビシビシと伝わってくる物語です。

翔太への恋心をずっと隠したまま、親友を続ける龍之介の苦しみが詰まったストーリーに胸が痛くなりました。
視点は翔太ですが、なぜだろう……龍之介の視点か?というくらい、彼の苦しみが強く伝わってきます。側にいるために諦めなければいけないけど、でも諦めきれない想いが龍之介の心を支配していて、翔太が自分以外の誰かと結ばれることに恐れ、怯える姿は切なかったー…。想いが募るあまり、無理やり翔太を抱いてしまうほどに追い詰められている龍之介の心理描写に引き込まれてしまいました。

当然翔太との仲はすれ違ってしまうのですが、龍之介が翔太から離れたことによって、翔太の中に眠っていた龍之介の想いに気付いていくところは、過去回想も含めて沁みました…。いつの間にか大きな存在になっていたんですね、龍之介は。

自覚したあとの翔太は龍之介との恋人関係を真っ直ぐに受け止め、堂々とした態度は男前だなぁと感心しました。
想いが通じ合ってからは、龍之介の方がちょっとヘタレ気味で、嬉しさのあまり浮かれているんでしょうけど、そんな2人が可愛らしくて思わず笑みがこぼれました(*´︶`*)

そんでもって。最高に面白いのは、巻末の4コマです。
それまでの悩みや葛藤が吹き飛ぶくらいの2人のやりとりがギャグッ気たっぷりで思いっきり楽しめました。いわば、本編のアフターストーリーになってるのですが、自然体で親友感のあるコミカルテイストなストーリーが最高です。
こんな風な2人は本編ではあまり見なかったので、もっと読んでいたかったなと思いました♪

絵がとても綺麗で、そんなところにも魅了されました。

0

論外。

途中まで攻め片想いだったのがどうして強姦された揚げ句、攻めが大した事ない怪我で入院とかいう、如何にも取って着けた様な形で両思いになるわけ?
受けの彼女が気の毒でしょうがない。

0

執着攻...!

受だけを一筋に10年......執着具合がたまらんです。
受は彼女と幸せになる未来もみえましたが、なんだかんだハピエンでよかったです........

2

可愛い2人

絵が綺麗で、人物の描き分けもきちんとしているので読みやすいです。

翔太(大学生 難聴)と龍之介(美容師)は中学時代からの親友でルームシェアをしている。翔太が女の子に告白されたことをキッカケに、龍之介の翔太への片思いがバレて…というストーリー

龍之介と翔太の学生時代のエピソードが両方の視点から豊富に語られるのがとても良い。親友の説得力があります。
ただ翔太が突然龍之介を恋愛対象としてみたのはよく分からず。離れたくないという理由だけなのか?
置いていかれたさなえちゃんが心配でしたが、描き下ろしで強く生きてそうな女の子で安心した。描き下ろしで龍之介の変態性が明らかにされてましたが、もっと本編でも出ていたら面白かったかも。

晶さん(龍之介の職場の先輩)がいい人で表情豊かでめちゃくちゃ可愛いです。サブキャラでこの可愛さ。スピンオフ作品「こいつはダメだと知っている」が出ています!

1

スキの意味

親友としてずっと付き合って、今ではルームシェアして一緒に暮らす二人。
でも、ともだちと思っているのは片方だけで、もう一方は恋愛感情を隠してともだちとしてでいいから、そばにいたいと思っていた。

BLの、いわば王道ストーリー。
「ともだち」に、どうやって恋愛感情を認めさせるかっていう、この設定は、私の最も好むところの一つではあるのだが、思ったほど萌えられなかったな。
難聴だったりクォーターだったり、福祉に興味のある彼女だったり話の分かる美容室の先輩だったりと、ストーリー展開上必要な仕掛けとして描かれているのはわかるけど、なんだかトッピング過剰に感じてしまう。
多分、隙のなさすぎるお上手な絵もこのトッピング過剰感を後押ししているような、、、。
よくできている作品だと思うんだけどね。

2

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