小説

  • 満月の夜は吸血鬼とディナーを

満月の夜は吸血鬼とディナーを

mangetsu no yoru wa kyuketsuki to dinner wi

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作満月の夜は吸血鬼とディナーを

ヒース,吸血鬼
桐生真凪,魔物を退治する「狩人」で神父,28歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

※12/28→1/27に発売日が変更されました。

吸血鬼や人狼などの魔物と人が共存する世界。神父の桐生はある事件に対応するため、吸血鬼のヒースと共に解決に乗り出すが…。

作品情報

作品名
満月の夜は吸血鬼とディナーを
著者
水壬楓子 
イラスト
山岸ほくと 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344838482
3.1

(11)

(0)

萌々

(5)

(3)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
32
評価数
11
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

ツンツン美人神父さんが吸血鬼と生きていく話

水壬先生とほくと先生ときたら、買いだろーとget。
ガーディアンシリーズの3作目?に出てきたレイジーおっさん熊と
つんつん美人さんに似ている感じ。
つんつん度合がこっちの方が上。かつ せつなさ上。
さっくり読めてしまったので萌2.
さっくり読めるからいいってのもあるんだけどな。

1.登場人物
受けさん:「教会」の中の「熾天使会」と呼ばれる部門に所属。
     叔父同様、「狩人」とも呼ばれ魔物を狩る役目を負ってる。
      胸に下げてるクロスのチェーンが、魔物をぶった切るそうな。
     ひょえー。
     美人故か、小さいころから災厄を呼び込む体質のため、
     護身術などは一通り。
     超クール、つけつけ言いたい放題。上司には一応礼儀正しい態度。
     契約により吸血鬼と主従関係?に。
     本人曰く 吸血鬼のペット(笑)。
攻めさん:正統吸血鬼。血を吸われて吸血鬼になったんじゃなくて
     宗家(あるんや)の血筋らしい。魔物の頂点に立つとのこと。
     猫にも蝙蝠にも鷹にも変身!便利ー。猫がいっちょまえに可愛い!
     人型の時はめっちゃおっさんやのに。
     表紙は5割増し といった感。
     フェロモン満載らしいが。飄々としたお調子者っぽい雰囲気。
     エネルギー源として受けさんの精ちょうだいーとおねだり。
騎士さん:線は細い絵だったけど、こっちの方がよっぽど美青年!
     吸血鬼と敵対する騎士団の騎士さん。
     吸血鬼の匂いに対してすんごく敏感。
     いきなり剣振り回して攻めさんに襲いかかる(日本)。
     銃刀法違反だってば。
受けの叔父:狩人。10年前に殉教。受けさんを可愛がってくれてた。
青島:日本の刑事さん。ヒースがめっちゃ喜んで反応(笑) テレビ見過ぎ。
   日本の事件解決のために一緒に捜査する人。

2.お話は、日本に来るまでが半分弱。
  仮想バチカン?契約交わして、初イタすまで。
  後半が日本で猟奇殺人を追っかける話。ヒースの飄々とした性格が
  どよよーんとなりがちな吸血鬼ものを 
  コメディタッチに変えちゃってます。
  普通の吸血鬼ものとはちょっと違う。
  そうだ、身体損壊結果が出てきます、猟奇殺人なんで。
  私は 現在進行形で損壊するところが出てくるとだめですが、
  これは結果として、そうなってるところを知るだけだったので 
  セーフでした。ちっぴりでも駄目 という方は 無理かも。

3.挿絵話。
ほくと先生、小汚いおっさん描かせると、ほんとに小汚い(爆)ので
ビジュアル的に萌かというと、×かも(笑)。
二人の絡みシーンは最後に1Pだけ。
話自体、日本来る前に1回、最後に1回だけだし。
カラー口絵は、真凪ちゃんお一人の上半身乱れたお姿 と 猫のしっぽ。
目線が色っぽいー

4.おまけ
はっきりと書いているわけではないですが、
多分 森羅万象シリーズの狼ちゃんと飼い主が
ちっぴり登場。あと、知良の確か遠戚だった警察関係者の方も。
妖怪は 教会の管轄外なんだ とか、西洋の魔物もワールドワイドになって
日本に進出したとか 書いてあって、なんだかくすっと笑ってしまいました。

3月に吸血鬼第二弾を出されるそうで、シリーズになるかな??
楽しみにしてます、次も飄々とした吸血鬼だといいなー
このカプの続きでもいいんだけどな。

好きなものでつい長々と。。。失礼いたしました。

4

あーちゃん2016

水壬先生のHPにSSがありましたーヒースの可愛いおねだりがすごく良かったです!!是非チェック!

まさかのおっさん吸血鬼が良い味、シリーズ化のようです。

魔物を退治する神父・真凪と、そのパートナーとなった吸血鬼・ヒース。

こんな設定ながら、時代は現代。
テイストは明るく、ライトにスピーディになんとも楽しい話。

この二人(吸血鬼って一人二人って数えていいのかな?)が血の契約を結び
バディとなって来日し、猟奇連続殺人事件の解決に挑む……

              †   †

散りばめられた謎や、過去の曰くもあり、
ストーリーとしてもなかなか面白く読ませられたが、
なんと言っても魅力的なのは二人の(特にヒースの)キャラだろう。

真凪は、ありがちな気の強い美青年神父なのだが、
一方のヒースが、長い年月生きている、時にはネコにも変身しちゃう
おっさん吸血鬼!
彼の軽さが良い味で、それにちょっと振り回され気味な
でも負けてもいない真凪との掛け合いが、なんとも楽しい。

二人の契約の条件の中に、肉体を繋げるというのがあったため
エロシーンは最初からあるのだが、LOVEとしてはこれからというところ。
是非、このコンビのこれからの活躍&LOVEを読みたいのだが、
シリーズ次巻は別のコンビらしい。

そのうちにこの二人の話も出てくるだろう、と気を長く待つかな……
ということで、とりあえずの区切りはついているものの
シリーズ化前提の話なので、1冊できれいに纏まっているという形ではなく
それを織り込み済みで、楽しみが増えたと思いながら読むことをお勧め。

欲を言えば前半に時間をかけすぎで、後半が竜頭蛇尾的にアッサリなのが、
残念だったが、全体にはなかなか面白く読めた1冊でした。


追記:森羅万象シリーズ『狼の式神』のキャラも出てきます♪

3

オッサン吸血鬼攻めに萌

あらすじ:
魔物を退治する「狩人」で神父の真凪(受け)は、日本で起きた事件解決のため、吸血鬼のヒース(攻め)とコンビを組むことに。
ヒースは協力する代わりに、餌として真凪の精を求めてきて…

オヤジで、陽気で、ワンコ属性もあって…と、全く吸血鬼らしくないヒースが良いキャラ。
何百年も教会の地下牢に入れられているヒースですが、これまでも教会の依頼で事件解決に協力していたことがあるらしく、現代文明にはかなり精通しています。
吸血鬼映画を見て「マジびびる」と怖がったり(これが初登場時の台詞)、
真凪のことを「真凪ちゃん」と呼んで軽口を叩いたりと、
吸血鬼の威厳を全く感じさせないゆるい言動が非常にツボでした。

真凪は、そんなヒースに逐一冷たいツッコミを入れるクールビューティーキャラ。
ヒースとは良いコンビですが、ラストで良い感じになる前にもう少しデレるシーンがあれば、更に説得力ある展開になったかなと思います。
また、クライマックスで複雑な生い立ちが明かされますが、秘められた力が十分に活かされないまま終わってしまった気がして、ちょっと物足りなく感じました。

ヒースの明るいキャラの影響か、全体の雰囲気はほのぼのコミカル寄り。
クライマックスの戦闘シーンで敵からは「老害」と罵られ、味方の真凪からも「耄碌してる」などと心配されているヒースには笑いました。
しかし吸血鬼としての力は非常に強力で、最後はカッコよく決めてくれます。

あとがきによると、次回作は吸血鬼受けになるとのこと。
本作の二人の話ももっと読んでみたいですが、次回作はどんな吸血鬼キャラが登場するのか楽しみです。

萌×2寄りです。

9

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP