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夏にとける秘密の恋

natsu ni tokeru himitsu no koi

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表題作夏にとける秘密の恋

三吉 大学生 サークルの後輩
夏神千尋 大学生 映画研究会の先輩

あらすじ

「返事聞かせてもらうまでは、エッチなことなんてしませんよ」
大学生の夏神は、子供の頃に廃墟で出会った美しい少年・アキを忘れられないでいる。彼が誰かに抱かれている姿を覗き見てしまったことがトラウマになっているからだ。告白してきたサークルの後輩・三吉を憎からず思うけれど、幼い頃の記憶のせいで踏み込めない。トラウマを解消して三吉の気持ちに応えるため、三吉とともに数年ぶりに山奥の故郷に向かうが…。
夏の盛りのひなびた集落で、記憶を辿る旅が始まる―。
むっつりスケベな後輩×トラウマ持ち大学生、過去から逃れて恋にたどり着くまでの、ミステリアス・ラブ。

夏にとける秘密の恋(1) 36ページ
夏にとける秘密の恋(2) 41ページ
夏にとける秘密の恋(3) 42ページ
夏にとける秘密の恋(4) 37ページ
夏にとける秘密の恋(5) 37ページ

作品情報

作品名
夏にとける秘密の恋
著者
深海ひさと 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
電子発売日
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

タイトルが上手

映研サークルの先輩後輩という関係です。
先輩の夏神は一週間前に後輩の三吉から告白されて嬉しかったのだけど、過去のトラウマが原因で返事ができないまま…。

そのトラウマとは、夏神が小4の時、出会った美少年アキに関する秘密。
秘密基地として遊んでいた廃屋でぞっとするほどの美少年アキと出会い仲良くなります。ここにいる事は誰にも内緒と言われていたのに、新しい友人が出来た事を自慢したくて友達にバラしてしまう。
その日、廃屋を訪れるとアキが誰かに傷だらけで抱かれている姿を目撃してしまった夏神。それ以来、あんな目にあわせたのは自分が約束を破ったからだ、おまけに助けもせず置き去りにしたという自責の念に囚われてしまい、誰かと触れ合うことが出来なくなってしまったというもの。

初恋の人、アキに関する情報を得てトラウマを解消するため、数年ぶりに山奥の故郷へ三吉と共に戻ってきたのですが、蓋を開けてみれば夏神の勘違いであり、トラウマになるような陰惨な出来事ではなくてホッとしました。

タイトルが上手だなと思います。「夏にとける秘密の恋。」
トラウマの原因である過去の秘密が解ける事、そして三吉との新しい恋の始まりの際、色々な不安だの心配だのを全部溶かして二人で共有することだと感じた夏神の気持ち、二つの意味が込められているように感じます。

夏の気配が漂う作品が読みたくて「夏」がタイトルにつく作品を集中的に読んでいますが、こちらの作品は田舎の夏の風景、夏祭り、渓流、入道雲、そういったものが描かれており、まずまず夏の気配を味わうことができました。

ただ謎解きの方向へ気を取られていたせいか、BLとして萌えた箇所があるかというと、ごめんなさい、記憶に残っていない…。

5

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