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個人的に紙媒体のコミックスが好きで、電子書籍はあまり手に取りません。なので電子書籍版の『媚の凶刃 ~X side~』が発売になったときに購入しようかどうしようか悩んで結局購入を見送りました。
で、ですよ!
その作品がコミックス化されて発売されると聞いて、発売を心待ちにしていました。
特筆すべきは表紙でしょう。『媚の凶刃』なのに、このポップさ。可愛すぎやしませんか。
電子書籍版はR18だったのに対し、コミックス版は全年齢対象だからかな。それで表紙を可愛らしくしたのかなあ、なんて思ったりしましたが、実情はどうなんでしょうか。
電子書籍版のほうは未読なので確認はできませんが、おそらく内容は電子書籍版のものと同じではないかと思われます。
PGに収録されているものもあったので、そちらと比較するとPGは二本線での修正だったのに対し、このコミック版は白抜き。残念!
電子書籍版のレビューを拝見するとR18に恥じないガッツリ具合っぽいので、無粋な白抜きの修正がお嫌いな方にはお勧めできないです。18歳以上で電子書籍を購入できる環境の方は電子書籍版をお勧めしたい。
が、私は別に白抜きの修正は別に嫌いじゃないので、特に気にならなかったです。
それよりも「あの」加賦さんのデレっぷりが拝めて幸せでした。
PGに収録されていた作品や、『≠』の番外編が収録されていたのも良かった。
池さんて、絵柄がすごくきれいで丁寧でエロさもがっつりあって素晴らしいですが、こういう作品に垣間見れるようにストーリーが常に攻めの姿勢なのもすごい。
最後に、たぶん電子書籍版ではカラーだったんじゃないかと思われる漫画が収録されていましたが、値段が上がってもこれだけはカラーで見たかったな、というのが正直な感想。さぞかし美しいんじゃないかと思うので。
他の作家さんでもR18のコミックスが発売になり話題になりましたが、池さんもぜひとも同じ手法で紙媒体のR18作品を出していただきたいなと思ったりしました。
残念な修正だったりしますが、それでも電子書籍やR18作品は手に取らない・取れない方もいらっしゃると思うので、こうしてコミックス化してくださって感謝感謝です。とっても眼福でした。
電子版を読んですぐに「修正ありでもいいから是非紙でも揃えたい」と思い、編集部へのアンケートに書いたり、作品への感想に書いたりしていたのですが、同じように思ったファンが多かったのでしょう。こうして紙版が出ることになりました。やっぱりファンの声は大切なのだなと思います。
電子版『媚の凶刃 ~X side~』との変更点は
・カラー口絵が2ページ(水で体が見えないバージョンと透けているバージョン)が見えないバージョンだけになっている。
・修正(白抜き)されている。
・カラーだった『韮沢は反省出来ない』がモノクロになっている。
の3点です。
内容については電子版にレビュー済みなので、そちらを見て頂けたらと思います。修正はまるっと白抜きです。電子版は18禁と言うことで池先生の美麗な絵柄で、迫力あるペ○スもかなり大きく描かれていたので、その分白抜きも大きいものになっていますので、大人の方は電子版で心行くまで楽しまれることをお勧めします。
修正があることをわかった上で買っても、やはり修正がある分評価はちょっと下がってしまうのですが、今回、レーベルが「BBC DX」だったことで神を付けたくなりました。これまでの『媚』シリーズは全て「SBBC」レーベルで、SBBCは表紙にテンプレがあるので、表紙デザインの自由度が低く、どの先生の作品でも、どうにもイケてない雰囲気になりがちなのです。なんていうかちょっと古臭い。それをいつも残念に思っていたので、今回、自由度の高い「BBC DX」になると先生のツイッターで見かけてとても楽しみにしていました。
『媚』シリーズなので、すごい硬派でバイオレンスを感じる表紙になるのか?それとも色気を前面に推し出してくるのか?と想像していたら、まさかのアメコミ風ポップですよ!コミカルな二人にコミカルなタイトルフォント。まさに『X side´』にピッタリではないですか!意外なところを突かれてとても面白いと思いました。デザイナー様のお名前を奥付まで探したのですが見つかりません。先生ご自身のデザインなのでしょうか!?
池先生は現在、続編の『媚の凶刃 SMOKE』を連載中ですが、新刊も「BBC DX」になるといいなと思います。もしくは「SBBC」の古臭いテンプレをやめてくれないかな。編集部さん、ご一考をお願いします。
表題の「媚の~」シリーズ、最近になって読み始めました。
わたしとしては、韮沢のコウキに対する態度が好きなので(もちろんコウキも好きです)、KOUKI Side含め、コウキの登場が多くて嬉しかったです。
韮沢が男の娘のマユラちゃんに性技を学んで、加賦さんに実践はエロエロで面白かった~。本編がかなりシリアスでバイオレンスなので、こういうふっと気が抜けるお話がより楽しめました。
巻末の年表は、わたしのような新参者には大変ありがたかった!
その他の短編では、時代物の「赤縄」は雰囲気もあって美麗な絵柄がさらに際立っていると思いましたし、とても大満足な一冊でした。
電子書籍に迷っているうちに紙媒体の発行となりました。
それほど修正を気にすることはありませんが、時々現れる白抜きにはせっかくの集中を削ぐに十分な威力があり、あまりの野暮さに、これならば18禁を購入しておけば!!的な未練をこぼしたくなってしまいます。
けれどページを捲る心地よさも捨てがたく。
…エロへの未練は残りますが、作品としては十分に楽しめてしまうせいか、読み進めるほどにどうでも良くなってしまいました。
内容的には、コウキサイドとしての不穏なフラグエピソードに続く?続かない?ともやもやしたり。
あんなことの前やそんなことのその後のふたりの関係の変化と、むずむずするような甘い日々。
加賦のドライでイッた表情の色っぽさにありえないとは思いつつも、下克上も悪くないと妄想が搔き立てられました。
媚シリーズ4冊目になります。
表紙だけ見ると、なんだか珍しくイチャラブ全開してるな〜と思いますが、まあその通りですね!
シリアスな部分も残しつつ、シリーズを通して最もイチャラブしているのではないでしょうか?
もちろん、エロエロなことを除いてもファン必読の内容です。
何せ、「媚の椅子」で韮沢が加賦に追い出されるシーンの経緯が描かれており、それがまた堪らない…!
だって、媚の椅子だけ読んでいると、てっきりあの2人って元々そういう関係だったのか〜って思いますよね?別れる前に色々ヤリまくってたわけね…って思いますよね??
それが違ったんです…。
自覚のないまま激しい恋心を募らせる韮沢を持て余すようになる加賦は、韮沢を手放すことを決めます。
最初はそんなつもりで拾ったんじゃないのに、あんまりに素直で健気な韮沢のことが可愛く思えてきちゃって、それが危険に感じちゃって、だから手放すんですけど、"餞別代わり"と言って抱くのです。
それが初めてだったなんて!!
それまでこの2人、プラトニックだったわけ〜⁉︎
これってめちゃくちゃに萌えませんか?
今ではあんなにエロエロで加賦を欲してやまない韮沢が、当時はまさか加賦さんに抱いてもらえるなんてあまりに有り得ないことで、思わず逃げようとするのとか、すっごく燃えます…
エロエロの韮沢もいいですけど、性の経験なんて全くない処女みたいに(実際当時はそうなんですけど)、初々しくてぎこちなくて、でも感じちゃって泣いてる韮沢がすごく可愛いです。
そして…個人的推しのコウキくんも登場しますよ〜!
まさか?まさかまさか…?と思わせて、だよね、そこで止まるよね…!な展開でした。笑
まあ推しと推しの絡みがみれたので充分です!
一冊通していつにも増してエッチしてます。
加賦さんの、韮沢への愛が溢れる、優しいけど激しい抱き方とか、はぁ〜…良い…
しかしひとつ!
韮沢のご奉仕セックス、あれはちょっとだいぶ振り切ってましたね…!笑
…まあなんというか、本来挿れる場所ではない所に挿れてる時点でアレなんですけど、それでも最低限の衛生面っていくら漫画内といえど少し気になったりしませんか?
抜き差しに関してはBL読んでる時点で大好物(下品ですいません…)なのですが、
そこまでやって大丈夫なのか…⁉︎という行為には少し引いてしまいます(^-^;
媚に加え、読み切りが2本、≠の番外編が1本収録されています。
読み切りもかなり、振り切ってましたね〜笑
シリアスなのかギャグなのか、池先生はそこの混ぜ具合がとても絶妙で上手だと思います。
『赤縄』とかもお話としてはかなり好きで、内容としてはシリアスなんですけど、池先生のギャグセンをほのかに感じ、シリアスになりすぎないのが逆に読みやすいというかなんというか…。あれ?私何が言いたいんだ?よくわかんなくなってきた…
そしてラストに収録されている、
『韮沢は反省できない』
これがまた良い!!
珍しく嫉妬心剥き出しの加賦さんが見られます。ていうか、あれで普段加減してたのね、加賦さん…。
強すぎる快感に悶える韮沢が…いいんですよ…
なんだか、エッチなことばかり語ってしまった気がしますが、仕方ないんです。
〜X side'〜はそういう一冊なんです。
椅子も凶刃もシリアス要素が強めなので、ここらへんでこれくらいラブ強めなエッチな一冊もいいじゃないですか!
次が媚シリーズとしてはラストの巻になる、「媚の凶刃 SMOKE」なのですが、そちらがまただいぶシリアスなので…こちらで充分にイチャラブパワーを補充してから、ぜひ読んでみてください。