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表題作獣人カレシの独占欲

宗士 黒豹の獣人 世界的モデル
柊 書店勤務 恋人

同時収録作品リスキー・ゲーム

リチャード・ツェン カジノ王
瀬尾秋良 天才ディーラー

同時収録作品茨の鎖

久木和彦 社長
三住栄 秘書で愛人

同時収録作品愛のために跪け

志井 営業部の若手
高階 顧客データ管理室長

同時収録作品10年目の恋人

友成 製薬会社社長
七井 ペット医療企業社長

その他の収録作品

  • カバー下マンガ もしものお話
  • カバー下マンガ 根子さんの秘密

あらすじ

俺がただの獣(ケダモノ)だと忘れるな
俺様な黒豹モデルxしがない書店員のドラマティック異種間ラブ!

人間と共存する『獣人』――獣にも人間にもなれる稀有な存在だ。
書店員の柊(しゅう)の恋人は『黒豹の獣人』という希少種で世界的人気モデルの宗士(そうし)。
なぜ彼が平凡な自分の恋人なのかと疑問に思う日々だ。
ある時、柊は客であるアフガンハウンドの獣人からマーキングされてしまう。その夜、自分以外の匂いがすると気づいた宗士にあらぬ疑いをかけられ、慌てて弁明するものの、独占欲が暴走した宗士は黒豹のまま襲いかかってきて――!?

作品情報

作品名
獣人カレシの独占欲
著者
東野海 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796409643
2.9

(12)

(0)

萌々

(2)

(7)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
32
評価数
12
平均
2.9 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

しつこく愛する人たち多めの短編集

短編集です。
とりあえず表題作目当てだったのですが、一番最後の収録作が掘り出し物でした。

「獣人カレシの独占欲」
世界観は、人間・獣・半獣そして全てに変身できるレアな「獣人」がいるファンタジー。
本屋さんの店員・柊が子供の頃可愛がっていた黒猫が、実はクロヒョウの獣人。そして今は恋人の宗士。宗士は世界でも売れっ子のモデルだが、柊には甘える可愛い黒猫のままのようで…
タイトル通り宗士は柊にすごい独占欲をいだいていて、人間の姿でもクロヒョウの姿でも激しく甘く抱いて束縛してきます。絵柄は綺麗系ですが、クロヒョウの描き方はリアルめで、モフモフとかケモミミとかそういうタイプではありません。
他にはイヌ獣人(ボルゾイ系)の美形も出てきますが、当て馬展開ではありませんので安心してCPの甘々が読める物語でした。

「リスキー・ゲーム」
クールな2人の駆け引き物語。
舞台はマカオのカジノ。片やマカオマフィアの次期当主、片や日本人の天才ディーラーです。

「茨の鎖」
ファーストシーンは、社長室で秘書を犯す二代目社長。
系列企業との権力争いのゴタゴタがベースにある物語で、受けの秘書さんは元々父・会長の秘書で…という事は結構年上?絵柄では年上に見えないけど、そう思って読むとなかなか萌える。

「愛のために跪け」
はじめコメディかと思って読み始めたら結構アブナイ。叱ってちゃんの新人社員と、超絶冷酷な室長のCP。
室長・高階がただ一度「挿れさせてやった」だけなのに本気になって執着する志井。室長と付き合うためなら…すがりつきひざまずく。

「10年目の恋人」
このお話すごく良かったです!多分40代同士。
友成製薬の御曹司社長は、10年間ずっと七井を口説いている。
七井はペット医療企業の社長。だが御曹司などではなく、不祥事絡みで後始末のために祭り上げられた存在。そしてノンケ。
ずっと友成の口説きを無視し続けていたが…
友成が誠実すぎてドキドキします。友成おめでとう!そして七井は安心して幸せ感じていいよ。

「カバー下」
獣人カレシの「もしものお話」と「根子さんの秘密」。

表題作と「10年目〜」が萌x2、全体で「萌」です。

1

期待し過ぎました

絵は綺麗だと思いますが、どの話もいまいち盛り上がりに欠けます。あらすじを見ている気分、単調なので途中で飽きてしまいました。
獣人の話も設定は面白いと思うのですが、内容が特にない印象です。また、別に獣人でなくても良いように思います。
同じような話は多くあるので、もう少しオリジナリティというか強みが必要に感じました。
可もなく不可もなく、私は特に萌えを感じられませんでした。

2

獣人×人間

獣と半獣と人間が共存している日本。大体はその三種なのですが、レアな存在として、その三種のどの姿も取ることができる獣人という種族もいる、という世界観のお話です。
獣人であり世界的なモデルの攻めと、その幼なじみであり平凡な書店の店員の受けが、すでに付き合っているというカップリング。
獣姦ありですので、苦手な方はお気をつけください。

東野海さんは、派手立った綺麗な絵柄ではあるんですが、絵が古いというか作風が古いというか、昔はよくこういう作家さんいたよなぁ、と思うタイプの作家さんです。
懐かしさを求めて、新刊が出たら結構買ってはいるんですが、やはりちょっと粗いなぁ、という印象。
短編集だったのですが、表題作を含めて作風がバブリーで、「世界的なモデル」とか「マカオのマフィアの当主」とか「伝説のディーラー」とかいう設定のキャラがぽんぽん出てくるので、リアリティはカケラもないです。そのくせ夢のある感じでもなく、嘘っぽいというか演技くさいというか、そんな感じです。

言い替えれば、バブリーさを楽しむにはいい作風だと思います。受け攻めを害する悪役はすべて罰されるので、勧善懲悪的なスッキリ感も味わえると思います。

0

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