ロマンスの鐘が鳴る　番外編　side:江見

恋人はきらきらでチカチカ

本品は『ロマンスの鐘が鳴る』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、江見視点で
突発お家デートを描いたお話です。

部の飲み会が予定されていた金曜日。

課長の緊急出張で
飲み会が中止になった江見は
トイレに立つふりをして席をたち
通路の脇でメッセージを送ります。

飲み会なしになった。
晴樹んち行ってもいい?

せっかく金曜日&山口の休みなのに
飲み会なんて行きたくなかった山口は
いそいそとメッセージを送ったのですが

既読マークがついたのに
山口からなかなか返事がきません。

もしかして
けっこうずぼらな山口なので
部屋がからかっているのかもと
思い当たります。

そこで山口は返事を待ちずに
自分の部屋でもOKと送ってみると
既読マークに続いて「行く」との返事♪

冷蔵庫が空っぽなので
途中のコンビニで適当に買う事にして
帰宅時間を告げた江見は
鼻歌まじりで席に戻ります。

しかし、
月末のイベント関連をまとめるうちに
約束の時間が迫っていた様で
間に合わない時間になっていました。

あわてて退社しながら山口に
詫びのメッセージを送ると
山口もちょっと遅れている模様。

ほっと胸をなでおろしつつも
家路を急ぐ山口でしたが
コンドームがなかった事を思い出し
ドラッグストア経由でコンビニに向かうと…

B5サイズペーパー両面を使った
文庫頁7枚分の番外編です。
(対象店によってはカラー刷りペーパー）。

コンビニまではまだ距離があるのに
山口の眼はひときわ輝く人物の姿を
素早く見つけてしまいます。

江見の視力は両目とも2.0ですが
山口はいつもきらきらして見える為
遠くにいても雑踏にまぎれても
すぐにわかるのです(笑)

山口が気付くかと手を振ってみますが
商品棚を見ている山口は気付きません。

驚かせようと悪戯心が湧いてきて
ひっそりと近付いた江見ですが
山口が先ほど自分が買った物と同じ箱を
手にしているのを見てしまいます。

いつも自分が誘うばかりで
山口にがっついていると思われているかも
という不安があった江見でしたが
江見も同じ気持ちなのだと嬉しくなります。

しかも顔を合わせた山口からは
ふわりとシャンプーのいい匂いがして
空腹感はすっかり性欲にすり替わる(笑)
というオチまで楽しく読めました。

本編でも
山口への愛は溢れすぎてますが

山口の様子から
彼も自分とHしたいと知った江見は
家時までの短い時間も幸せムード満点♡

今夜も素敵な夜を過ごす2人には
御馳走様としか言えないかな。

アマゾンペーパーは山口視点で
同日同時刻を追っているので
双方向の思いが読めて
2度美味しい展開です　v(^o^)v