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表題作ヤンキーズポルノ

和泉 景虎(ヤンキーチームのトップ)
橘 龍之介(ヤンキーチームのトップ)

同時収録作品したがうほどに

村雨 あずさ(売れっこ漫画家)
門脇 龍也(編集)

同時収録作品彼の淫乱を語る犬

吉見 祥吾(サッカー選手・後輩)
桐生 歩(サッカー選手・後輩)

その他の収録作品

  • かんじるほどに
  • ひびくほどに
  • あとがき

あらすじ

相性最悪ヤンキーコンビ、ラブバトル勃発!

仲間思いの龍之介と一匹狼の景虎は、対立チームのトップ同士で犬猿の仲。
ある日、二人はなし崩しにエッチしてしまい――
「…嘘だろ。こんな奴と秘密を共有するなんて」

そんなとき、遠方への引っ越しが決まり、更に関係はこじれていく。
仲間、故郷、家族、それと恋。
オトナになれない二人の、もだえるほど不器用な恋のステップ。

年下漫画家×ドM編集のアダルトラブも同時収録!!
「抜けるエロ漫画を描くため」と脅されてカラダを預けたけれど、
自分も知らない快感スイッチを知られてしまい…。

作品情報

作品名
ヤンキーズポルノ
著者
藤村綾生 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799732311
3.3

(18)

(1)

萌々

(6)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
60
評価数
18
平均
3.3 / 5
神率
5.6%

レビュー投稿数4

景虎を愛でるために、何度も開く本

この作品を最初に読んだのは、BLハマりたての4年前。
友人から借りたコミックスを読み終えて、自分でも購入してみようと眺めていたAmaz◯nの画面で、表紙のイケメンに目を奪われて速攻で購入しました。
それ以来、何度となく本棚から出しては眺めているものの、レビューを書けずにいました。
それと言うのも、自分の「好き」がこの作品自体への「好き」ではなくて、作画への「好き」だったからです。

4話構成の表題作、3話構成の同時収録、既刊本(『彼の淫乱を喰らう犬』)の描き下ろしが収録されています。

表題作はとある地方の港町にある高校で、対立する不良グループの頭同士の話。
一匹狼然として、ついてくる子分の面子も毎回違う景虎。
面倒見が良くて、子分に慕われている龍。
正反対の2人が、あるきっかけで体の関係に!?という始まり。
景虎がイケメンすぎてな…。
読んでいるとついつい景虎のコマで止まってしまう。
じっくり眺めて、気付けば話の流れが飛ぶくらいの時間が経ってしまう。
ストーリー的にはロミジュリかと思いきや、案外そこはさらっと。
そこから家の事情で離ればなれに!?という辺りが一番切ないところ。
見どころはとにかく景虎です。
カッコいいんだ…。眼福なんです。明日も頑張って生きようと思える糧です。
作画に惚れた作品は数あれど、たぶん景虎がNo.1。
それくらいわたしのこころを鷲掴みにするビジュアル。
そんな景虎が、欲情する、自覚する、寂しそうな顔をする、憎まれ口を叩きながら悪い顔をする。
これが…、二次元への恋なのか!?と思いました。
横顔はちょっと微妙だけど、斜めと正面が本当にやばい。

そんなわたしのテンションを下げるのが同時収録です。
編集者とえろ漫画家。
黒髪イケメンが良い作品のためにあれやこれやされる作品で、SさんやらMさんに興味のない人間にとっては結構きつい描写が続きます。
最終的に「愛だね!」という流れになるものの、藤村さんの描く黒髪=景虎のイメージが染み付いたわたしのあほな脳は、景虎と同じ黒髪の編集者が受けという時点で「景虎(違)に何をするんだ!!」となってしまって、拒否反応が出てしまいました。

というか、表題作、あそこで終わりにしないでほしい。
一緒に暮らし始めてからの2人が見たい。
同時収録なんて入れずに、ひたすら1冊分のボリュームを描き下ろししてほしかった。
というのは、わがままだと十分理解しております。
でも「この先が!見たい!!」という物足りなさを感じる終わり方。
景虎をもっと見たいという邪な気持ちをベースにしなくても、そう思うはず。

長々と語っておりますが、結局は景虎がカッコいいという話です。
表紙よりも本編がもっとカッコいい。
凝り性なのでゲームはしないと決めているわたしですが、藤村さんがキャラデザしたゲームなんぞが出たら、手を出してしまうかもしれないという恐怖に震えております。

1

甘くて可愛いケンカップル

ヤンキーというか、小さな街の高校の、2つの不良グループのトップ同士・景虎と龍のお話。
グループ同士は敵対していて、当然トップ同士も顔を合わせる度にケンカしています。
街のお祭りに龍のチームが屋台を出すのですが、台風が来て屋台が壊れてしまう。それを景虎が助けてくれて…
保健室で景虎に礼を言う龍。そこに見廻りが来てとっさに隠れる2人。体がベッドの上で重なって、なぜかそういう空気に。
そこからキス、手コキ、挿入までいっちゃいます。(←正直ムリ展開だよ!)
普段は敵対してるからなんとも気まずいんだけど、2人はHを「なかった事」になんかしません。
このキュンが何なのか確かめるためにもう一度試す2人。
口では憎まれ口を叩きながらの甘H。
お互いトップらしく?2人が恋人になった事を子分たちに報告。(←律儀)
嬉し恥ずかしの仲良しケンカップル?になった2人だけど、龍の親が転勤になり、一気に進路問題が浮上。2人はまたギクシャクしはじめて…
2人の出した結論は、愛情に溢れてました。突っ張ってても年相応に可愛いんだよなあ。
Hはわちゃわちゃしてます。

「したがうほどに」「かんじるほどに」「ひびくほどに」
エロ漫画家x編集者のムリヤリどエロプレイ。
漫画のネタ作りのためにカラダを提供したが、自分のMっぽさに目覚めて……同時に容赦なく原稿をもぎ取るSっぽさもあったりして。

「彼の淫乱を語る犬」
わわ!祥吾と歩!お帰りなさい〜!鬼畜絶倫女王は健在のようでなによりです。

1

昔気質のヤンキー風味

校内や学校同士でいがみ合い、ケンカに明け暮れる日々、
どこか昔気質のヤンキー漫画を彷彿とさせる設定でした。

同じ学校内で対立するヤンキーの龍之介と景虎は
ある日、勢いでセックスしてしまいます。
すると、それまで見えてなかった相手の色んな表情が見えてきて…

自称ヤンキーの彼らですが、ケンカすること以外は
地域の行事に参加したり意外にいい子たち。
お付き合いもキスやセックスに加えて、ちゃんと
遊園地デートまでしちゃって意外と正統派を貫いてます。
舎弟たちへの交際報告も済ませましたし(笑)

家庭の事情で龍之介が東京へ行くことになるという
最大の危機も乗り越えて、最後は愛の巣で同棲を始めた二人♥
かつての犬猿の仲はどこへやら、すっかりバカップルと化し、
イチャイチャ幸せいっぱいでおしまい!

絵が綺麗でイケメンヤンキーたちに惚れ惚れしてしまいました。
龍之介の色っぽさと景虎のクーデレもたまりませんでした。
ただ、お話は全体的に単調に感じ、もう少し捻りが欲しかったです…

『したがうほどに』/『かんじるほどに』/『ひびくほどに』
人気漫画家と新人編集のエロエロなお仕事ラブでした。

編集さんは仕事のために体を張って、漫画家はあくまで参考として、
割り切った関係なのかと思いきや、実は…?

漫画を描くため、という目的のために体を要求され、
それにしては期待以上に乱れまくりの編集さんなのでした///

『彼の淫乱を語る犬』
『彼の淫乱を喰らう犬』という作品の番外編。
4ページだけの短編でした。

1

ヤンキーって生息してるの?

藤村先生の美形が漂わせる色気ある絵と、エロ激しめな感じが好きで久々のコミックスに期待してましたが、ヤンキー物の唐突ストーリーに萌えはなかった…

「ヤンキーズポルノ」
田舎の学校にあるヤンキーチームのトップ同士、手下をよく変える硬派な感じの景虎と、仲間思いの龍之介。
いがみ合ってる二人なのに、祭の準備で距離が近づいたからって、保健室で体が密着しただけでエッチな流れになってしまうのが唐突というか、どうやって恋心が芽生えたのか謎?
付き合うことになって、手下たちにあっさりカミングアウトするのもワカラナイ。
龍之介はケンカも強いヤンキーリーダーなのに女役への抵抗はないのかな?
絵は好きだけどストーリーはテンプレネタの寄せ集めで残念としか…

あと今作に限らずだけど、ヤンキーってまだ生息してるのかな?
なわばり争いって10年単位で時代遅れな気がする。
リアリティがなくてもおもしろければ良いのですけど。

「したがうほどに」
人気漫画家の創作のために、カラダも差しだしていいなりな編集。
攻めの漫画家が華奢な美人タイプ、受けの編集が真面目なリーマン。
藤村先生の作品は受けが美人なことが多いので、第一印象のイメージと受け攻めが逆転してたのが新鮮でした。堅物リーマンが奴隷的に扱われるのは見物。
リアル感はないけど、エロを見るフィクションとして楽しめました。

「彼の淫乱を語る犬」
4ページだけですが「彼の淫乱を喰らう犬」祥吾と歩先輩をふたたび見れたのは嬉しかった。祥吾メインの話だったので、歩先輩の俺様インランぶりをもっと見たかったな。

0

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