おやすみなさい、また明日

oyasuminasai mata ashita

おやすみなさい、また明日
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神28
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

3

レビュー数
3
得点
144
評価数
31件
平均
4.7 / 5
神率
90.3%
著者
イラスト
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
武本遥
脚本
弧山真夜子
原画・イラスト
小山田あみ
オリジナル媒体
小説
CD発売会社
Ginger Records
収録時間
150 分
枚数
2 枚
ふろく
フリートーク
別ディスクであり
発売日

あらすじ

同居していた十年来の恋人に振られ、居場所をなくしていた、小説家のつぐみ。
偶然出会った何でも屋の青年、朔太郎の祖父が経営するアパートに下宿することに。
元々つぐみの小説のファンだった朔太郎と、互いに惹かれ合う。
けれど朔太郎には、もう恋をしないと決意させた秘密があって …… 。

「つぐみさん、俺は、誰とも恋愛はしません」

記憶障害の青年と臆病な作家の純愛がドラマCD化 !

切なくも温かい愛を綴った物語を豪華キャストでお届けします!

発売日変更:2017 年3月10日(金)→ 2017 年4月28日(金)

表題作 おやすみなさい、また明日

荒野朔太郎 → 古川慎

遠藤告美 → 松岡禎丞

あて馬
伊東伸二 → 保村真
その他キャラ
小嶺ヤコ[木村良平]/ 貢藤利里[日野聡]

評価・レビューする

レビュー投稿数3

2人の演技力に脱帽

原作未読。
CDの「恋愛前夜」は既聴。
そのスピンオフ作品ということで今回聴かせていただきました。

役柄的に歳の差があるCPではありますが、
朔太郎曰く、つぐみの見た目は自分と同じ歳くらいに見えるようなので、
2人の声と演技もそこまで歳の差がある感じはしません。
どこか儚く、切なさを感じさせるつぐみを演じる松岡さんと、
好青年だけど、たまに暗い影が見える朔太郎の古川さんの
キャスティングが絶妙。

2人のシーンは会話を聴いて微笑ましくなる一方、
話が進んでいくに連れて、会話の端々や行動に朔太郎の秘密の伏線が…。
CD2枚目早々に朔太郎が自身の秘密…恋人を作らない理由を語ります。
古川さんの語りが、朔太郎の辛さや恐怖がひしひしと伝わってきて、
聴いていてとても辛い。
朔太郎のつぐみを拒絶する言葉が一つ一つ、重くずっしり来る。

そんな2枚目ですが、合間に出てくるヤコ先生が
ちょっと空気を和ませてくれました(笑)
つぐみの元彼を罵倒してる所は聴いていてスッキリ(笑)

終盤、朔太郎のお祖父さんが亡くなり朔太郎とつぐみが別れた後、
つぐみの泣い続きている場面、朔太郎の「それまでは…俺の傍にいて欲しい」。
上のシーンを聴いたとき…私はあまり本や映画などで感動して
泣く人間ではないのですが…思わず目頭が熱くなり、
またアフターストーリーで再度泣かせられました…。
美しく、愛に満ちた、綺麗な物語でした。

とても素敵なお話だったので、
これを機に原作を読んでみたいと思いました。

3

是非原作も読んでください

大好きな原作。特に最後のSS部分は泣けて泣けてどうしようもなかった。
小説ならではの演出の良さだと思っていたから、
大好きなキャストとはいえCD化には不安があった。

冒頭から違う。BLCDは800枚以上聴いているから、
それ自体は珍しいことでも悪いことでもないとわかっているが、
大好きな原作となると…。
しかもそれが、そんな感性があるのか!と非常に感銘を受けた表現だっただけに、
ここでいきなりそれを…?とモヤモヤする。
けれど、木を見て森を見ずは愚かなこと。

松岡さんの情感溢れる、しかし静謐なモノローグで進行する話は心が洗われるような美しさ。
古川さんも抑えた精悍な演技がピッタリ。

「泣いてはいけない。泣いたら負けてしまう。このさびしさに負けたら…」
涙声のモノローグが胸を打つ。
自分を律するつぐみの人間性。
これが最後まで揺らがない強さとなり、
二人は共に歩む人生を全うするのですよね…。
まだ2枚組のトラック2なのに、既につらい…。

このあと、公園で佇むつぐみに声をかける古川さんがあまりにやさしく、
気を使った声なのもつらい…。
続きやさしい人同士の心の交流の話。
丁寧に、繊細に織り上げるのは、CDでも変わらない。

「恋や愛じゃなくても、誰かのあたたかさに触れて、救われることがある」
からの「朔太郎さん」「はい」
なんと誠実な…。愛しかない。

濡れ場は「いい、朔太郎さんはなにもしないで」が色っぽい。
感じ入った声で、つらそうじゃないのがいい。

ギリギリ聴こえる声で「じれったい…?」
本当に顔を近付けて言われているようで…。男っぽいなあ…。
カッコイイ。古川さんの存在に感謝しかない。

「お願いだから」の切羽詰まった感じ。
二人とも本当に上手。臨場感が違う。

しかし。私が原作で感動した一節
「朝を待てなくて、そのとき、そばにいる誰かと橋が架かってしまうことがある」
このくだり(9行分)が丸ごとカットされていたのは解せない!!!!
つぐみの考え方を理解する上で極めて重要ではないですか?!

葬儀の帰り道、泣くのも、泣きながらのモノローグも、もらい泣きしてしまう。

「誰かのためでなく、自分のためだけに生きるのは、ひどく疲れる」
つぐみは30代半ば。
私は20代後半で「もう自分のためだけに生きるのは虚しい」と悲しくなったことを思い出す。

あなたに迷惑をかけたくないから、そのときは「俺を捨てて行ってほしい」
大好きだからだよね…彼がいつも自分にやさしかったからだよね…。
ここの古川さんも、松岡さんに負けず劣らず、素晴らしかった。
本当に二人とも役にピッタリで、確かな演技力。

そしてトラック12、原作のSS部分。
晩年に移行するところ、震えた。
どうするのだろうと思っていたけど、これは正解だと思う。
夢うつつで、ぼんやりと、朦朧と…。
健忘と、意識が混濁していく様子。なんてことだ…。

松岡さんが「読み進めていくうちに、収拾がつかないくらい泣いた」と言っているが、
私ももうダメでしたね…。
原作も、ここから号泣でしたが…CDも。

「俺より長生きしてくれてありがとう」
重い。重いけど…私も夫に同じことを願っている。

また忘れて、また思い出す。
彼が書いた小説の中で自分は生きている。
自分を思い出すと同時に彼も思い出す。
原作では「悲しみよりも懐かしさのほうがもう深い」
「毎日、毎日、繰り返される。愛しさと懐かしさが、途方もない深さで混ざり合っていく」
歳をとること、添い遂げることの尊さに打ちのめされたが…
カットしたな…。

ここで冒頭の話に戻りますが…
指先が空気にとける話は作中に数回出てくる。
それが「伸ばした指先が空気にとけて、彼に触れる」
彼との邂逅なわけです。
何もかもを超えて、何度でも彼と会える。
その絆と儚さが圧倒的にドラマチックで胸が潰れるほど泣いた。
パートナーと慈しみ合った日々の象徴。
そのクライマックスがここだった。
原作の表現は是非自分で読んで確かめてほしい。
全然違う。

しかし全体的には、及第点だし、間違ってはいないと思う。
私が原作で感動して号泣したいくつかの場面は、
松岡さんと古川さんのずば抜けた演技力をもってしても、
原作の衝撃の半分にも満たなかったが。

メイト特典フリト。
演じ甲斐のある作品だったようで何よりです。
松岡さんはこういう話が好きだと思った。
小説原作の心情を細やかに追うCDが増えますように。
日野さんと良平さんのコメントもあり、このCPのCDも出していいのよ。

8

号泣必至!!

原作既読でした。
しかし、これがまた辛さを倍増させたというか、先を知っているからこそ、台詞の一つ一つが沁みた。

2枚目なんかは、ずっと泣いてました・・・。

遠藤告美(受け)役の松岡禎丞くん。最高だった!
幸薄い、儚げ美人。松岡くんは、そういう役がとても合っていて、演技も上手い。
そして、本人も泣きながら演技されたとか。
このCDは、彼の代表作になるのではないでしょうか。

最近、本当にBLドラマCDに出演される事が多くなってきた、荒野朔太郎(攻め)役の古川慎くん。
淡々と心情を語る、でもどこか子供っぽい朔太郎の役を見事に演じられておりました。
まさか、おじいちゃん役までされるとは・・・。

小嶺ヤコせんせ役の木村良平くん、貢藤利里役の日野聡さん。
出演はそんなには無かったのが残念ですが、彼らが主役のお話もあるのでドラマCD化求む!ですね。
特に良平くんには、もっと沢山出演して頂きたいです。

特典フリートークは、松岡くん&古川くんとそれぞれ個別で日野さんと良平くん。
ご自分の役についてや、ちょっとした事で嬉しくなる様な事などのお話をされておりま続きした。

15

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