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我らの水はどこにある

warera no mizu wa doko ni aru

爱在何方

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表題作我らの水はどこにある

坊ちゃん・龍彦 17
使用人・至 27歳

その他の収録作品

  • おまけまんが

あらすじ

「おっきくなったら法律を変えて、男同士で結婚できるようにするんだ。そしたら、僕と結婚してくれる?」10年前、幼い瞳を輝かせて約束を迫った竜彦坊ちゃんが、全寮制の名門男子校から失踪した。捜索を命じられた使用人の至は、昔の面影だけを頼りに竜彦を追い続けた!!一途で純粋なオトコの愛の源流がこきにある!大幅に加筆修正した懇親のラブストーリー!!!!!(カバーより転記)

作品情報

作品名
我らの水はどこにある
著者
山田ユギ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832282070
4.1

(31)

(11)

萌々

(14)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
127
評価数
31
平均
4.1 / 5
神率
35.5%

レビュー投稿数8

似た者同士の分岐点


これ、物凄く大好きです!
私の中ではユギ作品の中の3本指に入る位好きです。
(ドラマCDもあるのかとソワソワしています…これは聴きたい)

何作かユギ作品を読んで居ますが、私にとってのユギさんの絵柄に惹かれる理由として、横顔が魅力的と思うことが大きかったりします。
大人だったら色気があり、子供だと可愛さが満点。
勿論真正面からも斜めからの角度も好きですが、兎に角横顔にキュンとする事が多いです。

親の命令で竜彦を探す事になった会社員の至27歳と、学校に退学届を出し雲隠れしているお坊ちゃま・竜彦17歳のお話。
昔至は竜彦の世話係のような役目を担っていて、その頃から竜彦は兎に角至しか目に入らなかった。
大好きで大好きで、結婚するとまで言っていたのに、全寮制の学校に入ってからというもの、至が手紙を出しても返事は来ず、音信不通に。
それから数年、至は行方不明になり、探しに行くと――と進んでいきます。

この竜彦が、幼い頃の風貌を覆すぐらいのワイルド高校生に成長しています(笑)
一緒に暮らしている(匿って貰っている?)真治の方が繊細なイメージ…と言いつつ、結局そこは竜彦のお友達、おかしい子なのです。

この作品、読み終えた後にグッと来たのは、至る所に何気ない台詞やモノローグが後々リンクしていくこと!
真治が「さん」付けで至に呼んで欲しいという言葉が特にそうで、それを分かった瞬間ぶわっと鳥肌が立ちました。

竜彦はとにかく至のことしか考えられない。
至は最初は親(上司)の命令として竜彦の元へと訪れるけれど、結局竜彦に絆される。
それも、自身の小さい頃の竜彦とは全然違う!と思いつつも、接していく内にやはり竜彦は竜彦であることに代わりは無いと思い知っていく。
竜彦は思い出を胸に、色々とショックを受けつつも乗り越えて、いつかは至を奪おうとまで思っていて、思い出に縋っていたのは結局は至だった、という。
だからこそ、出所して真治の元へと訪れた広重の気持ちが分かる。
5年は変わらず止まったままの時間。それが、広重と至の同調できる部分なのかな、と。

「水」という言葉はどういう意味合いがあるんだろう、随分難しいタイトルをつけたなぁと思っていたのですが。
結局は、各々の大事なもの、オアシス、心の拠り所、という事だったのかな、なんて勝手に解釈しています。
ようやくたどり着いて掴みかけた水を、今度は手離さないように握ってて欲しいなぁと思います。

そしてやはりソコはユギさん!描き下ろしが…大満足です(*´ρ`)
最後の最後で、「延長」にやぶさかじゃない至が可愛い!
もー、なんだかんだ言ってラブラブじゃないかこの年の差カップル!
ほくほくで本を閉じたのでした。

2

ちょっぴり切ない

よかったです。

幼いころ使用人の至にプロポーズ(?)をした竜彦が失踪してしまい、至は彼を探すことに。
しかし、再会した竜彦には昔の可愛い面影が無くなっていて・・・

会話や展開はコミカルなのに、真治くんと元使用人の関係など、シリアスな要素も加わっていて、ドラマティックなお話になっていました。

見た目が変わっても、猫を可愛がってしまうようなところは変わっていなくて、キュンとしました。
至の見合い話が原因ですれてしまった竜彦が切ないです。

書下ろしは結ばれた後のふたりのお話。
竜彦は至に上手く操縦されています(笑)

0

主従二つの物語

ユギさん作品読みたい病が発症し、前に1度読んでいた今作をもう1度
読んでみたんですが、面白かったです!前に読んだ時よりも楽しめました。
時々回想に出てくる子供の頃の寅彦が、顔も言動も可愛すぎるww天使です天使(真顔)

至は割と淡々としているというか、冷静なんですけど、何だかんだ
寅彦のことを小さい頃からずっと大切にしているのが分かるし、
寅彦は寅彦でスレはしたものの至にベタ惚れなんですよね。
けれど、すれ違ってしまいなかなか思うように気持ちが届かない、
というのが、切なくて良かったです。

そのすれ違ってしまったのも、寅彦の友達の千野が原因なんですけど、
これがまた憎めないキャラで。正直、後半は至と寅彦のことよりも、
千野の話が中心になってたように感じますが、千野の過去のトラウマが
妙にメイン二人の関係とリンクしていて、引き込まれてしまいました。
本当にユギさんは書き方が上手すぎる…。

メイン二人の変わっているようで実は変わってないところに萌えたり、
後半のシリアスな展開に切なくなったり、広重×千野が猛烈に読みたく
なったりと、かなり満足な作品でした。欲を言えば、二人がいちゃいちゃ
しているところがもっと見たかったなぁ…。

0

上手い。

やっぱり山田ユギさんの作品はすごい。。。
最後のドアを閉めろ!!ではまって以来ぽつぽつとそろえていっているのですが、どの話も本当に面白い。
話もしっかりと作りこまれているという点はもちろん、心情の表現や表情の細かさが凄いと思います。
この「我らの水はどこにある」もたくさんの感情の変化があるのに一冊できちんと収まっているというのはすごすぎてスゲェェエエ位しか言えません。
さらにその描かれているキャラクターも魅力的過ぎる。。。!!この話に関しては至さん(受け様)のエロかわいさの一本勝ちという感じです。もぉあふれでる色気。黒髪メガネ+Yシャツ。しかもユギ絵!!最早色気しかないですね。

一冊だけですがとても読みごたえのある作品なので絵が苦手であったり年下攻めだけは。。。という方でなければやや古めの作品ですがおすすめです。

0

可愛い〜ワイルドへ

年下攻め〜。
ひとつのドラマ見てる感覚でハラハラドキドキ!
そして切なくてキュンとしちゃいました。

二つのカップル?同じように慕い同じように好きだったはずなのになんで自分の相手は至じゃないのか、、。違う、至と竜彦のような関係を続けられなかったのか。
脇役の真治に目がいっちゃいます。真治の思いは恋とは違うかもしれないけどこの二人の続きはハッピーエンドになってほしいなぁ。と余韻がのこりました。
竜彦の一途な暴れる愛を一身に受け止める至はやっぱりおっとな〜です(=゚ω゚)ノ
真治の竜彦と至への嫉妬からずれてしまった二人の距離が再開することで離れられない磁石のように強烈に惹かれます。
どんな邪魔がはいっても竜彦の想う気持ちには勝てないよ(笑)
ユギさんの作品はどれもこれも脇役までキャラがよくていいっす〜。
体に鞭うってほしくはないですがやっぱりユギさんの作品読み続けたいなぁ。

0

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