命を賭してあなたを守り抜く

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表題作皇子と刀剣の舞姫

秋都宮大和,22歳,蓬莱皇家第三皇子
天草榛名,17歳,皇立士官学校の新入生

あらすじ

「陰の守り人」の末裔である榛名は、士官学校で皇子の秋都宮と同室に。
彼のため命を捧げる覚悟をするが!?

皇子を穢す禁忌を侵しても、貴方に抱かれたい――。
士官学校に入学した平民の天草榛名は、
畏れ多くも蓬莱皇家の皇子・秋都宮大和と同室になることに。
実は榛名は「陰の守り人」と呼ばれ、
代々皇家に仕えてきた一族の末裔だった。
大和の高貴な心を知り、命を懸けるにふさわしい人物と、
榛名は使命に燃える。
そして、大和の兄である皇太子の身代わりとなり、
身を危険にさらし剣舞を披露する役目を仰せつかるのだが!?

作品情報

作品名
皇子と刀剣の舞姫
著者
秋山みち花 
イラスト
稲荷家房之介 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048924672
2.8

(7)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
18
評価数
7
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

稲荷家さんのイラストと大まかなストーリーは私好みでした。

秋山さんのファンタジーは、とにかく毎回設定が私のドストライクなので中盤まではとても面白いです。

養父に剣術を叩き込まれ、17歳で士官学校に入学した榛名。平民出身で見目麗しいため、上級生の欲望を満たすことを強要されそうになっていたところを攻めの大和から助けられ、寮で彼と同室になる。

ベタなシンデレラストーリーは大好きなのですが、いかんせん…ちょっと設定を盛りすぎかと。少なくとも、榛名が実は皇家の血族とか、陰の守り人とかは細かなエピソードがあるわけでもないなら最初から無くてもいいかな、と思いました。
とはいえ、どんなに辛い環境にあっても誰かを恨んだりせずただまっすぐ大和を慕い、守ろうとする榛名のひたむきさは見ていて応援したくなります。そして、稲荷家さんの描く大和の目力に私も射抜かれました。

0

硬派第三皇子×純粋頑張り屋美人さん

稲荷家先生の挿絵を目当てにget。
軍服、刀、衣冠が出てきます。
稲荷家先生もノリノリで描かれたに違いない・・
カラー口絵は、受けさん全裸の図。要注意。
ただ おっさんが出てこなかった。残念。
稲荷家先生の描かれる忠犬おっさんが大好きなんだけどな。

さてお話。
蓬莱国(なんちゃって日本)、鎖国が解かれ、
武家中心の世の中が解体された後のお話。

受け:天草家の門前に捨てられていた赤子。
   天草家の養子として立派に育てられる。
   黒髪ロングストレートの美人。天草家の勤めを果たす!と強く思ってる。
   なぜか5歳ごろ、伊勢にいって神に奉納する剣舞を習ってる。
   そして天草家に伝わる由緒正しい刀をもって士官学校へ!
天草家:千年以上前から皇家に仕えていた家系。
    ただしその存在は公には知られていない。
    皇家の影武者的な役割もしたことがある模様。
攻め:列強に追いつき属国にならないようにするために、
   まず優秀な士官を育て、皇軍を編成するのだ!
   と頑張ろうとしている第三皇子。激情型?
   よく作中で怒ってます・・・
日向聖:攻めさんの幼馴染、お目付け役。つけつけ言いたい放題の役どころ。
皇太子:第二皇子。第一皇子死去したため、めちゃ大事に育てられた。
    やや病弱。
あと、士官学校の同級生で、お友達、敵役 などが出てきます。

キス1回、エッチシーン1回で、つゆだく とは言わないです。
受けさん2回ほど、ひどい目に遭いかけますが、
いずれも未遂 ぎりぎりセーフです。
なので、BLをまだあんまり読んでない方には いいかな。
百戦錬磨なお姉さま方にはちょっと物足りないかも・・・と思いました。
私は百戦錬磨ではないですが、すれてるおばはんなんで、ちょっと萌不足。
ゆえに中立でお願いいたします。

ちょっと、攻めさんにも受けさんにも感情移入できなかったです。
うーん、萌え萌えな小物、設定がいっぱいあったので、
楽しみにしすぎちゃったからかな。なんだか残念。

2

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