緑土なす 黄金の王と杖と灰色狼

ryokudonasu ougon no ou to tsue to haiiroookami

緑土なす 黄金の王と杖と灰色狼
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神31
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない8

6

レビュー数
8
得点
181
評価数
47件
平均
4 / 5
神率
66%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
リブレ
シリーズ
単行本
発売日
価格
¥1,300(税抜)  ¥1,404(税込)
ISBN
9784799732687

あらすじ

◆誰もが認めるWEB発BLノベル屈指の傑作がついに書籍化!◆
山奥で野人のように暮らしていた〝足弱″は、生まれて初めて上京した都で、
千年続く王朝の最後の王である今世王レシェイヌの
庶子の〝兄上さま″だと発見され、宮殿に保護される。
国土に緑をもたらす奇跡の力を持つ王族は、血族しか愛せない宿命。
しかし、十数年前の流行病により、今や生き残っているのは
今世王レシェイヌただひとりだった。
孤独のために死にかけていた今世王は、
足弱に夢中ですがりつき、ひたすら愛を捧げる。
そして、王族命の家臣一族「灰色狼」もまた、
真綿に包むように足弱の世話をし、尽くそうとする。
自分が王族だとは思えない足弱にはそのすべてが困惑のもとで、
耐えられず、ついに宮殿をあとにしようとするが……。

【書き下ろし】宮殿に来たばかりの足弱を、
侍従長の灰色狼<命>の視点で描く「いつもお側に」を収録!

表題作緑土なす 黄金の王と杖と灰色狼

今世王(レシェイヌ),異能を持つ最後の王,26才
足弱(ラフォスエヌ),今世王の庶子の兄,36才

その他の収録作品

  • いつもお側に

評価・レビューする

レビュー投稿数8

好きな要素があればハマるかも

ムーンライトノベルで過去1位を獲得していたことから読み始め、薦められた事もあって最後まで読破した感想です。
一言で言うと「王族・執着・平凡・悲劇」要素を詰め込んだ超がつく王道ファンタジーです。どれも人気要素なのでそれらのジャンルが好きな人はハマると思います。

WEB公開されているBL小説には王族を絡めた異世界ファンタジーは数多くあり、「平凡が王族に囲われて受難」はその中でもド王道の為、好きな要素や特出した所でハマらないとありきたりのファンタジーとしか感じられません。
長編を書き上げる熱意は素晴らしいと思うのですが、個人的には少女漫画のように悲劇に浸っている主人公が苦手な私には合わず、ストーリーや設定に特出するところも見つけられませんでした。

イラストが大変綺麗です。
よく似た小説原作の漫画に「5人の王」という作品がありますが「王族・執着・平凡・悲劇」要素を詰め込んだ超がつく王道ファンタジーでイラストがこれまた超綺麗な本があります。緑土が好きな人は気に入るかもしれません。

4

大好きな作品です。

何度でも、大好き、愛してるという惜しみない言葉。
血族しか愛せないレシェの足弱への想いが狂おしいほど切なくて、胸が締め付けられます。愛に満ちた手つきが優しくて泣けてきます。

この作品が書籍化になることをどれほど待ち望んだことか。リブレさんありがとう(*^^*)

この作品に灰色狼の存在は欠かせません。王族至上主義な忠誠心がすごく素敵。とくに兄付き侍従と王付き侍従のお互いの主張はクスっと笑えます。

まだ未読の方はぜひ読んでほしい。WEB界の傑作です。

2

萌えない

おもしろいか、おもしろくないか、の二択であれば、おもしろい
ですが、萌えるか、萌えないか、の二択だと、まったく萌えは感じなかったです
ひじょうにざんねん
まさしく、萌えつぼが違う
この一言に尽きます

ネット小説どくとくの熱さ、じょうねつのようなものは感じました
かきたくて、かいているんだ、というきもちがつよくつたわってくるというか、思い入れたっぷりにかいているんだろうな、ということがつたわってくるので、そこには好感を持ちました

自分がネット小説の好きなところは、まさにそういう面なので、それだけにネット小説以上でも以下でもなかったというかんじです

イラストもお上手で、悪くはなかったけど、好みではなかった
小説にプラスアルファの力を与えてくれるようなイラストではなかったですね

とにかく萌えつぼが違うと、どんな作品でも残念になる
それがBLだと思いました

10

オヤジ受けに興味がなかったのにハマりました

この作品はムーンライトノベルズで出会いました。以前はオヤジ受けに食指が動きませんでしたが、この作品のおかげでいまではオヤジ受けも大好物になりました。レシェ(攻め)の足弱(受け)への愛がいたるところでだだ漏れで二人が出会ってからはとにかく悶えます、悶え苦しみます。足弱やレシェの苦悩や二人を取り巻く環境に胸が痛くなる時もあり、読んでいるうちに二人が幸せになって欲しい気持ちでいっぱいになります。
主人公以外の登場人物たち(灰色狼たちがレシェと足弱に傾倒している様子が描かれているシーンも大好き)も大変魅力的でストーリを盛り上げていて、二人が出ていないシーンもBL的要素がないというのにこれまた悶えます。溺愛ものが大好きな方にはとにかく読んで欲しいです。

5

下巻が待ち切れない!!

最初は表紙に惹かれた。
何だ、この物凄く力の入った表紙は!と、思わず買っていた。

読んでて感じたことは、作者のこの作品にかける思いやエネルギーを物凄く感じたこと。

エネルギーが凄くて、読む手が止められなかった!

レシェイヌは3歳で不運な運命に巻き込まれ、王族として大事にされる身分なのに、厳格な老人に拾われ山奥で育ってきた。
老人がなくなると、一人その粗末な小屋でずっと生きてきたのである。でも他を知らないので不幸を不幸と思わずに生きてきたということだった。
足に障害があって大変なのに、孤独で大変な状況なのに、無知故の幸せが主人公にはあった。
でもそのスレなさや無垢な感じが、周りの人にほっておけない気にさせて、いろいろ助けてくれる。

攻めのレシェイヌが受けのラフォスエヌを大好きで、それ故に独りよがりになったり執着をみせるのが多々あるのだが、ラフォスエヌのためにすごく心を砕いて尽くす姿はたまらない気持ちにさせられる。

「もう一人は嫌です」とラフォスエヌにすがるところなんか、レシェの気持ちが詰まってて切なくて涙が出る。

ラフォスエヌが山へ帰りたくて門続きのところで「門を開けてくれ」と訴えたところで、「あなたが門をくぐったら、剣で首を切り落とします」といい、自分から離れるために門をくぐる姿を見るくらいなら、生きていたくないと訴える姿もまた、涙がボロボロ出た。

そして何といっても、王族を代々守って使えてきた「灰色狼」という一族の面々の無償の愛に心打たれた!

それが本当に無償でレシェイヌ側の側近の方はレシェイヌを第一に思い行動し、ラフォスエヌ側の側近の方たちはラフォスエヌを第一に思い行動して、その互いの思いが時にぶつかったりして、見ていてニヤニヤする。

灰色狼一族の気持ちは二人の王族の幸福なのだが、みんな二人が好き過ぎて大事過ぎて、それぞれの思いが交錯して、読んでて幸せを感じるのだ。

もう物凄いページ数な上に、二段組み!!
なかなか読み終わらなくて、こんな幸せな時間がまだまだ続くのかと読みながら思い、面白くて惹きつけられて、ニヤニヤしてしまうのに、涙はボロボロ零れて、最高だった!

4

長さの割に。。

山の中で孤独に生きてきたボロボロの青年が実は王族で、弟にめちゃめちゃ溺愛されて大切にされて徐々に愛を育んでいくというストーリー自体は良いのですが、長さの割に深みがなく単調に進んでいきます。
WEB小説を単行本化したものをいくつか読んだのですが、どれも同様の傾向があるように思います。
始まりは次の展開がどうなるかワクワクしていたのですが、メリハリがないので、途中から流し読みになってしまいました。
受けは36歳だったのですね。。幼過ぎて現実感がなく、私はあまり萌えられませんでした。。

15

溺愛の神髄をみた気がする

この作品がムーンライトノベルズで掲載されていた時からの大ファンです。
何と言っても片足に障害が残る不憫な野人であるアシ(受け)と、それを包み込むように熱烈に愛する今世王(攻め)、その二人に誠心誠意仕える灰色狼一族。
慣れない宮殿で戸惑いながらも誠意と愛情を受け取るアシの物慣れなさに共感し、寵愛してくる今世王に慄きと更には絆されていく様にときめきを感じていました。様々なエピソードの度にアシと今世王が好きになっていく自分がいました。
近年読んだBLの中ではダントツTOPの作品だと思います。
今回、素敵なイラストレーターさんに思い描いていた通りのアシと今世王を描いて貰った嬉しさで胸一杯です!

2

ピュアなオヤジ受けに萌える…!

WEB発のBLノベルです。
血族のみを狂ったように求める宿命だったり、その王族を守護する事に存在意義を持つ一族だったりと、もう設定だけで大変興味を惹かれる作品。
しかし、受けが足の悪いごくごく平凡(実年齢より老け気味)なオヤジ!! はたして萌えられるのか!?…と購入を躊躇っておりましたが、試し読みをしたら、呆気なく陥落です。もう、このオヤジ受けが可愛くて可愛くて!! こんなに可愛いオヤジ受けは反則だろう…!
お値段が1300円とちょっとお高めですが、二段組で400ページ近くありボリューム満点。文庫二冊を買ったと思うと妥当な気がします。
インタビューでも書かれてますが、出版社さんのホームページで160ページも試し読み出来るので、気になった方はちょっと覗いてみて下さい。

内容は、山奥で野人のように暮らしていた「足弱」が、国土に緑をもたらす異能を持つ、最後の王族「今世王」の庶子の兄だと発見され…というもの。兄弟ものです。

受けの「足弱」(ラフォスエヌ)は、右足が湾曲した36才のオヤジ。杖をついて歩きます。山奥で偏屈な老人に育てられ、老人が亡くなってからは一人暮らし。世間知続きらずで純真。やや天然も入ってます。

攻めの「今世王」(レシェイヌ)は、王族のみが罹る『王室病』のただ一人の生き残り。美形で王として優秀ながら、兄の足弱に対してはかなりの甘えたで執着ぶり。

33年ぶりに見つかった足弱は宮城で暮らし始めますが、今までとは全然違う環境に戸惑い怯えるばかり。更に、一緒に過ごす事で煽られ、暴走した今世王に手酷く強姦され…という展開。

萌え所としては、攻めの執着ぶりと溺愛ぶり。特に足弱が発見されて間がない頃は、また失う恐怖からかちょっとイッちゃってる程の執着を見せます。更に心が通じ合い始めると、今度は「兄上、兄上」とやたら甘え、受けの日常に気を配り、壊れ物のように大切に扱います。
その割には、毎度受けの腰が立たなくなる程ガツガツとエッチで攻め立ててますが…。そう、この作品はやたらと絡みが多いのです…。

あとは、オヤジ受けの可愛さ! 純真で素朴そのものといった感じで、とにかくかわいいのです! そして、やや天然。攻めに抱かれる事で妊娠すると勘違いして慌てたり、自分が泳げると勘違いして「水泳もどき」を皆の前で披露したりと、なんだかほのぼのします。

忘れてはいけないのが、王族を守護する「灰色狼」の一族。こちらは王族を守護する事を至上の喜びとしている為、とにかく二人が幸せならいいとばかりに温かく見守る、親バカのスタンスです。

気になるのが、視点がコロコロ変わる事。主役二人のみならず、侍従達、果ては団子屋の親父まで。話に面白味は出ると思いますが、読みにくさも感じます…。
あと、なんだか凄く簡単な漢字の所が平仮名なのです。「きく」とか「いう」とか「でる」といった感じの。区切りがパッと見では分からず読みにくい…。

今作では受けが宮城の生活に馴染んでいくまでや、最初は強姦から始まった二人の関係が変化していく様が丁寧に書かれています。ファンタジーとしての壮大さや、目を見張る展開はなし。最後に波乱があり、次作に続く…です。どうも結構なシリアス展開になるみたいなので、一ヶ月後の次作発売を楽しみに待ちたいと思います!

9

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