強引にして 酷くして もっと、めちゃくちゃにして……っ

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幼なじみがドMでツンデレなんですが

osananajimi ga dom de tsundere nandesuga

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表題作幼なじみがドMでツンデレなんですが

百瀬都,雀の幼馴染み 高校生,18才
仁井田雀,ドMの会社員 元ヤン,24才

その他の収録作品

  • 懲りない雀のしつけかた
  • あとがき
  • カバー下:ファースト♡コンタクト

あらすじ

サラリーマンの雀は性に奔放なドMのネコ。
後腐れのない関係を好んで、相手をとっかえひっかえして夜を楽しんでいた。
そんな乱れた生活を、どうやら自分に想いを寄せているような幼なじみのモモに注意される。
その注意もモモの気持ちも気づいていないふりをする雀だったが、ある日モモからずっと好きだったと告白されてしまう。
それに対し「一回だけつきあってやる」と答えた雀だったが……。

作品情報

作品名
幼なじみがドMでツンデレなんですが
著者
野花さおり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047345133
3.8

(125)

(40)

萌々

(44)

(26)

中立

(12)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
9
得点
466
評価数
125
平均
3.8 / 5
神率
32%

レビュー投稿数9

モヤモヤする

『イケメンの先輩が実は不器用で鈍感でした』を読み、モモ✕雀の馴れ初めが描かれたこちらを手に取りました。

雀がモブに抱かれている描写があるので苦手な方はご注意下さい。

モモが雀に好きになってもらおうと頑張るところは良かったです。
しかし、モモの気持ちを知っているのに部屋に男を連れ込んで喘ぎ声を聞かせる雀が悪趣味だとしか思えませんでした。
自分より6歳下の子供に声を聞かれることもプレイの一環なの?とモヤモヤします。

ebookは白抜き修正でした。
拘束目隠しオモチャのSMプレイは最初だけで、あとは言葉攻めの普通のえっちでした。
それも良い雰囲気になったと思ったら事後になっていることばかりで残念でした。

0

貞操観念がゆるい

貞操観念ゆるゆるな年上幼なじみをずーーっと追いかけてる年下ワンコがついに幼なじみくんをゲットする本。

年上受ちゃんがなかなかのクズ(性的に)で、、社会人としてアリなの?レベルのゆるゆるちゃんです。幼なじみくんが好きなのか、セックスが好きなのか、、。

ツンデレ受とか、Mみのある受とか、気持ちいいこと大好きな受とか、好きな要素は揃っているはずなのに、なぜかあまり萌えませんでした。

日頃からアレな声を聞かせてたわけだし、自覚してなかったけど、、展開ならもう少ししっくりきたかもしれません。

0

デレ多め

「ドM」で「ツンデレ」のワードに釣られて読んでみたところ…好き好き大好きが溢れた明るい王道展開。

どうにか相手にしてもらって、煽られての初エッチ!震えながらも、雀のドM心をくすぐる攻めっぷり!攻めつつも大好きな気持ちや甘さもあって、ギュンってなりました!!普段は頼りなさげなワンコなのにベッドの上では強くなる年下攻め!大好き!!なんですが…雀の気を揺さぶるための引いて作戦、ちょっと上からな態度すぎて泣いちゃいました…Sとはまた違う…感じの悪さ…雀は気持ちを大爆発させたから結果オーライですが!!
そして、後半になるにつれ、甘さは増すけどエロは減…回数はそこそこあるけど、事後に飛ぶパターンばかりで、もっとちゃんとドMっぷりと、Sの成長っぷりを見せてくださいよ!!となります…モモが幸せそうで、雀もデレ強めになってくんで、とっても素敵な時間だったんでしょうね!というのは伺えますが…連続するとちょっと肩透かし。めちゃくちゃにしてもらうとこ見たかったです!!!

0

2人の関係性が好みでした

んんんんんん////!!!スキ!!!
なんですか!!
この絵に描いたようなツンデレは!!?
めちゃくちゃ好きなんですけど!!!?

イケメンの先輩が実は不器用〜に出てきてた雀くんサイドのお話でした!
あの時から絶対良い受けくんだなとは思っていましたが、予想とは違うタイプの良い受けくんでした!
ほだされツンデレって感じですね笑
好きな子の前でだけ女王様でツンデレ発揮しちゃう系でね、でもベッドではドMになっちゃう系ね。可愛すぎましたー!

モモの平時はヘタレのくせに急にスイッチ入るのも雀くんとバランス取れてて最高に良かった!

あんまりSMではなかったけど(言葉責めくらいかな?)、2人の関係性が私の好みど真ん中だったので大満足でした!

ずっと見てられる系の良いカップルでございました。ありがとうございました。

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ふと思い出す作品

3年前に借りて読んで、その後タイトルと作者名を忘れていました。
タイトルは忘れたのに、なぜかたまに思い出すんです、内容を。
似た設定のものを読んでは「あれ?これじゃなかった」というのを数回繰り返した結果、今回やっと見つけました。
これって、「ひねくれさくらー」の作者さんが描いたものだったんですね!

幼い頃からアパートの隣室に住む6歳年上の雀を一途に思い続けるモモ。
モモの気持ちに気付きながらも、連日のように違う男につけられた傷を隠しもしない雀だったが…。

ドMとかドSとか、ドがつかなくてもあまり得意ではないし、ツンデレ苦手な方です。
わたしと同じように感じて、タイトルで手に取るのをやめている方に言いたい。
大丈夫です。思っているようなドMでもツンデレでもありません。

気付いていたけど触れずにいたモモの気持ちを告げらたことから、2人の関係が大きく変わっていきます。
「1回付き合ってやる」という雀の返事に、高3のモモは一生懸命盛りだくさんにいろんなことを詰め込んだデートを用意します。それに対して雀の反応は…。
「同世代の女子なら喜んだかもな」でした。
6年の年の差だけじゃなく、同性と付き合うことすら未経験のモモに線を引いてくる。
雀にとっては「一回付き合う」=「一回寝てやる」なんですよね。
結局フルコースでそっちもお試しするのですが、漏れ聞こえる声で雀の嗜好を知っていたモモが大活躍します。自分のやりたいことよりも、相手が望むこと。嫌だけど、雀がそれを好きなら、というモモの思いが真っ直ぐで眩しい…。

基本的に小さな頃から「雀に好きになってもらうために」いろいろなことをやってきたモモ。「強い男が好きなんだ!」と思って始めた剣道は主将を務めるほど。雀のためなら何だって一生懸命というのが、わんこ→年を重ねてスパダリ化を予感させました。

その後の雀の心境の変化の描写が素晴らしいです。
まずからだが変わります。他の男としようとしてもモモの顔が浮かんで無理になる。
次に気持ちが。忙しくて会えないというモモに不満を抱えつつ、頭の中はモモのことでいっぱいに。バスの中で隣にいたはずのモモの気配を思い出すシーンは、しっかり切なさを味わえました。

年の差は埋まらないし、追いつくこともできない。
モモの苦しみを雀にぶつけたシーンもすごく印象的で、こういう気持ちの流れや感情の爆発を自然な流れで読ませてもらえたのが、この作品のことをふと思い出して「また読みたい」と思った大きな一因です。
ちゃんと考える。しっかり伝える。受け止める。
ノリや流されて絆されるのではなく、遊び放題だった24才のリーマンが、10数年前から知っているガキンチョの思いに向き合って、恋に落ちる過程が過不足なく描かれているのです。

読み応え、あると思います。
この先、どんどん大人になっていくモモの掌の上で、時々いじわるされながらも愛される雀が目に浮かぶ。
しあわせな気分で読み終われる作品です。

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