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表題作甘い毒

渡名嬉雅也,プラントハンター
神崎浩基,天才調香師,28才

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  • あとがき

あらすじ

新作の香水を作るため、幻の蘭を求めてプラントハンター・渡名嬉雅也と共にボルネオの奥地に赴くことになった、若き天才調香師・神崎浩基。
だが、別名『蘭を抱く男』と呼ばれる雅也の荒削りな優雅さと野性的な強さは浩基を翻弄し、いつしかその激しさに囚われていく自分を感じる。
そしてまた雅也も、冷静さの下に隠された浩基の情熱的な面を見抜き、心を奪われていくのだった…。
熱帯の幻の花と濃密な官能が匂い立つ、眩惑のセンシュアル・セント。

作品情報

作品名
甘い毒
著者
松岡なつき 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784883027200
2.8

(5)

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萌々

(0)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

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レビュー数
3
得点
13
評価数
5
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

プラントハンター×調香師

強引な社長のせいで特殊な蘭の花をもとめてボルネオの奥地へと赴く事になってしまったクールビューティな天才調香師、神崎。
そんな彼のため案内人としてプラントハンターの一人の男が呼ばれた。
『蘭を抱く男』なんていうあだ名を持つ野性的な男、渡名嬉。
出逢ってすぐに口説いてくる渡名嬉に辟易しながらも、いつしかその強さに惹かれていく神崎だったが……

攻のプラントハンターっていう設定がおもしろかったです。
製薬会社や好事家からの依頼で薬の材料やめずらしい植物をもとめて世界中をめぐる人たち。
ツンツンしているクールビューティの眼鏡青年と、そんな彼に迫るフェロモンたっぷりで強引な男と。

初めの方、渡名嬉といるときの神崎の空想というか妄想に思わず笑ってしまった。
なんだかんだと彼の思考は結構乙女でした。ツンデレオトメ??

松岡さんの作品に出てくる「なんという○○!!」っていう表現が翻訳っぽいなあといつも思います。
や、だから何というわけでもないけれど。

神崎が渡名嬉に惹かれていく過程がちょっと急に見えたのが残念でした。
彼の胸の内とかもラスト周辺で語られるんですが、そのせいもあってかちょっと後付けっぽい印象。

ところでお互いの気持ちを知った二人は美しいジャングルの青空の下で結ばれるワケですが……
大丈夫なのかといらん心配をしてしまう私です。
だってホラ虫とか……
そこにくるまで結構リアルにジャングルの描写があっただけに心配です。
ツッコミ禁止?

円陣さんのイラストが本当に美しくてときめきでした。
神崎は超美人だし、渡名嬉のほくろ(私的ポイント)はほんとエロい。
眼福でした。

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お仕事物?

調香師の受けが主人公になったお仕事物と思って読むと、モエが倍増。
大人のロマンスだと思います。
当て馬くんがかわいそうだったけど。

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珍しいお仕事です

松岡さんの作品を読むのはこの作品で3冊目なのですが、これまで読んだ作品はどれも外国や外国人が登場して、松岡さんと言えば外国というイメージが私の中にあるのですが、この作品も外国が大いに関わっていました。
主人公は2人とも日本人なのですが、渡名嬉は沖縄出身の明らかに外国人の血が混じっている外見をしていて、世界中を回って珍しい植物を探してくる逞しい野性的な男性です。
一方、調香師の神崎は幼い頃からエリート街道を順調に進んできたいかにもスマートなスーツが似合う少しプライドも高い美人系の男性。
全く違うタイプの2人が、知り合っていきなり外国を旅することになって、一体どうなっていくのかというのが読みどころ。
調香師とプラントハンターという珍しい職業設定も興味深かったです。

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